SLツーシン

いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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「強みを磨き、弱みを改革」 コマツ 坂根正弘会長の講演

コマツ経営構造改革
強みを磨き、弱みを改革

というタイトルで、コマツ坂根正弘会長のお話を伺いました。

感想をひとことで言い表すと
「経営者としての器の大きさ実感した」
という感じです。

社長就任後、6年間で売上倍増し、なんと2兆円に。
営業利益130億円の赤字から、3328憶の黒字へとV字回復。
利益率はなんと15%近くもある。

海外売上比率が85%、従業員の半分が外国人という、
超グローバル企業なのに、なんというか、MBA的なカタカナ経営用語は
一切出てこない。語られる言葉は極めて具体的で、実績に基づき
自信にあふれ、わかりやすく明快。

坂根さんの言葉を聞いていると、会社経営なんて、実は簡単なのではないか。
そんな勘違いさえしてしまいそうです。
そして、部下として、社員として働くならば、こんな恵まれた環境はないだろうな、
と思いました。


経営構造改革ののキーワード
として挙げられていたのは以下の4点です。

経営のみえる化
成長とコストの分離
強みを磨き、弱みを改革
大手術は1回だけ


なんというか、まあ、特殊なことはおっしゃっていません。
ですが、一つ一つの裏付けとして語られた具体例は
非常に合理的でわかりやすく、納得感の高いものでした。


例として①の経営の見える化では、
競合であり、どうしても勝てない相手である、米キャタピラー社と
固定費、変動費、製品原価の比較を分かりやすいグラフにまとめ、
経営陣、社員はもちろん、関連会社の方々にもすべて公開し、
固定費の削減に集中したという事例を。

②の成長とコストの分離に関しては、小泉改革の間違いを指摘しながら、
何にコストを投下すべきで、どこを削るべきか、という明確な指針を。

③の強み、弱みのお話では、コマツだけでなく、日本人全体の
メンタリティや行動を踏まえて、日本人が陥りやすい、弱みの
分析による改善改良だけではうまくいかないことを、熱く語って
おられました。



全体を通して一番すごいと思ったのは、
■「やらなくていいこと」を明言する
という、強い発信力と、肝の据わり方です。


「やるべきこと」を声だかに叫ぶリーダーは掃いて捨てるほどいますが、
「やらなくていいこと」をしっかりと明言できるリーダーはそういないと思います。


この姿勢は大変参考になりました。

今回のお話の中でも
(本社の決算対応の経理担当に対して)
「何年かに一度確認するような仕事はしなくていい」と明言して
決算発表のタイミングを1か月以上も早めた話。

「日本にしか売れないものは作らない」ということを守るために、
「お得意さんからのカスタム注文は断っていい」ということを明言した
というお話。

建設機械のマイナーチェンジの際には、「コストダウンの改善は
一切やらなくていい」という決断の話。
(フルモデルチェンジの時に、すべてをやりきるということにして、
業務の手間を削減する目的)

などなどなど・・・・。
聞いていて、本当にきもちいい、言い切り方でした。

経営者として、なんとなく決断できないような内容を
ズバズバ「やらなくていい」と言い切れる力。

これが、急激なV字回復を成し遂げる経営者の胆力だと
感じました。


今の仕事において、大きな目的を達成するために、「やらなくていいこと」
ってないだろうか。なんとなく、優先順位の低いことでも、念のためにやっている
みたいなことってないだろうか?ということを考えてみたいと思います。

あとは、「固定費の削減」の部分ですね。
本当の意味での「固定費」もありますが、時間の使い方の「固定費」的な部分とか、
いろいろ削減できる部分はあると思います。

成長に関係のないコストといえばいいのかもしれません。

限りないダントツ経営への挑戦―強みを磨き弱みを改革

限りないダントツ経営への挑戦―強みを磨き弱みを改革



PS
個人的には、グローバル経済の行方について、確信を深めました。
ピンチはチャンスとは、まさにこのことですね。








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[ 2008/11/28 00:00 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

