SLツーシン

いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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インターネットが選挙を変える?

金曜日にお茶の水のデジタルハリウッドで「インターネットが選挙を変える?」というディスカッションイベントがあり、オバマ現象のカラクリ の田中慎一さんも、講演されるということだったので、聞きに行ってきました。

■ゲストスピーカーは以下のメンバー
・第一部 
田中慎一さん (フライシュマンヒラード・ジャパン株式会社 代表取締役CEO)
伊藤伸さん (構想日本)

・第二部 パネルディスカッション
田中慎一さん (フライシュマンヒラード・ジャパン株式会社 代表取締役CEO)
佐藤大吾さん (NPO法人ドットジェイピー理事長)
西村豊さん(株式会社フォーナイン・ストラテジーズ代表)
伊藤伸さん (構想日本)
楠 正憲さん (ブロガー・国際大学GLOCOM 客員研究員)
河野 太郎さん(自民党 衆議院議員)
鈴木 寛さん(民主党 参議院議員) 


田中さんのお話は、基本、書籍の内容をトレースしたものでした。
当日の資料が田中さんのブログにアップされていましたので、転載させていただきます。


ただ、追加情報として、大統領指名後、就任までの間のネット戦略の部分は初めて聞きました。

選挙期間中の個人サイト「Barackobama.com」では、「発信」をし、「共感」を醸成する。

選挙当選後、任命までの間は「Change.GOV」を運営し、「受信」をしながら、「共感をコントロール」していた。(内容は、一般人からの政策提案と、それに対するボーティングを受け付けるサイトだそうです)
コントロールの意味は、オープンな議論をすることによって、どのような政策が求められており、それに対する世論の反応はどちらにかたむいているのか。それをリアルタイムで確認するため。オープンにすると、コミュニティの自浄作用から、そんなに荒れたサイトにはならないそうです。

そして、就任してからは「Whitehouse.GOV」にて、再度「発信」し、「共感を参画へ」変えていっているそうです。

オバマ大統領の就任後のネット戦略については、知らなかったので、勉強になりました。


このディスカッションセミナーは、タイトル通り「日本の選挙」が「インターネット」でどう変わるのか?変わるための障害はなにか? というのが論点だったのですが、議論するまでもなく、問題は公職選挙法にあるということがわかりました。

日ごろ、「なぜ、新しい地盤(宗教や地域以外)の候補がでないのか?」「なぜ、オバマのようなネットを利用した選挙スタイルが日本では展開されないのか?」「ホリエモンは、なぜ選挙にネットを使わなかったのか?」などと思っていた疑問が、解決しました。

古い議員が、新しい勢力や候補の参入を阻止するため、このグレーで融通の利かない「選挙法」を維持しているのだと思いますが、この法律の改正も議員が行うため、改正の道は本当に遠いだろうな、と思います。

河野太郎さんや鈴木寛さんのような議員が増えてくれることを期待します。

議員の存在や選挙にかかわる法律は、議員立法以外の手段を用いて決めるっていうルールをつくるのが一番早道なのでは・・・?と思いつつも、それを決めるのもやっぱり議員だよな。議員代表制の国では・・・。と行き詰ってしまいました。

んんん・・・。ここが動き出せば、日本は変われるはずなのに!と強く思います。
これだけビジネスがグローバルに頑張っている国で、政治だけが二流というというのは考えられない。その元凶が公職選挙法にあると、確信しました。

今週は以上です。

追記部分は、個人的な備忘録メモです。↓

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[ 2009/04/26 23:52 ] 講演会 | TB(1) | CM(0)

佐高信 平熱の思想家 福澤諭吉論 

佐高信さんの話を伺う機会がありました。

これまで、本もよんだこともないし、特にテレビなどでのコメントも聞くことがなかったのですが、何となく気になったので・・・。

まあ、最初から最後まで、ありとあらゆる批判意見ばかりだったのですが、そのなかでも面白いと思った話を。



日本は、米国債を大量に買っている。
その総額は300兆円といわれている。(石原慎太郎氏の説による)
これは、日本の国家予算の4倍近い額であり、、売るに売れない債権である。

昔、橋本龍太郎が「米国債を売りたい誘惑に駆られる」と言ったら、アメリカ経済が混乱した。それくらい日本はアメリカに対して影響度がある。日本とアメリカの関係は対等であるはず。

しかし、そういう関係性で日米交渉できていないのではないか。

沖縄の米軍基地をグアムへ移すのに3兆円かかるといわれている。いわゆる「思いやり予算」というやつ。それ自体反対だが、もし、やるとしても、それを、アメリカ国債で払ってはどうか?
政治家はこんなこと絶対言えない。


↑これはたしかに、面白い視点だと思いました。あまり世間では論じられない観点です。
しかも、今、アメリカ国債をもっとも買っている国は、日本から中国へ移っています。
中国がアメリカに対してどのような影響力を及ぼすようになるのでしょうか・・・

もうひとつ面白い話。


日本は、中国と仲良くしながらアメリカに対していくべき。小泉純一郎は、それなのに、靖国参拝で中国と対立してしまった。

「この日本に首相の行けない場所があるのか。あってはおかしい」そういって、靖国に参拝した。
そんなことを言うなら、横田でも、嘉手納でも基地の中を歩いてみろ。一歩たりとも歩けないくせに。

小泉純一郎は、単純で、奥行きがない。
「参拝する」といったら、絶対に参拝するし、「民営化」といったら、極端に実行する。中間論がない。わかりやすいが、奥行きがない。一次方程式は解けるが、2次方程式が解けない。

