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いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義

先週ご紹介した「ザッポス伝説」のなかで、著者でザッポスCEOのトニー・シェイ氏が
「幸せになるための研究(サイエンス・オブ・ハピネス)を学び、あなた自身の人生に生かすべきだ」と主張されており、その中でこの本を紹介されていたので、興味をひかれて読み始めました。



この「幸せになるための研究」は学術的には「肯定心理学」(ポジティブ・サイコロジー)という研究分野らしく、ハーバード大では、最も履修登録数の多い科目(2006年)となったそうです。

この本の著者タル・ベン シャハー氏はその講義を行っているハーバード№1の教授。
マーケティングや経済の実学よりも、こういう人の内面にフォーカスを当てた研究に注目が集まっているのは、MBA界の一つの流れだと思います。ザッポスやパタゴニアのような企業に注目が集まるのもそういうことからだと思います。

さて、肝心の幸せになるためのメソッドですが、ものすごーくザックリいうと

■内なる声に耳を傾ける
■幸せは成功を犠牲にしないと認識する
■幸せになるための目標設定をする

これらのことが、基本条件となっています。

結局は、ここなんですよね。自己啓発系の本にはすべてここからスタートしているように思います。

この基本設定のあとの実践プロセスは本書を確認してください。
この本の価値は実践方法の方にあると思います。

ただ、個人的にはちょっとこの方法論に食傷気味なことも事実です。

翻訳者の坂本貢一さんが、あとがきにタン・ベル・シャハー先生が提唱する「幸せの6つの秘訣」なるものを紹介してくださっています。これが、結局いちばんグッと来たので、そちらを紹介させていただきます。

『幸せの6つの秘訣』
①自分に人間として生きる許可を与える
②幸せは、意義と喜びが交差する場所に横たわっている
③幸せは、社会的地位や預金残高などではなく、心の状態に依存しているということを忘れない
④生活を単純にする
⑤心と体の密接な結びつきを忘れない
⑥可能なかぎり頻繁に感謝を表明する


↑本書には解説もついているので、ぜひ読んでください。
(ボストングローブ紙のウェブサイトからの引用だそうです)


最後に・・・
この本の出版社が「幸福の科学出版」であるということに読了後気づき、そのあまりのストレートさに思わず苦笑してしまいました。(^_^;)

松崎哲也

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[ 2010/12/26 12:48 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか



ちょうど1年半くらい前、Amazonが最も恐れている通販会社がある。しかも、通販にはもっとも難しい「靴」専門の通販会社らしい・・・・という噂が飛び交っていました。その後、その会社をAmazonが800億で買収したらしい。しかも、Amazonとは別会社のままで。というニュースが飛び込んできて、それ以来ずっと気になっていました。
当時読んでいたWebサイト↓
米国ザッポス「顧客にWOW!をお届けする」奇跡の経営,その本質を探る

すでにいくつかザッポス本は出ていますが、この本はCEOであるトニー・シェイ氏自身がゴーストライターを使わず(本人談)、自らの生い立ちから最初の就職、一つ目の会社の立ち上げとエグジット、ザッポスと出会ってAmazonに買収(株式交換)されるまでの道のりを描いた本です。

本人の筆によるものなので、かなりわかりにくい表現や内容のかぶりなどが頻繁に出てきますが、その分あたかも自分がそのベンチャーの一員になって活動してきたかのような一体感を味わえます。



朝、目覚ましを何度も何度も止めて、いやいや起きていませんか?

トニーシェイ氏は、ある朝目覚ましを7回も止めて起きている自分に気付き、自分が創業した会社がすでに自分が居たい場所ではなくなっていることを思い知らされます。ひとつ目に立ち上げたWeb広告の会社が、その急成長の代償として、いつの間にか出社するのが嫌になるような会社になっていたそうです。あれほど情熱を傾け、夢中になって業績を拡大させていた会社をです。
そして、自社をマイクロソフトに売却することを決断します。

大金持ちになったトニーシェイ氏は、
「成功とは何だ? 幸せとはなんだ? 何を目指して頑張っているのか?」
と自問自答します。
「これまでの人生で、最高に幸せを感じた時のリストを作ってみて分かったのは、幸せを感じたどの時も、お金を伴っていなかった」と気づき、「金銭を追い求めるのをやめて、情熱を追い求めることにした」。
そして、投資家としてであったのが「ザッポス」の事業だったそうです。