実はズボラだった冒険家、三浦雄一郎さん

三浦雄一郎さんのお話を伺いました。

著名な冒険家として知ってはいましたが、その素顔を伺って、驚きました。

今年、75歳で2回目のエベレスト登頂に成功されたのですが、決して体調が万全ではなく、
何と半年前に心臓手術を受けたばかりだったそうです。

若い頃にエベレストを直滑降で滑り降りたり、7大大陸の最高峰を滑った
業績は有名ですが、冒険旅行を辞めた60代のころには、暴飲暴食がたたり、
高血圧、高脂血症、糖尿とありとあらゆる成人病にかかり、不整脈もひどい
状態になっていた。

だけど、これまた偉大な冒険家でご尊父の三浦敬三さんの、90歳を超えての
チャレンジに刺激されたのか、70歳を目標にエベレスト登頂を成功させる
という目標をたて、トレーニングをやり直し、見事成功されたのだそうです。

トレーニング開始直後は、近所の幼稚園が遠足に行くような山に登るのも
大変なくらいまで体力が落ちていたと告白されていました。

その状態からエベレストを目指してみようと思われた、その意志力に
まず、感服しました。

なんというか、自分の意思に対して素直というか、愚直というか。
なので「だらけてもいいんだ」って思うと、徹底して怠惰な毎日を過ごしてしまう。
しかし、いったん「決意」を新たにすると、絶対にその意志をゆがめない。
そういう単純明解な強さを感じました。

お話を伺うにつれ、父上の「敬三さん」の活躍ぶりの方にも感銘をうけたのですが、
そのお父様の健康の秘訣を最後におしえていただきました。

ひとつは「べろ出し体操」。口をあけ、舌を思いっきり下方向に出す。
これを150回とか繰り返すそうです。毎朝。
表情筋のトレーニング、健康法に近いのかもしれません。

あと、もうひとつがスペシャル健康ドリンク。
牛乳にゴマの粉、きなこ、黒糖、ヨーグルト、酢卵(酢に殻ごと漬けた卵らしいです)を溶いたものを毎日飲んでいたそうです。

んー。信じて実行するには、結構勇気いりますね。

三浦雄一郎流「生きがい」健康術 デブでズボラがエベレストに登れた理由
三浦雄一郎流「生きがい」健康術 デブでズボラがエベレストに登れた理由


[ 2008/11/25 00:00 ] 講演会 | TB(1) | CM(0)

竹中式マトリクス勉強法 竹中 平蔵

竹中式 マトリクス勉強法 竹中 平蔵 著
を読みました。
竹中式マトリクス勉強法
竹中式マトリクス勉強法

この本の何がすごいって、まず、目次がすごくわかりやすい。

目次
第1章 マトリクス勉強法とは?
第2章 竹中式勉強法 9の極意
第3章 竹中式記憶勉強法5の極意
第4章 竹中式英語勉強法7の極意
第5章 竹中式経済勉強法9の極意
第6章 世界に通じる勉強5の極意



目次がわかりやすくまとまっている本というのはそれだけで良著です。

なぜなら、作者がまず、全体の構成をきちっと考えてから、ヌケモレのないように
ロジックツリーのように論旨を展開していることがよくわかるからです。

最初にインパクトのあるネーミングで、自身のメソッドを顕在化し、
以降の章はすべて「○の極意」と箇条書きでまとめている。
この箇条書きのタイトルを追うだけで、最初に読むときも、読み返すときも
すっと内容に入っていけます。

速読法やレバレッジリーディングの手法のひとつに、まず目次を見て
全体の内容を把握し、「この本からいったい何を学ぶか」ということを
きちっと決めてから読み始める、というやり方があります。

私もそのやり方で読むのですが、この本の目次はそのようなやり方に
ぴったりです。ありそうで、なかなかないのが、目次が理路整然と
まとまっている本です。内容も凄いが、まとめ方もすばらしい。