ちなみに・・・・

小泉純一郎は、、、、、、一次方程式しか解けない。

安倍晋三は、、、、、方程式が解けない。

福田康夫は、、、、、方程式を解く気がない。

麻生太郎は、、、、、方程式の意味がわからない。


劣化の一途をたどっている。


↑最後の部分は、思わず吹き出してしまいました。
ただ、「この悲しみをどうすりゃいいのー」でしょうか。



以下、追記部分は個人的な発言録メモです。


[ 2009/04/22 00:00 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

「みんなの知識」をビジネスにする

1年以上前に出た本ですが、読み逃していました。
情報としては古いのかもしれませんが、示唆に富んだ本質的な議論がされていると思います。クラウドソーシングを考える際には、手元に置いておきたい。

日本を代表する「Q&Aサイト」である「OKwave」の兼元社長と、ITジャーナリストの佐々木氏が、クラウドソーシングの国内企業の代表と、対談形式で、Web2.0のビジネス化について語り合った本です。


気になった部分を抜き書き・・・

■兼元 僕の持論では、IT革命ってまだ来ていないと思っている。なぜなら、IT革命の本質って、ユーザーが全てを決める世界だから。ユーザーが「こういう車がほしい」って言ったら、メーカーは1台でもつくらざるを得ない世界です。これがたぶんIT革命の極端な理想像だと思っているんです。(以下略)

■そうなってくると、例えばパソコンをつくるとして、どういうものが必要で、必要なものについていち早くどこが作ることができて、どこで流通しているかを分かっているところが勝つ。そいう情報はグーグルが一番集めやすいから、グーグルが勝つ。もし、自動車会社が情報だけを集めて、その情報をもとに部品収集と組み立て指示だけの会社になるとすると、グーグルが「俺たちはトヨタをつくるから」「GMをつくるから」と自動車会社すらつくれてしまう。(中略)

■佐々木 ソーシャルでは、どの部品とどこがつながっているのかが、みんなにちゃんと見えるんですよ。だから何が強いかというと、そのプラットフォームを作る側になりますよね。マーケットプレイスというか、ネットワークプレイスみたいなものをつくっている人が偉くなるというのはあると思います。

■兼元 そうすると、ネットコミュニティ運営企業が製造業の中で一番強いっていう未来がやってくるかもしれませんね。
(↑そんなに甘くはないと思いますが、力をもってくるのでははないでしょうか?)

プレスブログ
あなたのブログには価値があります。プレスブログはブログにプレスとしての掲載料をお支払いするサービスです。

filmo
[filmo] CM、つくってみない? - 動画コンテスト
消費者参加型のCM動画制作ネットワーク[filmo(フィルモ)]。あなたの創った動画(CM)で世界を動かしてみませんか?動画コンテストを随時開催しております!

■佐々木 昔、アルビントフラーはプロシューマーという言葉を言って、プロデューサー(生産者)とコンシューマー(消費者)が一緒になっていくといった。でも、案外つくっている側はプロのままで、素人が作るようにはならないよね、みたいな現状があり、プロシューマーは生まれていない。どちらかというとマーケッターやリテーラーがコンシューマーと近づいているのが、WEB2.0の現象じゃないかと思うのです。

■佐々木 かつてニフティはコミュニティ空間をつくる企業だったのが、今はブログのプラットフォーム企業になっているわけです。空間形成とプラットフォームって文化的にかなり違う役割になっちゃっている。

空想生活
「ほしい」の声から商品化。みんなの「ほしい」をかなえるサイト。

空想無印
無印良品を空想するサイト。 ... 無印良品の商品を空想しよう。 これがほしい。あれつくって。無印良品へのみんなの声をカタチにしませんか?1000票集めて商品化を目指しましょう。

・もちろん、グループインタビューだとか、そういうものは昔からあって、ユーザーの声を全く聞いてなかったわけではないんですけど、やっぱり主役はメーカー自身で、いろんな意見を吸い上げて最大公約数的にというか、自分たちで整理して「これだろう」と要素を抽出して作るという感じでした。
でも今はユーザーに任せていて、ユーザーの求めるものをつくるという方向に発想が転換しています。(↑この感じ、、、よくわかります。この2つは似て非なるものですね)

■佐々木 いっとき、ロングテール、ロングテールって言ってたけど、ロングテールってしょせん塵なので、実はあまりもうからない。だからロングテールでもショートヘッドでもなくて、チェストだとか、マジックミドルといった中間域が注目されてます。
注目すべきはロングテールでもヘッドでもなく、真ん中のマジックミドルらしい

■みんなの知識をビジネスにするということは本当にかのうかどうかという話をしていて、やはり最後はデザイナーとしての個人の力量に頼る部分が大きいのだとすれば、では、集合知っていったいなんだろうという気持ちも出てくる。

■インターネットというのは、基本的にノイズの山であり、集合知というのはそこから何となくずるずると引っ張りだされてくるような性質のものだ。Web2.0は美しく統合された世界ではなく、雑然としたノイズの山脈のようなものなのである。このふたつをどううまく結びつけるか。
言い方を変えれば、インターネットは拡散するメディアであり、ものづくりというのは集約させるプロセスである。