最初は投資家としてかかわっていた事業に、私財をつぎ込み、代表について事業を拡大していくのですが、これも最初から成功していたわけではなかったそうです。住んでいた豪華なロフト(マンション)を売りはたいてまで、資金繰りをしていた時期があったことには驚きました。

そして、ザッポスの事業で試行錯誤するうちに行きついたのが、以下の3つに経営資源を集中して投入するということです。

■カスタマーサービス(ブランドをつくり、クチコミを推進)
■企業文化(基本的価値観の形成)
■社員の教育と能力開発



なかでもザッポスの文化は以下の10のコアバリューとして制定されます。

①サービスを通じて「ワオ!」という驚きの体験を届ける
②変化を受け入れ、変化を推進する
③楽しさと、ちょっと変なものを創造する
④冒険好きで、創造的で、オープンマインドであれ
⑤成長と学びを追及する
⑥コミュニケーションによりオープンで誠実な人間関係を築く
⑦ポジティブなチームとファミリー精神を築く
⑧より少ないものからより多くの成果を
⑨情熱と強い意志をもて
⑩謙虚であれ


これは、ザッポスのコア・バリューですが、ほかの会社がこれを真似すればうまくいくかと言えば、違うと思います。大切なのは、きちんと「コアバリュー」が何かということが考えられていて、それが実在し、組織全体がそれを基本的な考え方として動いているかどうか。連帯感をもって運営されているかどうかにあります。

もう一度、自分たちの仕事の「コア・バリュー」とは何か? 全員がそのことを理解してそこにフォーカスできているかということを確認したいと思います。




最後にトニーシェイ氏は
「あなたの人生のゴールは何ですか?」
と、問いかけてきます。

そして、その問いを突き詰めていくと、「人はみな幸せになるために生きている」はず。だから「幸せになるための研究(サイエンスオブハピネス)を学び、あなた自身の人生に生かすべきだ」と訴えます。

ハピネスのフレームワーク

■自分を自分でコントロールすること
■進歩を感じること
■つながり
■ビジョンと意味



■マズローの欲求段階説


■快感
■情熱
■崇高な目的




誰もが自分のビジネスが、世の中の役に立ち、人々を幸せにすると信じて仕事をしていると思います。

なのに自分自身がなかなか幸せを感じられない、毎朝会社に行くのがおっくうになる、朝何度も目覚ましを止めてしまうのはなぜでしょうか?

お客様を幸せに、社員が幸せに、そして自分自身がますます幸せになるためには、何をすればいいのか。

トニーシェイ氏はこの本を通じて、ザッポスの事業以外にも「幸せのデリバリー」を行っているのですね。

そういうシェアの精神を象徴してでしょうか、本日より3日間、電子書籍が無料で読めるそうです。
http://dhbookj.typepad.jp/(電子書籍版発売記念! 3日間限定無料キャンペーン)

電子書籍でも、何度か振り返ってかみしめたい本でした。

ありがとうございました。

松崎哲也


[ 2010/12/20 00:06 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

第7回 メディア環境フォーラム 「Media Life 2010→2020」

六本木ヒルズで開催された、第7回メディア環境フォーラムに参加してきました。

「Media Life 2010→2020」と銘打たれたこのフォーラム。

冒頭のあいさつでは、

未来を予測することはその精度よりも「ビジョンの共有」に価値ある。

ドラッカーさんは「未来は予測できない」と断言されたが、98年に7年後の2005年のことを予測した「近未来のデジタルライフ」は、実は当たっているものが多い。
そういう意味ではメディアの未来を予測することには意味があるのではないか?


という言葉から始まりました。

今回のフォーラムで提案された「MEDIA LIFE 2020」-7つのキーワードー
は以下の通りです。

①【指差す】
自分にとって一番面白いコンテンツを指差し共有する
②【厚みを味わう】
自分に届くニュースに多重化した情報が付加される
③【かしこくなる】
自分の家が高機能化、デバイス同士が連携する
④【ふりそそぐ】
外でも自分に向けてコンテンツがふりそそぐ
⑤【探さない】
検索で探さなくても自分が欲しい情報に出会える
⑥【壁が消える】
未知のジャンルから新サービスがやってくる
⑦【海をわたる】
国内外のコンテンツに自由にアクセスできる



どうでしょうか?
2020年を待たずとも、すでに実感できますよね。
より加速するという意味でしょうが、「指さす」「厚みを味わう」「探さない」あたりは、すでに生活実感レベルでどんどん進んでいる気がします。
インフラの整備やデバイスの進化によって「ふりそそぐ」「かしこくなる」が強化された瞬間に、一気に「壁が消え」て、生活者の情報アクセスが「海を超える」状態になる。