これは、竹中さんの指向なのか、幻冬舎の編集者がすごいのか。

幻冬舎の本は、企画の切り口、売り方のエッジの利かせ方、
最も伝わりやすいフォーマットなどに、とことんこだわった本が多い。

しかも、この本は消費税を入れても1000円でおつりがきます。

10万部売れる本がさらに倍売れるようなパッケージだと思います。
まずは、そこに感嘆しました。さすがです。見習いたいです。




さて、話はちょっとそれましたが、肝腎の「マトリクス勉強法」の内容です。

立ち読みサイトに画像があったので、切り取って貼ってみました。↓

竹中式マトリクス勉強法

「勉強したいことがみつかれば、成功したも同然」
と語る竹中さんは、上記のような4象限のマトリクスで、
何を勉強すべきかをきちんと整理してみることが必要だ、と説いています。

はっきりとなすべき目標を定めて、あとは地道に努力するだけだ、と。
ヤンキースの松井選手の言葉を借りて、
「努力できることが才能」と述べています。



そして、竹中式の勉強法の極意としては
以下の9条を挙げています。

≪竹中式勉強法9つの極意≫
1.常に目標を2つ持て
2.逆算して計画せよ
3.何事も基本がすべて
4.よきライバルを持て
5.メモを持ち歩け
6.時間は作るもの
7.人と群れるな
8.自分のためにカネを使え
9.よく寝よ





竹中式は決して魔法のように一夜で成果が出るものではありません。
努力、努力、努力という言葉が続きます。

ですが、帯の言葉にに「1の努力で10の成果」とあるように、
最小の努力で、最大の成果、目標達成のための最短距離をはしる、
正しい努力の仕方を教えてくれているように思いました。

個人的には竹中さんが学生時代から努力されてきた経緯がよくわかり、
こういった行動の積み重ねが、抜きん出たキャリアや業績となって
現れるのだということを身にしみて感じました。

竹中さんのことが、より好きになりました。「小泉・竹中改革の弊害」といろいろ言う人も
いますが、後に語られるほどのイノベーションをやりきった方だと思います。

身が引き締まる思いがした1冊でした。









[ 2008/11/24 20:14 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

東大合格生のノートはかならず美しい

なんか、15万部くらい売れているという、話題の
東大合格生ノートはかならず美しい
を読みました。
東大合格生のノートはかならず美しい
東大合格生のノートはかならず美しい

まえがきの「はじめに」を読んでびっくりしたのですが、著者の太田あやさんというのは、
ものすごく身近に接点のある方でした。まったく面識はありませんが・・・。

なんか、アマゾンの書評でもさんざん酷評され、荒らし行為すれすれの仕打ちまで
受けているこの本。ちょっとひいき目に見てあげたいと思います。

まず、装丁や編集の構成、アートディレクションは素晴らしいですよ。
書店店頭でザーっと眺めた感じだと、すごく素晴らしい内容がつまっている
感じがします。読み手を飽きさせない工夫もたくさん。
このあたりの工夫はそのへんのビジネス関連書籍とは違います。

要点のまとめの箇所もいくつかいあるし、
インタビューもあれば、実例を示しているところもあるし、本の制作と同時進行で
理想のノートをコクヨさんと共同開発するという企画もあったりと、なかなか面白い。


ですが、肝心の東大生ノートが大してきれいではない。(苦笑)
いや、きれいなのはきれいなんだけど、読み手の心を揺さぶる
ような何かがあるわけではない。

大した特徴があるわけでもなく、単に真面目なノート
これなら、クラスに数人はいるレベルです。

はっきり言って、古文のノートは俺のノートの方が美しかった。
と断言できるレベルです。ふふふ。


あと、致命的なのは、
東大ノート「7つの法則」というまとめ。
このまとめが、無理に頭文字を
「と」「お」「だ」「い」「の」「お」「と」
という7つにまとめようとしているので、
グダグダになっている。

法則の肝心な要点ではなく
「とにかく」「とうぜん」「ノートは」などと
本質をとらえてない言葉選びをしてしまっているので、
まったく心に残らない。

この7つの法則のまとめ方がもうちょっと
腑に落ちるかんじだったらなぁ・・・。
言っていることは悪くないんだけど。

と思いました。

がんばれー!!