以上です。


[ 2009/04/19 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

日本人だけが知らないアメリカがオバマを選んだ本当の理由―オバマ草の根運動

オバマ関連本は読んどかないと・・・
とあまり期待せずに読んだ割には、新しい発見が結構ありました。



著者の海野素央さんは、今回の2008年アメリカ大統領選において、激戦区の一つであったバージニア州でオバマ草の根運動に参加されていたということで、本文中でもリアルな個別訪問時の体験談がたくさん出てきます。

選挙戦では、テレビ討論やCM、ネットを使った空中戦しか見えてきませんが、その裏には、これほどの草の根運動が実行されていたという事実に驚きました。


以下、読書メモです。


■オバマは20代の前半に、コミュニティ・オーガナイザーの職を選び、シカゴのサウスサイド(貧困地区)の住人ニーズを把握するためのヒアリング調査を実施し、雇用訓練センターの設立の交渉を行った。

■オバマは自伝のなかで「変化は大きな組織が引き起こすものではなく、草の根の動きが引き起こすのだ。それが私のやろうとしていることだ。黒人のまとめ役になるんだ。草の根レベルの仕事をして、変化を引き起こすのだ」と当時を振り返り述べている。

■変革や草の根運動の発想は、即席につくられたものではない。オバマがコミュニティ・オーガナイザーの職を選択し、25年も前から信じて来たものであり、それが彼をアメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人の大統領へ導く結果になった。

■オバマ陣営は個別訪問により、フェイス・トゥー・フェイスの対話をし、関心のある争点について傾聴をすることが、電話や郵便を使うよりも票を獲得する上で効果的であると考えている。

■1票を獲得するのに、郵送では389件、電話による支持票制では460件、個別訪問では14件のコンタクトが必要である。

■オバマ陣営では一口5ドルの小口献金モデルに、「期限」と「報酬」をつけて「5ドルのマジック」のパワーアップを図っている。例えば、オバマ支持者には次のようなメールが配信されている。
「7月31日の深夜12時までに献金し、もし、幸運であれば、次の報奨を得られる。」
・オバマの大統領受諾演説が行われる大会の最終日のチケット
・往復の航空券
・その間のホテル代
・舞台裏でのオバマとの面会

■空中戦
インターネット戦略
・カギは郵便番号
・イベント情報(集会、戸別訪問、ボランティア・サミット、ホームパーティなど)
・選挙情報
・小口献金

■リクルート
・フィールドコーディネーターが草の根運動員をリクルート
・個々の草の根運動員を結び付ける

■モチベーションアップ
ファイアード・アップ(熱くなっているか) Fired up? 
レディー・トゥー・ゴー(発射準備完了) Ready to go!

■地上戦
行動におとす
・戸別訪問
・有権者登録
・GOTV(Get Out The Vote)
・電話による支持要請

■私の経験からいっても、オバマ陣営の草の根運動員に対する上からの命令やコントロールは緩かった。あなたは何ができますか?という質問をされるだけ。
用紙に、名前、電話番号、メールアドレス、郵便番号を書き、選挙に貢献できる項目にチェックマークをつけた。住所は問わず、郵便番号を記入することになっていた。

■郵便番号がカギを握っていた。名前よりも、いの一番に郵便番号を尋ねてきたときもあった。イベント情報を流す際にも、草の根運動員の自宅から、イベント会場や戸別訪問の拠点となる支持者の家までの距離に応じて、支持者が参加しやすい集会場所の情報を優先的に送った。

■ブラッドリー効果
1982年のカリフォルニア州知事選挙で黒人の元ロサンゼルス市長トム・ブラッドリーが白人の共和党候補ジョージ・デュークメジアンと争った。事前に行われた世論調査ではブラッドリーが圧倒的有利な状態で、ほとんどのメディアはブラッドリーの勝利を予想し、サンフランシスコクロニクルは「BRADLEY WIN PROJECTED」の見出しをかかげた。しかし、いざ選挙当日になってみると、それまでブラッドリーを支持していた白人有権者がデュークメジアンに投票し、多くの票がデュークメジアンに流れた結果、当選確実といわれていたブラッドリーは敗れてしまった。これは、白人に投票すると言う意見の表明自体が、調査者に人種差別主義的イメージを以て解されるのを嫌った一部の人が、「ブラッドリーに投票する」と世論調査で答えた結果だと社会心理学的な解釈が行われている[1]。多くの白人有権者が黒人候補者に投票するといいながら、実際は白人候補者に票を投じる投票行動を政治学者は「ブラッドリー効果」と名づけた。
ブラッドリー効果


[ 2009/04/18 00:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

藤原和博 つなげる力で日本を解放せよ

藤原和博さんの講演を聞くチャンスがありました。

私は、藤原和博さんのファンです。
昨年10月のエントリーでも著書の「つなげる力」について書きました。↓↓
http://sltuusin.blog49.fc2.com/blog-date-200810.html#entry9

つなげる力

生(なま)藤原さんにお会いするのは、これで5回目です。
それくらいの、藤原和博ファン。(笑)

ビジネスマンとして、あこがれるのは藤原さんのような有言実行、率先垂範ができる人です。

まず、その生きるパワーというか、みなぎるエナジーに圧倒されます。
今回のような何百人入るようなホールでの講演でもそうです。

「声」「身振り」「表情」「話術」
何回聞いても、オチがわかっても引き込まれる。
そんな人間力に少しでもあやかりたいと、チャンスがあればいつも楽しみに参加させてもらっています。

さて、今回の講演の内容(後ろにメモを載せときます)は、藤原ファンの私にとっては、大きな発見があるものではなかったのですが、最後の質疑応答のところで、藤原さんの回答が一番考えさせられました。




質問者Q>個別化の時代になっているが、全員が一緒の世界に逆戻りすることはあるのか?

