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いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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君がオヤジになる前に 堀江貴文 著

君がオヤジになる前に
堀江 貴文
徳間書店
売り上げランキング: 61


堀江さんより年上の完全にオヤジ世代の私ですが、話題の「君オヤ」を読んでみました。

個人的な生き方のスタンスとしては、堀江さんの意見に賛成です。考え方も似ている。

生命保険はどう考えても損だと考えて入っていないし、クルマも家も中古。住宅ローンもありません。できちゃった結婚ではないですが、腹を引っ込める努力もしているし、パンツも自分で選んでいる。(笑) 情報弱者にならないよう、アンテナの張り方には一番時間とお金を使っています。個人で起業はしませんでしたが、30代は新規事業の立ち上げに必死になって、毎年違う仕事をつくり出していた。今はネットビジネスの可能性を信じています。

前半の生き方のスタンスや「情報弱者になるな」というメッセージに対しては、多くの人が概ね納得できるのではないでしょうか。

個人的に非常に惹きつけられたのは、後半の『「ゆとり」「包容力」というのは成功に対して必要なのかどうか?』というテーマについてです。
『成功の過程で人間関係をどうアジャストしていくのか?』『才能のない人を経済的にも社会的にも救い上げる大いなる包容力は成功のために必要か?』という問題。

この本を通じて、唯一堀江氏が自論に対して迷いの姿勢を見せている論点です。何度も同じことが繰り返し出てくるあたり、今、堀江さんの人生観の中でこの問題が大きくうごめいているのだと思います

この問いは、巻末の福本伸行氏との対談でも、ホリエモンの疑問として福本さんに投げかけられています。

この福本さんの答えがまたいい。ぜひ、ラストまで読んでください。

堀江さんも最後の最後にグチっぽく吐露してましたが、ライブドア時代は、リーダーとしてそういう「包容力」を発揮しようと努力されていたと思います。ライブドア時代の四半期ごとの決起集会のようなビデオを見たことがありますが、会社というチームを許容し、足りない部分を補い合って、感謝しあって目標に向かって頑張ろう!というチームづくりをされているように見えました。サイバーエージェントの社風などにも影響されているのかな?と、当時は思っていました。

それが、『側近だと思っていた部下が、検察へ密告したのが発端』でライブドア事件が起きてしまった。
これが、堀江さんの人間観を決定づけてしまったように思えました。

個人的にも、このテーマを追いかけています。
口では感謝、感謝と言ってはいるけれど、それは案外嫌われないためのポーズなのではないか?という自問自答もあります。


堀江さんがこのテーマに対して、今後どういうスタンスで生きていくのか。考え方が変わるときが来るのかどうか?ということにとても興味があります。そういうことを考えさせられた一冊でした。

以下は、気になった箇所の書き抜きです。

安定を求めようとする努力のプロセスの中で、人は不安定になっていく。そのことに多くの人は気づいていない。むしろ不安定であるという真理を悟った上で、その不安定さのなかでうまく生きていくスタイルをとるべきなのだ。だからこそ、思考停止に陥ってはならない。


当たり前の準備が足らない気がする。アドリブに強い人がうらやましいというけれど、その人がどれだけ日常的にトレーニングを積んでいるか知らないだろう。


これだけネットが普及すると、アイデアに価値はない。
アイデアよりも圧倒的に大事なのは行動力だ。


起業はスピーディーなバカほど成功する。


情報弱者のかわいそうな点は、自分がどれほど損をしているのか気づかないことだ。


営業を任されている人に、すぐ売れる方法をひとつ、教えよう。
自分より、情報感度が鈍い人を探して売りつければいい。


営業は、会社の中で最もクリエイティビティを発揮できる仕事だ。


儲かる仕事の大原則は、①元手がゼロ、②定期収入がある、③在庫リスクがない、④利益率がいい、の4つだ。


安住の場所をつくらず、命を捨てず、世界最高峰を目指す。これが僕の考えうる、最も充実した人生だ。



あまりにも正直すぎる内容に反感を買う方もいるのだと思いますが、僕は堀江さんがそんなに間違っているとは思えません。むしろ共感します。

松崎哲也



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[ 2010/11/29 00:21 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

てつやは「もしドラ」と出会った。(笑)