[ 2008/11/23 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

[非公認] Googleの入社試験

[非公認] Google入社試験 という本を読みました。
グーグル入社試験としては、謎の人材募集広告が有名ですが、
そんなグーグルだったら、こんな問題を出すだろう、という予想問題集です。
[非公認] Googleの入社試験[非公認] Googleの入社試験

先日紹介した、細谷功さんのフェルミ推定に近い問題も多く掲載されています。

ですが、そういうのはコンサルティング会社の入社試験のレベル。
グーグル入社試験には、それを超越した、軽やかなユーモアに富んだ
解答が求めれらるのではないか? そういう論調でした。

掲載されていた質問のなかで、飲み会でもつかえそうな簡単なネタをいくつか。
(ネタばれになるので、まだ読了してない方は注意)

①1日に時計の長針と短針は何回重なるか?

②How much should you charge to wash all the window in Seattle?
(シアトルにあるすべての窓ガラスを拭くとして、あなたは代金を
いくら請求しますか?)

③8歳の甥に「データベース」の意味を3つの文で説明しなさい

④検索技術の次の大いなる飛躍とはなんでしょう?










========================
(ネタばれ注意)

以下解答例です。
22回
これは、正解が一つしかない明解な答えですね。
答え方、ロジカルで完結な説明の仕方が問われるのではないでしょうか?
スタートの0時00分を数えるべきか、数えないべきか・・・あたりで固まって
しまった人は「地頭力」の本を読んでみてください。



②これが、グーグル流入社試験の真骨頂でしょう。
見積もりの質問ですから、金銭感覚を試されているのかもしれない。
大雑把に捉えて、倍半分の精度で答えをだす、フェルミ推定的な
思考プロセスをチェックされているのかもしれない。

この本での模範解答とされているのは、「代金はいらない」というものでした。

原文のまま「wash」(洗う)だけでよく、主語がないのなら、代金はいらない。
なぜなら、シアトルは雨期が長く、雨がよく降るので、
何もしなくても、すべての窓は勝手に洗われてくれるから。


そういう回答でした。
フェルミ推定でそれらしい数字を出せた人はそれでokと思います)




これも正解がないですよね。
この本にはひとつの参考例として以下の答え方が記されていました。

ここに気にの本棚があるよね
本棚は、好きな本を出したり入れたり、並べ替えて整理したりできるね」
この本棚みたいに、データというのものを出し入れしたり、整理したりできるものがデータベースだよ。


んー。つまらんですね。これでは受かりそうにないです。




グーグルの技術者が普通に答えてしまった、つまらない答えとしての模範解答は・・・

オントロジーを用いたセマンティックウェブによる、Webページの「意味」を踏まえた検索


ということでした。



============================

どうこたえるのか、また、それがどう評価されるのか?

私の結論としては、何かテクニックを用いて、うまくふるまおうとしても
意味がない。結局は自分のスタイル、方法論を持っていて、それを
「アンカー」として、説得力のある意見を言える人が強いのではないか?