藤原さんA>ありえない。戦争や天変地異でも起こらない限り逆戻りすることはない。

今、高度消費社会が終わりを告げようとしている。次に来る資本主義は、それぞれ一人一人に光を当てたものになる。

一人ひとりの時代は怖い時代。

父母のように(受験や就職を)やっても、同じような暮らしはできない。

それに、今の子供たちは気付いている。

幸せの一般解がなくなっている。

それぞれの幸福論で生きていかなくてはならない。

それが描けない人は、幸せになれない。

これからの時代には幸福の一般解はない。


だから怖い時代。
諸外国は成熟社会になって、(恐怖感を)何で引きとめたかというと、それは宗教。

日本だけがそれなしに、成熟社会を迎えた。

日本は壮大な実験。宗教なしにここまで来ている。

代用しているのはテレビと携帯。
何となくつながっている雰囲気をつくっている。

宗教=レリジョン=レリジオ=つながる というのが原語の意味。




子どもの世代に「それぞれの幸福論」を考えることができるようになれる力をつけさせるための教育とはなにか? 自分の子供に何を学ばせればいいのか?

まだ、「幸福の一般論」に間に合った世代としては、何を基軸にしていいのか。
30歳前後のころ、老荘思想に答えを求めようとしたのは、まさにそういう疑問からでした。
いまだ、解は見つかっていません。ただ、生きながらえているのみです。




講演の最後に、藤原さんの新刊本にサインをしてもらいました。
ホールじゅうに響き渡るような大声で「がんばって!」と声をかけてもらいました。
いつも、藤原さんには勇気と活力をもらいます。




以下、講義メモです。

20090415 つなげる力で日本を解放せよ

藤原和博
杉並区立和田中学校・前校長
大阪府知事特別顧問

つなげる力=情報編集力

今日は、教育とビジネスをつなげる話。

教育で足らないものは、ビジネス界で足らないもの。

それはコミュニケーション力。

正解がわかったら手を挙げる方式だと、だれも挙げられない。
それぞれが知っていること思いついたことを言ってみる。


子どもたちがなぜ、コミュニケーション力をなくしていくのか。
理由は二つある。

1)超便利社会
2)正解主義


子どもがコンビニでジャンプを立ち読みして、コーラを買って帰る。
その間に一切しゃべる必要がない。
人間の外側の環境にチップが埋め込まれて、しゃべるようになると、
自分でしゃべる必要がなくなってしまう。自動的に生きられる時代。

そういう世の中になっている。

環境が子どもの意思を確認してくる。
親が様子をうかがってくる。

超便利社会は子どもたちを黙らせる。
決してそれが「悪いこと」ではない。でも、そういうものだ。


学校は正解を教えないといけない。
これはしょうがない。

先生も積極的な質問も受け付けなくなる。
これは学校や先生が悪いのではなく、社会が悪い。
正解が教えられなくなるので。


就職にも正解があると思ってしまう。
会社も自分も変化する。
ギリギリのベクトル合わせをしていくのが仕事。

正解主義から修正主義へ。
納得できる解を追及することが大切。
常に違うベクトルが少しずつ、方向を合わせていくのが大切。


「よのなか科」(VTRで授業の様子を見る)

親子で学ぶ。
ロールプレイする。
ということが特徴。

見学者も必ず参加する。
子どもは大人が学ぶ姿から、学んでいく


「腑に落ちる授業」それがいい授業
1回の授業に何回、腑に落ちることを作り出せるか。


「よのなか科」というのは、子どもたちが、よのなかに戻って、世の中すべてが授業になるということを知ってもらうための授業。

これからの時代に必要になる力

20世紀の成長社会では情報処理能力が必要だった。
みんな一緒
正解を求める。(TIMSS型学力 IEA主催)
ジグソーパズル型

21世紀の成熟社会で求められるのは、情報編集力(=つなげる力)。
それぞれ一人
納得解を考える。(PISA型学力 OECD主催)
レゴブロック型

ジグソーパズルは
図柄をクリエイトできない
途中で変更できない


自己紹介のワークショップ
(自分プレゼン術)
①キャッチフレーズ型
②プラスモード
③マイナスモード
④Q&A型

出会った瞬間に人間は敵味方を考える。
その時に回路が開いてないと、何を聞いてもらえない。

少しでも笑いがあるといい。
相手の頭の中にあるコマを使って、笑いを取る

コミュニケーションにはリスクもある。
リスクがないとリターンもない。


隣り合った2人で共通点を探す問いかけ。
2分間で何か所、おなじ点を見つけられるか。

今の子供も、大人も聞くのが下手になっている。
質問をしなくなっている。

仕事やプロジェクトを進行するうえでも、同じ点が見つかれば、実現する力が高まる。
共感が味方を増やす。
つなげる力は、夢をかなえる力でもある。


大阪で何をつなげたか?

1)地域の教育資源
2)塾と学校
3)携帯×授業

小中での携帯は絶対禁止だが、高校生になったら、積極的に授業に利用すべきではないか。

5月15日に高校で携帯と授業をつなげるトライアル
携帯をPDA端末として利用する。
携帯で打った文字が黒板の横に表示される。
ネットワーク型授業。


つなげる力があったら、どれだけ人生が豊かになるか?