今さらながら、今さらながら・・・・
「もしドラ」を読んでみました。

↑この装丁のおかげで、さすがに購入するのには躊躇していたのですが、会社の図書館の予約がようやくまわってきて、読むチャンスができたので・・・。(会社でも大人気で予約してから半年くらいかかりました。)

情報の送り手として、この本や「もしドラ現象」から学ぶべきことは・・・

■情報加工の方法によって、まだまだ読者の幅を広げられる
ということだと思います。

「漫画で読む」「○○でもわかる」など、良質なコンテンツを再加工して読者層を広げる工夫はほかにもありますが、この本のように実際に活用されていく現場のリアリティ感(フィクションなので、あくまでも感)とともに、サイドストーリーをかませながら丁寧に解説していくスタイルというのも、アリだと思いました。

確かに文体も稚拙ですし、ストーリーに無理もあるのですが、それを超えて読ませる力はあると思います。
それもある意味、「集中」の結果だと思うのです。

また、「顧客は誰か」とか「真摯さとは何か」といった問いを、単に文字面として理解するのではなく、「自分ごと」に置き換えて考えさせる力は強いと思います。

個人的には以下の部分が琴線に触れました。

マネジメントの正統性
正統性の根拠は一つしかない。すなわち人の強みを生産的なものにすることである。これが組織の目的である。


市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。


「私にはマネージャーとして、野球部に成果をあげさせる責任があるわ。(中略)その立場の人間が、結果ではなく、プロセスを大切にするというのは、やっぱり真摯さに欠けると思うの」




「もしドラ」を手にしたのと同時期に、週刊ダイヤモンドの記事も読みました。



著書の多くは60歳を過ぎてから書かれているとのこと。
達観した「人間主義」の思想は、そんな人生の道程のなかから見えた景色なのかもしれません。

晩年はコンサルタントとしての仕事の8割を、プロボノ(無報酬の公益サービス)に向けていたそう。

ビジョナリーカンパニーの著者ジムコリンズさんはこのようにおっしゃっていたそうです。

「(ピーターへの恩を)ピーターに返す代わりに社会に返す。つまり社会に貢献すればいい。きっとこうすることでピーターに借りを返せるだろう」


ドラッカー先生の命日(2005)が自分の誕生日(1968)と同じ日付だったと知りました。

松崎哲也

[ 2010/11/22 00:39 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

ヒット商品の火付け役 雑誌マートにみる消費を動かす力

この出版不況&雑誌部数低迷のなか、毎年着実に2-30%部数を拡大し、広告は多い月では対前年300%! 業界ではクライアント各社が「Mart詣で」をし、主婦誌では一人勝ち状態が続いている「Mart」。
そんな光文社Mart編集部 編集長大給近憲(おぎゅうちかのり)さんの講演を聞いてきました。

今の「Mart一人勝ち」の状況を決定的にしたのは、今年1月の日経新聞の記事。

日経新聞の記事リンク(右上のバナーから)


流行らせたといわれているのは、桃屋のラー油、P&Gの柔軟剤ダウニー、パナソニックのホームベーカリー、スーホルムのエコバック。あとは、貝印さんのシリコンカップ。

今年はテレビで10本ほどの取材があり、今もカンブリア宮殿の取材がついているそうです。
この数年、独自のポジショニングを展開してきた成果が、今、イッキに注目を浴びているように感じます。マスコミ取材って後追いが続くので、一度火がつくと拡散するのですよね。

かなり早口でのお話でしたが、今の私には金言の連続でしたので、気になった点を紹介します。

火付け役としての役割とは・・・
決して一番先に取り上げた雑誌という訳ではない。
何が変わったかと言えば、流通の棚が変わった。
Martがやったのはタナを変えたということ。


実は主婦目線でいうと、ラー油が好きで飛びついたわけではない。具だくさんであるというところとか、「ガーリック調味料」というところに飛びつく。
たまたま、ラー油ということであって、僕らは次もラー油があたるとは思っていない。でも業界の人は、ラー油だと思っている。


ルクルーゼは調理器具というより、インテリア雑貨。
カンターキッチンの向こうにルクルーゼが見えると、なぜかその家が幸せそうに見える。
うちと間取りは一緒のマンションなのに・・・。そう見える。