そういう結論に至りました。
[ 2008/11/22 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

グーグル検索、開設後3日で1位表示に

このブログは2008年の11月17日にスタートしました。
(それ以前の記事はすべて、別に書いていたものの少しずつ転載したものです)

ブログが検索エンジン最適化(SEO)に強いというのは聞いていたのですが、
こんな読者が10人もいないようなブログはどうなんだろうと、思ってました。

ですが、開始から3日後で、ブログタイトルの「SLツーシン」というワードで
グーグル検索で1位表示されるようになりました。
(Yahoo検索は全くだめです)

結構、びっくりしました。
グーグルクローラーって、ほんとに隅々まですごい頻度でクロールしているんですね。

しかし、なんで日本はYahoo検索が強いんですかね?
個人的な使用では全く使いませんが。ヤフー検索。

SLツーシン
[ 2008/11/21 00:00 ] Web | TB(0) | CM(0)

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える」 で有名な、ザカティーコンサルティング ディレクター細谷功さんの講演会に行ってきました。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力」とは、問題解決のための思考方法です。

大切なポイントは、
「結論」から考える
「全体」から考える
「単純」に考える

この3点。

今は、考えることがかつてないほど重要な時代になってきている。

インターネットにより、素人でも専門家並みの情報が入手可能な状況。
だからこそ、情報に依存する姿勢が非常に危険なんだそうです。

Web2.0の世界では「どれだけ考えられるか」で差別化を図る時代。

そうした時代に生き残れるタイプの人間を、細谷さんは
「地頭型多能人」(バーサタイリスト)と呼んでいます。

そんな地頭力を測定、訓練する思考方法の一つに、「フェルミ推定」があります。

フェルミ推定とは・・・
一見算出が困難な数量を、短時間で手元にある簡単な数字で推測すること。

細谷功さんによると・・・
「すべての人が同じ土俵に立って考えるための問題」なんだそうです。

たとえば・・・
「日本全国に電柱は何本あるか・・・3分以内に類推して数を答えなさい」
という質問が例題として出ました。
使っていいのは、紙とペンだけ。電卓やPC、携帯電話はNGです。
類題としては、「美容室の数」「葬儀屋の数」なども。

どうですか? みなさんも考えてみてください。

私は「電柱」はすぐに結論が出ました。1分くらい余ったので、
「美容室」もやってみました。

答え合わせの結果・・・「電柱」は見事にビンゴ! ズバピタでした。
しかし「美容院」は計算間違いで、ひとケタ外してしまいました・・・。(>_<)


この手の問題が出題されたときに大切なポイントというのは以下の点だそうです。

■知的ファイティングポーズをとれるか?
→そんなのわかるわけないよ、という姿勢が一番いけない。
それでも意思決定は必要です。

■とにかく制限時間で答えがだせるか。
→3分じゃ短すぎてできないよ、と思った人。
じゃあ、いくらあれば足りますか? 
腹がくくれるかどうかがポイント。

■「前提条件」を決めて前に進めるか?
→電柱って、送電線も含めるの?地中にあるやつもあるよね。
もっと詳しい前提条件を決めてくれないと・・・と思ったあなた。
ビジネスの場ではあなたが専門家です。あなたが定義を決めてください。

■「情報がない」ときにどこまで粘れるか?
→もっと情報を集めてから考えたいなぁ・・・と思った人。
集めたらもっと悩みが増えますよ。

■「正確性」でなく、「算出プロセス」が重要
→もともと正解などない。ビジネスにおいては。ほとんどの場合。



その他にお話の中で面白かったのは、質問者と回答者のやりとりが
なぜしっくりこないか?というお話のところ。

ビジネスシーンにおいて、聞いている方は、それほどの精度は
期待していないことが多いということ。

聞く側は 大体の範囲で聞いている。
答える側は 狭い範囲で正確に答えようとするので、答えれらなくなる。

これは、私の経験上もよくあります。

こちらとしては、うまくいっているのか、いってないのか。
うまくいっているなら、1割増しなのか3割増しなのか、
ざっくりとした感触を聞いているのに、もっと細かいことが気になってしまい、
「わかりません。自信ありません。戻って資料を確認します・・・」となることが
よくあります。(本当はざっくりも捉えられてないかもしれませんが)

この場合、「最小値と最大値の範囲を示すだけでも十分意味がある」そうです。
確かに、これは答え方としていい逃げ方ですね。
「詳しくは覚えてませんが10‐20%アップくらいで推移してます」
そういえたら、上司は大体の判断ができますよね。