藤原さんが考えたオリジナルの時計。二十万円前後の価格。
ネット上で50個は2週間で売り切れた。

世の中は不況ではない。お金が動いていないだけ。

例えば、フランクミューラーの二百万円の時計。ムーブメントが工場卸でいくらくらいか。

答え4000円くらい。2500円という噂もある。

ムーブメントは生産体制が決まってしまっている。生産体制も究極の体制にまで行ってしまっている。外側(躯体)を含めても二万円くらいでできる。


ブランド品は100倍で売っているビジネス。それだけの付加価値をつけている。

セイコーの普及品でも1ロットあたり、300個を超える生産数のものはない。
時計は個別生産の時代になっている。いずれさまざまな商品がこのような個別生産になっていくのではないか。


=======================
以下Q&A

Q>個別化の時代になっているが、全員が一緒の世界に逆戻りすることはあるのか?

A>ありえない。戦争や天変地異でも起こらない限り逆戻りすることはない。

高度消費社会が終わる。次に来る資本主義は、それぞれ一人一人に光を当てたものになる。

なぜ、携帯が流行るのか。

携帯やレンジ、コンビニというのが家族を分断した。

一人ひとりの時代は怖い時代。

父母のようにやっても、同じような暮らしはできない。
それに、今の子供たちは気付いている。
幸せの一般解がなくなっている。

それぞれの幸福論で生きていかなくてはならない。
それが描けない人は、幸せになれない。

これからの時代には幸福の一般解はない。

怖い時代。諸外国は成熟社会になって、何で引きとめたかというと、
それは宗教。

日本だけがそれなしに、成熟社会を迎えた。

日本は壮大な実験。宗教なしにここまで来ている。

代用しているのはテレビと携帯。
何となくつながっている雰囲気をつくっている。

宗教=レリジョン=レリジオ=つながる



==========================
Q>情報編集力を磨くためにはどうすればいい?


A>名刺を出さないで、自分をどのように位置づけられるかと徹底してやるべき。

地域の学校を訪ねるのがいい。

和田中の地域本部のような組織を、文科省が増やしていっている。
1年で1800個所くらい。
先生以外の大人を連れてくる。先生以外のオトナモデルを見せる。

部活応援、勉強、図書館。ボランティアとして参加できる。
そういう時にどういう自己紹介をするか。
名刺を出せない。
地域では名刺を出すのは、非常に下品な行為。
どう、自分を説明できるか。

==========================

Q>4歳の男の子に「情報編集力」をつけさせるにはどうすればいいか?

A>遊ばせること以外ない。
子どもを自然に遊ばせることが難しい。
みんな家でも、講演でもDSを並んでやっている。

遊びは状況が変わる。ルールも変わる。
変化の中で、納得できる解を出せる少年が大将になる。

地域社会というなかで、例外がたくさんあったから、
情報編集力が鍛えられた。

今の子は、本当に難しい。

異なる集団と交わらせて、あらゆる意味でロールプレイ(ごっこ遊び)をさせる。
異なる年齢を交えて。複眼思考を学ぶ。

小学校6年生から中学生になったら、一人旅がいい。

群れさせたらいけない。
群れるときは異なる世代とまぜる。

ただ、小学校3年4年は情報処理能力のオニくらいにさせた方がいい。
===========================

Q>これからの学校は情報編集力を教えられるのか?

A>先生は正解を教えるプロであってほしい。
それプラス、情報編集能力を教えられるのは10人に一人。

正解がない授業というのは先生もつらい。

能力のある先生に、ソトの人と組んで授業をすればいい。
先生が答えを知らなくていい。
ナビゲーター、ファシリテーターとしてやってほしい。

===========================


[ 2009/04/15 00:00 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

「グローバル資本主義の本質と日本の将来」

元多摩大学の学長で、資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言が話題の、中谷巌さんのお話を伺いました。
資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言

まず、「この本は懺悔の書です」という言葉から始まりました。

自ら海外でアメリカの資本主義を学び、それを広めることに専念してきた経歴。
MBAの権化のような方です。
そんな中谷さんが今思うことを正直に、反省しながら語られていました。

決してリーマンショック以降に書いたのではなく、7-8年前から構想していたことであり、アメリカ経済の凋落を見てから書いたのではない、と弁明しながらも・・・。


アメリカ式資本主義(グローバル経済)の問題点は以下の3点だそうです。

1資本主義は投機である。
2格差拡大を招く。
3環境破壊を引き起こす。


今となっては、就職活動中の大学生でも言いそうなことです。
今の世の中の論調のど真ん中。

これを本当に7-8年前に提言していたら、カッコ良かったのにな。そう思いました。

やっぱり、中谷さんほどの立場や経歴の方になると、ラディカルな考えや、非常識な提言などは立場上、難しいのでしょう。なので出版のタイミングが遅くなってしまい、「あなたにそれを言われたくない」というような批判も集中しているのだと思います。好意的に解釈すれば・・・。