Martは情報がないと孤立化してしまう主婦のための情報誌として市民権を得ていった。


上から目線ではなく、水平目線。
それをMartはずーっとやっている。
使える情報を吟味していくと、必然的に先生や有名人ではなく、ちょっと上の主婦。
カリスマはいらない。
有名人はいらない。否定するわけではないけれど。
有名人でも水平目線ができる人は出てもらっている。新山千春さんとか。
そいういう風にならずにいられなかった。



モノが売れないからと言って、(通常の)マーケティングをどんどんしていって、セグメントして無駄なものをそいでいって、これで198円でどうだ!というものになりがちですけど、その決めつけがうざい。

主婦からするとマーケティングでがんじがらめにされた商品はうざい。

モノが売れないと、最低限の必要性に絞ってマーケティングしていくんだけれど、さっきの気分のようなものが入ってないと「わかってないよね」につながっていく。
「わかってないね」というのは、セレクトショップ世代にとってはNG。

逆を言うと、気分マーケティングが入っているものは400円でもうける。
安くして気分をそぐのではなく、若干の気分をいれてあげて、わかっている感覚を作ってあげないと。


「遊びしろ」のある商品
限定していって気分を削ぐよりは、遊びしろを残して気分を入れていくのがこれからのマーケティングに大事。


本当にブログやTwitterで時代の気分は見えてくるのだろうか。
モノを投げかける時に、一人称として、見えやすいだろうか。
全体的な時代気分をつかみきれるのだろうか。
一番気を付けないといけないのは、アルファブロガーの周りに、インフルエンサーがいるという構造。
この構図になるところが多い。サル山のボス猿構造。


マートという価値観・媒体があると、握り合っていると、コミュニティの管理がしやすい。
Webだけにすると、どこをよりどころにしていくかがわからない。
雑誌を主体としたコミュニティだと、雑誌がどっちへ向いていくかで参加すべきかどうか判断できる。

Webと雑誌は親和性を持たせながら、相互補完にできる。
Webだけでもスケールメリットはあるけれども、ものを捕まえに行くときにやはり、単純化された構造になりやすい。


(Webコミュニティが)匿名であればあるほど、いいこともある。本音を言い合うのはいい。
旦那のこと姑のこと。それは家庭内に完結すること。
家庭内のことは人に言えないことがあると思うし、無駄じゃない。
でも家庭内のことは人にプレゼンしてなんぼという情報ではない。
それはお互いに言い合って、コミュニティの中で使えるツールにはならない。



講演中、何度も「にぎりあう」という言葉が出てきました。
読者を知り、編集部と読者が価値観をしっかりと握り合っていることが、雑誌というメディアにもっとも求められることではないでしょうか。これは、今に始まったことではなく、雑誌メディアの本質だと思います。

そのことを深く考えさせられました。



全体のお話の流れが見えないとわからない部分もあると思いますので、追記部分に講演中のメモ全文を掲載しておきます。

[ 2010/11/15 02:23 ] 講演会 | TB(0) | CM(2)

デザイン思考が世界を変える



デザイン思考とは、イノベーションに対する新しいアプローチの方法論。
個人やチームが画期的なアイデアを生み出して、実行し、影響を与えられるアプローチ。

デザイン思考は人間中心である。
それだけでなく、人間の本質そのものともいえる。
直観、判断、感情的な価値、自分自身を発信する能力、それを重視するのがデザイン思考だ。



そんな出だしのこの本を読んだのはTwitterでの孫泰蔵さんの連続ツイートが発端でした。
http://togetter.com/li/52370

事業改革や新規事業を考える際に、通常の理詰めの方法論ではなかなか突破できない点があることは、従前から感じていました。そんなモヤモヤを解消するために何かヒントにならないか?と思い本書を手に取りました。

以下、気になった部分のメモです。

デザイン思考家の仕事とは、人々が自分でさえ気付いていない内なるニーズを明らかにする手助けを行うことだ。
そのために必要な「成功するデザインプログラム」の3つの要素は
「洞察」(インサイト)
‐他者の生活から学び取る
「観察」(オブザベーション)
‐人々のしないことに目を向け、言わないことに耳を傾ける
「共感」(エンパシー)
‐他人の身になる(他人の担架に横たわる)