つまるところ、フェルミ推定とは
「つかみどころのない漠然とした対象物にどのようにアプローチすべきだろうか」
というときの思考方法です。


自分の身の回りの事例から推察するズームアウト型→これはダメ
わかるところだけを調べて推察する虫食い型→これもダメ
全体を俯瞰して、ざっくり区分して推察するフレームワーク型→これが大切です。

細谷功さんは後半にこうまとめられていました。

地頭力とは「離れて」考えること。

向こう側に離れる(仮説思考力)←道筋が見える
「上空」に離れる(フレームワーク思考力)←全体が見える

フェルミ推定を正しく行えるようになると、少ない情報の中での
いい加減な推定でも、桁数くらいは合ってくるそうです。

それくらいの頭の使い方をするかどうか
倍半分くらいの精度でわかればOKというスタンスで、
ぐんぐん類推を進められるか。物事を決めていけるか。

フェルミ推定では、「時間」を「精度」に優先させる訓練ができるということです。

正解がない時代、スピードが重視される現代において、この地頭力
は特に重要となる状況ではないでしょうか。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
(2007/12/07)
細谷 功

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いま、すぐはじめる地頭力いま、すぐはじめる地頭力
(2008/06/11)
細谷 功

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[ 2008/11/17 00:35 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

次世代マーケティングプラットフォーム

今週は読むべき本がたまってしまって、アップアップしながら、何冊かナナメ読みをしたのですが、その中のひとつ、「次世代マーケティングプラットフォーム」(湯川鶴章 著)という本が非常に面白かった。これは、しっかり読みました。



ちょうど、会社で広告出稿の成果報告を受けているときに、グーグルの「アドワーズ」よりも「アドセンス」の獲得効率の方が高くなっている、ということを聞いてから、次世代のマーケティングは「単なる検索」のレベルから、本当の「行動ターゲティング」へと移り始めているのかも知れない、と思ったことが影響しているのかもしれません。


僕は本を読むときには、赤線を引いたり、しるしをつけたりすることはしないのですが、この本はしるしをつけたい個所が満載で、付箋を貼りながら読んだら、付箋が30枚くらいになりました。

それくらい、これからのWeb環境を取り巻く世界を想像するなかで示唆に富んだ内容でした。(まだ、完全には理解できていないけれど)

当初は「グーグルVS電通」という書名で執筆しようとされていた本書。
取材を進めていく中で、「そういうレベルの話ではない」と気づき、「次世代マーケティングプラットフォーム」とタイトルを変えたそうです。


未来を想像するためには、「まず、究極の未来の方向性を想像する。
そして、その方向性に向けて、技術やサービスがどの地点まで来ているのか、現在地を確認する。究極の未来と現在地がわかれば、その中間点に位置するのが近未来である」と冒頭にあります。
「広告やマーケティングの究極の姿がどこにあるのか?」という想像はそんなに難しいことではない、と著者は述べています。

取材の中で電通社員にヒアリングしたときのことを書いている部分があるのですが、
「テレビCMが崩壊することであろうということを理解していない人間など(電通のなかに)一人もいません。問題はいつ崩壊するかなんです。その時期に対する認識の違いが、今後の戦略に対する意見の違いになっているんです」
という部分がありました。

確かに、究極の未来図は業界の人間にはほぼ見えているのかもしれません。
それがどれくらいのスピードでやってくるか?という認識の違いだけなんだなと思いました。


著者が「究極の未来」のわかりやすい例として、何度も挙げているのが「21世紀の三河屋さん」という例えです。
そうです、あの「サザエさん」の御用聞きの「三河屋さん」です。

インターネットを通じた「三河屋さん」になるにはどうすればいいのか?