以下、備忘録メモです。

20090413「グローバル資本主義の本質と日本の将来」

中谷巌
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 理事長
多摩大学教授・ルネッサンスセンター長


「資本主義はなぜ自壊したのか」は懺悔の書。

タイトルは出版社が狙ってつけたものだが・・・。
特徴があるタイトルでないと、売れないということを身をもって知った。

この本に関しては、反響も大きかった。批判も多くあった。

ただ、最近考え始めたことではなく、構想は7、8年温めていた。
リーマンショックのころにはすでに、出来上がっていた。
起きてから書いてはいない。


まずは釈明から・・・

私自身、小渕内閣に至るまで、構造改革をやらなくてはいけないと言っていた。

信じていた。

今も信じてないわけではない。

だが、この7-8年、考えることがある。
アメリカ発の経済論だけで考えていてはまずいのではないか。

私はアメリカで経済学を学んだ。その論理性、体系に「これはすごい」と入れ込んだ。

アメリカの経済世界観とは資源配分はマーケットメカニズムを使う。
マーケットメカニズムというのは素晴らしいと思った。
マーケットの参加者全員が自由意思で参加し、重要と供給を満たす。

価格の設定も、調整されて、だれも計画していないのに、すべてうまくいくという考え。
経済活動における民主主義そのものである。

マーケット主義はいいのだけれども、そこからの失敗もある。
公害であったり、所有権の移転ができないものに問題が出る。

きれいな空気、防衛といった、公共財はマーケットで処理できない。なので政府が処理する。


経済と政治という両輪が、民主的に執り行われている。
民主主義が理想であるとするならば、それは最高の形。

経済がマーケット主義。政治が民主主義。
両方を合わせると完璧な世界ができる、、、、という論理。それを信じていた。

それがどうだろうか。

民主主義に価値をみいだしているならば、それを批判するのは難しい。
だけど、やっと10年前に、疑問を持てるようになった。

どこがまずいのか。

それは、資本主義の結果、私たちが今、犠牲を経験している最中である。


==============
グローバル経済の問題点。
その3つの理由

1資本主義は投機である。
2格差拡大を招く。
3環境破壊を引き起こす。
==============
以下、その詳細。

1資本主義は投機である
実体的な価値と離れたところで取引が行われる。
ケインズの美人投票論。ケインズはその時点で喝破している。
ファンダメンタルズ(実体価値)とは関係なく票をあつめてしまう。
株なら価格があがる。
極めて不安定なものである。
政府が介入してコントロールしなくてはならない。
いまや、グローバル規模で美人投票が行われている。
国ごとの政策では、コントロールできない。
グローバル資本主義。

もちろん、いい面もある
中国の発展は、グローバル資本主義のおかげ。
人、モノ、金、が世界から集中した。

政府は国別。世界政府があるわけではない。
グローバル経済をコントロールできない。


英米対独仏の対立

英米はグローバル経済 金融立国
独仏はこれに対して、英米の独走をにらんでいた。
懸念していた。


アメリカという国は、ピューリタンがメイフラワー号に乗ってやってきた理想の国家を作ろうとやってきた。

入植してからフロンティアを求めて西に開拓していった。
先住民はほとんどせん滅していった。
聖書にも「約束の地に住み着いている異教徒はせん滅しなさい」と書いてある。

もっと西に行きたいということで日本、ベトナム、アフガンにも侵攻した。



なぜ、欧米人はアメリカ人に懐疑的だったのか。
アメリカ人に対して批判的である。

大陸は国が地続きでとなりあわせている。
だから、考えを布教させようとすると戦争になる。

欧米の人間の基本的な価値観、それは「世の中に絶対的に正しいことは存在しない」という考え。



「つるつるの廊下のシステム」は恐ろしい。
それは規制撤廃して、完全なるグローバル経済世界のシステム。


「でこぼこの廊下」にしなくてはならない。
それぞれの国にはそれぞれの理由がある。



環境考古学 「蛇と十字架」という本がある。

例えば、東北白神山地のブナ林 世界遺産になるような素晴らしい森。

資本主義では、お金持っている人は、それを利用できる力がある。

例えば、この森を中国が狙っているとする。
資本主義社会の中では、2000年かけて作った森がうられていく。

民主主義というのは、今、投票権を持っている人たちが過去のことも、未来のことも決定する。

それが、マーケットメカニズムという名のもとに過去のものも、未来のものも切り売りされていく。


「でこぼこの廊下」というのは、グローバル資本主義は基本的に賛成だが、2000年かけた大木を切るのはノー、と言える状態。

スティール・パートナーズはお金のことしか考えていない。
経営権を持って切り売りできる。

例えば、ブナ林は売らない。TOBはすぐに転売しない。
そういうルールのもとに運用しなくてはならない。


「つるつるの廊下」の、すべての規制を撤廃したグローバル資本主義は、危険である。




グローバル資本主義は格差拡大を招く

閉鎖経済は自分だけ良い商品をつくっても売れないので、
公平な富の配分(所得再分配)を行おうとする。

自然に経済原理が働く。
かつての日本の公共事業や工事事業も所得の再分配であった。


公共事業を削って、財源も削ったので地方が弱ってしまっている。

グローバル経済になると、生産する場所と消費する場所が全く違うことになる。
格差是正の歯止めがかからない。
経済はグローバルだけど、政府はナショナルである。

賃金や労働にマーケット理論は正しくは働かない。
労働マーケットの弱い人がバッファーになっている。

いま、日本の貧困層は1000万人を超えた。貧困層とは年収二百万以下。

日本の失業率は8.5%
アメリカはその倍はいる。
アメリカで問題にならないのは、階層社会だから。

もともと、下層階級があったから。


日本人は、いいなぁ、と思うときはものすごく取り入れる。
でも間違いに気づく。
柔軟性がある。そういうDNAが含まれている。
日本人の軸。
もう一度日本人の軸を持ちましょう。