という三つの要素だ。


↑この部分、本当に大切だと思います。繰り返し考えたいテーマです。

人間中心のアプローチを尊重する
デザイン思考家は、人々の行動を観察し、経験が製品やサービスに対する反応に与える影響を理解する。物事の機能的な性能だけでなく、感情的な価値も考慮に入れる。それを通じて、人々の隠れた(潜在的な)ニーズを把握し、機会へと置き換えるのだ。

マーケティング予算やサプライチェーンなど、ビジネスの既存の制約を起点にして思考を進めるのが、一般的なアプローチだ。しかし、この戦術はたやすく模倣できる漸進的なアイデアにしかつながらない。次に一般的なのがテクノロジーを起点にするアプローチだが、リスクが高いために実践てできるのは機敏な新興企業くらいだろう。しかし、人間に焦点を合わせれば、画期的なアイデアを生み出し、受け入れられる市場を見つけやすくなる
最初にしなくてはならないのは、イノベーション活動を行う者と対象顧客との距離を縮めることだ。膨大な市場データは現場に赴く代わりにはならない。

↑単なる「顧客第一主義」とは異なるスタンスだと感じました。
その差が大切なポイントと思います。

偉大なデザイン思考家は「普通」を観察する。
普段なら一度しか見ない(もしくは全くみない)行動やモノをもう一度観察しよう。「スーパーノーマル」に身を投じれば、我々の人生を導く暗黙のルールについて、深い洞察を得ることができる。


↑これも、エスノグラフィーといった手法とともに現在勉強中。大切なのはここで得た洞察を、言語化し、共有することだと思う。


以上、とりとめもありませんが、読後メモでした。

松崎哲也

[ 2010/11/08 01:32 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

売れる雑誌を創れ!宝島社の挑戦(カンブリア宮殿) 

カンブリア宮殿の宝島社社長の回が「面白かった」と職場でも評判だったので、録画を見てみました。
うちのソニーのブルーレイ君は僕の予約傾向を分析して、同じ傾向のものを自動で録画してくれるので「カンブリア宮殿」は毎回自動で録画されております。えらい。えらい。

見ている途中、胸クソ悪くなったのですがこれも修行。
しっかり最後まで見ました。そして、このブログを書く前にもう一度見ました。
修行です。

なぜ、胸クソ悪いかというと、蓮見社長は死ぬほど当たり前のことをおっしゃっているからです。
こんな当たり前のことが、僕たちは実行できないのか。自分の非力さを思い知るからです。


ダントツ一番誌戦略

①値下げ
INRED880円から650円に値下げで、部数3倍
(まあ、広告売上はまずは部数に比例しますので・・・)

②10センチの法則
あの、箱つきの雑誌の厚さのことかと思ったら、違いました。
タナに面陳される場合のことを考え、表紙上部10センチに付録を表示すること。
(ウリとなるモデルの顔も10センチに収まるように配置されていました)

③新規顧客の開拓
・美容室に無料で配布、トライアルと
・テレビCMに思い切って投資、認知の拡大
(映像では交通広告やイベント的な内容も映っていました)


この、雑誌が売れない出版不況の中、
売上を1.5倍、120億円増収した秘訣

①まず社長自身が強い経営決意を持つこと。

②その決意を明確な戦略として表現すること。

③その戦略の実現を具体的に社員に提示する。


社員が十分に戦略を理解したうえで、行動に移す。

↑この「社員が十分に理解したうえで」というのが、一番大切かと思います。どうも小手先の方法論だけが伝わって、戦略の本質の理解が進まない。まあ、戦略がわかりにくくて、伝え方が悪いのでしょうが・・・。まずは、全員が十分に理解することですね。


この後も、
・書店という流通網を大切にするために、あらゆる手段で「書店で売れるもの」を開発する。
(電子たばこや美顔ローラーは高単価で書店にもメリットがあるそう)
・書店の店員さんを招き、流通や印刷の見学会
・リブロ池袋さんのなかでの、宝島限定売り場

これまた、当たり前なのに、誰もができていないことがオンパレードです。

当たり前のことを当たり前に実行できる人が一番強い。

革新的といわれることは、振り返ってみれば、非常に道理に合っていて、当たり前に思える。

そういう思いを今回も新たにしました。


YouTubeに蓮見さんの公式動画があったので、紹介します。
この顔を忘れないように生きていこう。




さあ、来週の「カンブリア宮殿」は、内永ゆか子さんです!!


松崎哲也
[ 2010/11/01 00:47 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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