サザエさんが「醤油」と検索したから、「あ、醤油が切れたのかな」と気づいているのでは遅い。
サザエさんが世間話で「この頃うちの父さんの血圧が高くてねー」という声を聞きつけて、すっと「減塩醤油」差し出すようにならないといけない。

そのためには、1社が入手した顧客行動の情報だけでなく、複数の会社が手に入れた顧客の行動情報をシェアして、作り上げる「次世代マーケティングプラットフォーム」が効力を発揮する、というのが全体の論調です。

複数の会社というのは、ネット企業だけでなく、リアル企業のデータも含まれます。
ネット上の「閲覧サイト」「発言内容」「購買商品」「メールの内容」といった履歴によるターゲティングだけなく、「リアルの場」での行動データも融合されて蓄積される必要があるということです。

たとえば、グーグルとアマゾンとセブンイレブンと西友と伊勢丹とフジテレビとVISAカードが、顧客情報を開示し合ってそれぞれのマーケティング活動に利用したとしたら、どんなビジネスが可能になるだろうか?
そんなことを考えました。

あなたは「究極の未来」が想像できますか?

そういうことを想像した上での「次世代マーケティングプラットフォーム」が台頭してくるという内容です。

今、その位置に一番ちかいのが「オムニチュア」「セールスフォース」「ダブルクリック」の3社だそうです。「オムニチュア」は私たちも採用している「サイトカタリスト」というWeb解析ツールを販売している会社ですね。
この会社が展開する「ジェネシス」というシステムはすでに160社の顧客の行動データを統合してマーケティングができる基盤として運用されているそうです。
(日本での展開も10月より開始しているとのこと)



さあ、そうなったときに、必要なのは何でしょうか?

「信頼」「パーミッション」「プライバシー」「オープン化」あたりがキーワードとして挙がっていました。みなさんはどのような「究極の姿」を想像しますか?

そして今、その山の何合目をどれくらいのスピードで上っているのでしょうか?

いやあ、楽しいですね。こういうことを考えるのは。
(ちょっと難しすぎましたかね?)

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
(2008/09/27)
湯川 鶴章

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PS
今週末はちょっと寒かったせいか、それともアレルギーのせいか、
咳がでるので、泳ぎに行くのをやめました。
でも、1回でも抜けると次も続けられるのか?という恐怖感がでますね。
「継続は力なり」ということの重みを感じています。
[ 2008/11/10 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

今まででいちばん役に立った動画

日曜日に相模湾(江ノ島沖)で乗合船による釣り行ってきました
小学生の息子も一緒に参加です。
狙いは「イナダ」。
お寿司屋さんでいいう「はまち」(関西地方の呼び名)です。

朝6時に平塚港を出港して、釣り場についたのが7時ころ。
その後、全然釣れない時間が3時間くらい続いたのですが、
お昼頃になってやっとボツボツ釣れ始めて、最終的にはこどもでも
ソーダガツオやサバなんかを釣ることができました。

僕もイナダ(はまち)が4本も釣れたので、日曜、月曜と刺身三昧でした。
ただ、困ったのが、魚のさばき方です。
これほど大きな魚(50センチくらい)をさばいたことがないので、
料理本のアジの開き方なんかを見ながら悪戦苦闘したのですが、あんまり
うまくいかない。なんせ、大きさが3倍くらいありますからね。

ネットで検索してみると、YouTubeにそのものズバリの
「イナダのさばき方」という動画があり、
めちゃめちゃわかりやすく、参考になりました。



これまでYouTubeを見てきて、一番実用的で役に立ったかもしれない。(笑)
こういう知恵の共有は本当にいいですね。

よく切れる出刃包丁がほしくなりました。


[ 2008/11/05 00:00 ] 趣味 | TB(0) | CM(0)