もう、西洋中心のものの考え方には終止符を打っていいのではないか。




環境破壊

先進国で規制ができたとしても、
後進国に行くだけ。
(時間がなく(3)についての説明はほとんどなし)


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日本は階級社会ではない。
日本は庶民社会、中間社会。
相対的に階級社会ではない。

士農工商とはいえ、260年間戦争が起きていない。
武士は食いっぱぐれていた。
それでも搾取していたわけはない。


アメリカでは下層階級は上昇する気力を持っていない。

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江戸時代、寺子屋の数はどれくらいあったか?
一万から二万あった。

当時は3000万の人口なので、今の4分の一。
人口比で計算すると、今のコンビニの数くらい寺子屋があった。

現場の人間が諦めていなかった。
庶民が庶民の力で何とかする社会であった。


世界大不況だけど、日本が倒れるとは思っていない
なぜなら、日本が庶民社会だから。

立ち直ることができる。

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新自由主義的に政府は小さく、マーケットに任せるということの結果、グローバル経済の結果、貧困層が生まれた。
ネットカフェ難民、派遣切り。


先日、政府に対して提案をした。

消費税20%にして、一人あたり20万円バックする。4人家族なら合計でで80万円。
年間消費400万円の家族なら消費税はゼロになる、という構想。

麻生総理は全く関心を示さず、生前贈与を非課税にするアイデアに興味を持った。

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できなかった3番目の地球環境の話

宗教の話

一神教は人間が上位にある
人間の都合のよいように自然をコントロールする。
ヒューマニズム。人間中心の考え方。
キリスト教会は開墾した場所に立つ。
神様は天にいる。開墾して天が開けないと居場所ができない。

日本の神様は自然の中にいる。
神社仏閣はすべて森の中にある。

安田義則先生が蛇と十字架という本のなかで書いている。


これだけ西洋文化が入り込んでいるにも関わらず、日本にはクリスチャンが人口の0.5%しかいない。
したたかである。

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坂本剛二著
日本で一番大切にしたい会社

イナ食品工業の話が出ている。
ゆっくり成長することを大切にしたい。
一挙に2倍3倍に伸ばすと、必ず反動がくる。

着実に成長していく方を選ぶ。

別の例では、テルモは海外へ向けてのIRはしない。

製品がIRそのものである。
医療の現場から頼りになるような製品を作り続けることがIRである。

いいことを地道にやり続ける努力。

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自己認識、歴史観を持つことが大切。

4半期決算開示が本当に必要か?

日本の経営スタイルに合わない。
5年10年先を見据えた経営ができない。

短期的に無理に数値をつくらなくてはならなくなる。

グローバル資本主義に負けて、受け入れてしまった。

J-SOX対応もそう。

国際マーケットでの評価が下がる?
それでいいのではないか。
いい仕事であれば、認められるはず。

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[ 2009/04/13 00:00 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

50歳からの男の嗜み 趣味か教養か

私が男として最も敬服していた人物、生 和寛(せい かずひろ)さんの遺作となった書籍の、出版記念パーティーに出席させていただきました。

50歳からの男の嗜み 趣味か教養か  生和寛
50歳からの男の嗜み

生さんが生涯を通して、愛してやまなかった9つの趣味。
ワイン、サーフィン、セカンドハウス、園芸、フィットネス、山歩き、ファッション、車、レストラン。

それぞれに、どのようにハマってその道を極めていったのか。その人柄を感じさせる独特の語り口で、テンポよく記されています。それは、そのまんま、初心者への入門ガイドにもなっていて、読んでいるうちに、その背中を追いかけてみたくなります。

そして、すべてに於いて、「男とはこう生きるべし」という、ダンディズムやジェントルマンシップが感じられ、生前の生さんの人柄が偲ばれます。

このなかのエピソードのいくつかは、生さんの口からもよく聞かされていました。とくにガーデニングやセカンドハウス、車、フィットネスの話は、昨日のことのように思い出されます。

当時の私と生さんの関係は、アウトドア雑誌の担当と、企画プロデューサーという関係。毎週毎週八ヶ岳や河口湖のロケで一緒だったので、主に車の中で話をしました。それも、かなりの時間。編集長とよりも、長い時間を過ごしていたかもしれません。

取材、インタビュー、カメラ、原稿の技術はもちろん、編集者としての在り方を一から教えていただきました。何事にも好奇心旺盛で、前向きにとらえる。絶対にNOとは言わない。YESと言ってからやり方を何とか考える。そして、見事になんとかしてしまう。そんな編集マジックを目の前でいくつも見せてもらい、編集者としての仕事が面白くてしょうがない時期でした。

「男として目指す姿はこの人しかいない!」と思い、勢い余って、ご夫妻に結婚式の媒酌人までお願いしてしまいました。いろいろな難しい事情があったにもかかわらず、いつもの笑顔で「マッチャンのためなら、よろこんで」と快諾してくれた、生さん。

なのに、このところ雑誌編集の仕事から離れてしまったために、不義理にも疎遠になってしまっており、申し訳ないという思いとともに、悔やみきれない気持ちでいっぱいです。



私が生さんに編集をお願いして、担当していた連載は、書籍やムックとしても世に出ることになりました。それが以下の2つです。(ひとつは他社からの出版となりましたが・・・)
木村東吉のカントリーダイアリー―至福の河口湖生活
木村 東吉
ベネッセコーポレーション
売り上げランキング: 586187