ビジネスプロフェッショナルの仕事力

私は個人資産の運用・投資というものに全く無頓着で、何の投資活動もしていないのですが、投資の指南書と呼ばれるものはいくつか読んでいます。

いろいろ読む中で、一番納得度の高かったのは、「世界分散投資」という考え方です。木村剛さんの本で読んだのだと思いますが。

景気や株価の起伏は、その国の状況や、企業の業績、評価などに左右されるが、大きく全体でみると、有史以来、地球規模での経済活動は拡大の一途をたどっている。

世界全体の資産は一度も減少したことがない。NYがブラックマンデーに襲われても、日本や新興国は拡大を続けていた。
世界規模で均等に分散投資ができれば、理論上は必ず資産価値があがる。これは有史以来続いてきた絶対的な法則であり、最も安全な投資方法である。

そういうような内容でした。
確かに、誰も否定できない完璧な理論のように思えました。どんな投資の権威であっても、このことを完全に否定することは不可能でしょう。なぜなら、有史以来の史実だからです。大きなファンドなどは、この考え方に応じて分散投資しているのだと思います。

ただ、現実的には、個人で世界に均等に分散投資をすることは不可能と思えたので、何の行動のしようもありませんでした。(まあ、やる気もないんですが)


しかし、今回の世界的な金融危機で、こののことすら、絶対でないということを思い知りました。

過去の教訓を生かすことは大切ですが、過去におこったことから、未来をすべて予測することは不可能であるということですね。


最近、つとにそう思うのですが、自分自身の思考が「コピペ的」になってきている気がします。
情報があふれる時代なので、何かにぶつかるとすぐに検索し、見つけ、コピペする。

それで、自分がわかった気になっている。

自分で答えを見つけた気になっているけれど、以前より、より権威的、組織的な意見や世論に惑わされやすくなっているのではないか。
そう思います。

自分で情報を取捨選択しているといっても、それは検索エンジンのランキングであったり、著名人や権威の肩書であったり、匿名掲示板の無責任の集合による論調であったり、そういう全体意見のコピペを多用するようになっただけ、という気がします。


自分の頭で考えることの大切さを思い知るわけですが、自分だけの独自の論調を持つってことは可能なんだろうか?という疑問にもぶち当たります。


そんな悩める子羊に救いの手?を差し伸べてくれるた?のが、今週の1冊です。

ビジネスプロフェッショナルの仕事力

ネット時代の大量で錯綜した情報からいかに仕事に有益な知恵を生み出すか。
本書は情報活用力に定評のある7人のプロがその極意を公開します。

という本です。
〇7人の識者とは、以下の方々です。
御立尚資
本田直之
勝間和代
石田淳
糸井重里
田坂広志
冨山和彦氏

今、話題のビジネス関連書をたくさん書いている方たちですし、それぞれの方々の考えの一番核心のところのエッセンスが詰まっているので、非常に内容の濃い本です。


一番、読んでいて印象深かったのは、本田尚之さんの章の「第2章 ライバルの前例をレバレッジする」という部分です。

書籍や雑誌は先人の知恵や思考にかけた時間をレバレッジするための道具として利用する。
ということです。

一番大切なリソースは「時間」である。いかに短時間で成果があげられるかと意識する。

応用で済ませられる分野は、徹底的にライバルや他社のやり方を研究して、レバレッジをかける。
(本や雑誌で学ぶのはこの部分)
一方で独自の視点や戦略を練ることには十分に時間も手間もかけることが大切。
力の入れ方にメリハリをつけるわけです。
劣後順位を決めて、劣後的なものは徹底的に人のものを参考にする。
だけど、核心の部分は自分の手をかけ、リソースも注ぎ込む
このバランスをうまく調整することが、少ない労力でリターンを最大化する要諦といえます。
とありました。

確かに、書籍や雑誌からのインプットが目的化してしまって、そこに時間のほとんどを費やしているだけでは前進しないわけです。
大切なのは、目的を決めてそれにどう役立てるのかという意識を持って、情報収集や勉強をすることだと思います。

本田 直之さんのレバレッジシリーズ
の書籍もお勧めです。

[ 2008/11/04 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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