風景を作る人柳生博 (タツミムック―ガーデニングシリーズ)
生 和寛
辰巳出版
売り上げランキング: 105331






最後に、私のいちばん好きな、生さんの写真をアップしておきます。
sei3
私の魂はいつもあなたのそばにいます。









[ 2009/04/12 23:33 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

再び「オバマ現象のカラクリ」

3月16日のエントリーで「読み始めた」と書いていた、
「オバマ現象のカラクリ」 共感の戦略コミュニケーション
ですが、なんと、同日にの著者の田中慎一さんのブログ「戦略コミュニケーション」で紹介していただきました。

書籍掲載ブログ一覧

非常にうれしいです。

そのお礼返しというわけでもないのですが、もう一度よんでみてのメモをアップさせていただきます。

ちょうど、仕事でオバマ大統領の選挙戦における、PR戦略を自分たちのマーケティング活動に生かせないか?というテーマを追いかけていたこともあるのですが、そのことを差し引いても、今のPR戦略、ネット戦略を考える上で、この数か月読んだ本のなかで、もっとも気付きの多い本でした。2度目に読んだ時には、本文中に赤線を引きながら読んだのですが、結果的に赤線だらけになってしまいました。
オバマ現象のカラクリ 共感の戦略コミュニケーション(アスキー新書)

印象に残った、そのポイントを。

■「対立」ではなく、「共感」をコンセプトに情報を発信

■まず「感謝」することで、聴衆に「貸し」をつくる

■聴衆が持っているさまざまな持味を活かしながら、「第三の風味」をつくり出し、人々の意識をつなぐ。これは、欧米では珍しいスタイルで、日本的風土になじむアプローチ。

■「好き」「嫌い」を探るパルス・ライン分析→フォーカスグループセッションによる潜在意識調査を多用。選挙戦を通じて製作されたCMは400本以上に上るが、実際に使われたのは180本に過ぎない。

■また、この分析で、マケインと行った2回の討論会の分析から、高感度が下がる行動を発見。それは、マケインと口論しているシーン、批判しているシーン。それを3回目の討論会に活かした。

■コミュニケーションで成功する要諦は、有権者に「気づきを与える」こと。すでに意識していることをいくら調べても、効果的なメッセージは作り出せない。

■メッセージが決まったら、さまざまな事象をそれによって、意味づけることが重要。

■意味づけは早い者勝ち。有権者が共感できる意味づけの「土俵」づくりで勝負が決まる。

■有権者が潜在的に意識していたことを代弁して見せることで、世論の意識を一気に自分の土俵にひきつける。


■オバマ戦略の3つのしかけ


1.弱みを強みに変える土俵設定
  時代意識の共有(CHANGE)
  希望の呼びかけ(Audacity of Hope)
  アメリカ人の原点回帰( United States of America, Yes,we can)

2.参画意識の醸成と支持者の囲い込み
  パーソナライゼーションによるリアリティ
  草の根(Grass Roots)運動
  集金システム自体をメッセージ化
  携帯アプリで囲い込み。最新情報で、特別な存在になった気分を味あわせる。

3.コミュニケーション・レバレッジを効かせる
  第三者が間接的に伝えることで、メッセージ性が飛躍的に高まる。
  インフルエンサーにはお金は通じない。「共感」のみ。
  配管工やオバマガールといった一般人もインフルエンサーに
  共感コミュニケーションは時間がかかる(オバマの例で4年)



■「チーム・オバマ」3つの特徴

1.空前の巨大組織
  有給スタッフ4000人、ボランティア100万人以上
  ただし、戦略プランを考えるプロ集団はたった9人
  スピーチライター、 ポールスター(世論調査員)、マスコミ戦略家、インターネット戦略家、学者、WEBクリエイター、インテリジェンスエキスパート(情報分析のプロ)弁護士、CRM専門家、データベース管理専門家

2.まれにみるチームスピリット
  なぜか、優秀な人ほど「彼を助けたい」と思わせるオバマの人柄、才能


3.インターネットを利用した組織作り
  内外の垣根を超えた支持者の動き(ネットコミュニティなど)
  メールアドレスを1300万件、SNSに700万人のサポーター
  コア集団を「インフルエンサー」として育成
  深くコミットしてきた200万人のプロファイルを作成
  公式サイトとSMO(Social Media Optimaization)
  OMAMAmobileのテキストメール受信者は100万人
  支持の可視化により、支持の量と質が圧倒的なように感じられる



■コミュニケーションを最大化するための5つのプロセス

1.目的意識を持つ
2.相手を見極める
3.メッセージを構築する
4.タイミングを図る
5.伝える工夫をする





■ブランディング(企業が消費者の意識に色を塗る)から、レピュテーション(世間から色を塗られてしまう)へ。

■ソート(Thought)リーダーシップ コミュニケーション。企業が持っている知見を社会的な課題解決に利用する。CSRとの違いはお金ではなく、知見の提供が基本であること。

■戦略コミュニケーションとは、時間がかかるひとの意識の変化に対して、コミュニケーションのパワーを最大化するノウハウのこと。人が動かなければ、戦略は実現しない。




この、「戦略コミュニケーション」の発想は、企業の戦略だけでなく、個人のリーダーシップ発揮にも活用できる点が多いと思いました。

以下に田中さんのブログにリンクされていた、セミナー資料もリンクしておきます。
また、こちらのデータも合わせて読むと理解が深まります。
↓↓↓

[ 2009/04/06 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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