このことを予測するのは1998年に2005年のことを予測するよりも易しいし、かなり精度が高いように思います。

後半では生活者のデジタルデバイスの活用で、日本より一歩先を行くアメリカでのメディア活用の実例が映像で共有されました。

テレビとPCが一体となった「グーグルTV」、音楽サイトの「パンドラ」、地域のレビューサイトの「Yelp」、位置情報サービスの「Foursquar」、iPadによる「電子教科書」などの実際の使用シーンを実際に見ることができました。これはこれで結構刺激的だったのですが、「可能性」の情報としてはかなり前から言われていることばかりです。できていないことは、「儲かる仕組み」(ビジネスモデル)の構築。

調査にあたった研究所の担当の方も・・・・

「情報コンテンツはビジネスにならない」


ということは、明言されていました。

広告代理店的には「だから広告モデルでビジネスを」という流れになるのですが。

でも、正直、それこそがインターネットの真実だと思います。

2020年のメディアの未来を見据えた時、コンテンツビジネスは何で利益を得ていくのか?

広告モデルだとしても、どのような広告なのか? それはどのように営業されて売れていくのか?
そんなことを考えさせられました。



追記部分は、iPhone+ブルートゥースキーボードで書きとめたメモです。意味不明と思います。(笑)
[ 2010/12/13 00:01 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業
ヤンミ・ムン
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1177


この本は非常に味わい深いです。

そして、マーケッターとして今の自分が最も気にかけている内容です。

このテーマを超えられるんだろうか?今の組織、今のツール、今の行動規範、すべてをぶっ壊さないと先に進めないのではないか?そんな不安にもとらわれます。

この本がテーマにしているのは、以下のような「イノベーションのジレンマ」です。

ビジネスの成功の要は、競争力にある。
競争力とは、競合他社といかに差別化できるかである。
ところが、多くの分野でその差が細かくなりすぎて、無意味化してしまっている。
その理由は私たちが本来の競争ではない「競争」に入り込んでいるからだ。
ポジショニングマップや市場調査など、ありとあらゆるマーケティング手法によって自社の競争力を測り、改善しようとする前向きな努力が、結果的には均質化を即すムチになってしまう。


ビジネスにおいては、差別化はコモディティ化に抗う術だと考えられている。理論的には競争が激しくなればなるほど、差別化の取り組みが強化されるはずだ。だが、現実にはその逆で、企業が熱心に競い合うほど、その違いは消費者の眼から見て小さくなっている。



本当にその通りだと思います。
まさに、今、自分のマーケッターとしての悩みはここにあります。

そんななか、そういった均質化の競争から抜け出すことに成功しているブランドがあることも事実です。
本書では、そういったブランドを、「アイデア・ブランド」と定義しています。

代表的なブランドとしては、

「リバース・ブランド」
(世の流れの逆をいく)
 ・グーグル
 ・IKEA
 ・ジェットブルー(格安航空会社)
 ・IN-N-Outバーガー(カリフォルニアのバーガーチェーン)

「ブレークアウェー・ブランド」
(既存の分類を置き換える)
 ・ソニーのAIBO
 ・プルアップス(幼児向け紙おむつ)
 ・シルク・ドゥ・ソレイユ
 ・スウォッチ
 ・アレッシィ

「ホスタイル・ブランド」
(好感度に背を向ける)
 ・レッドブル
 ・ミニクーパー
 ・ビルケンシュトック
 ・ベネトン(ユナイテッド・カラー・オブ・ベネトン)
 ・ホリスター
 ・BAPE(ベイプ)
などが挙げられています。

いわゆる「ブルー・オーシャン」戦略に成功したブランドですね。

まあ、マーケターならだれもが憧れます。目の覚めるような「ブルー・オーシャン」戦略。
ですが、なかなかその戦略ロジックやツールを意図的に使用して成功した例が現れない。

今も、ボルボはアウディ化し、アウディはボルボ化している。スターバックスは「セットメニュー」を考え、マクドナルドは「カフェメニュー」を強化し、しのぎを削って同質化への道を歩んでいる。

本書でも、明確な答えは書かれていません。
著者であるハーバードビジネススクール教授のヤンミ・ムンさんも「だからこそ、私は研究を続けている」とおっしゃっています。

そんな中でも、「結果論」としての方向性は以下のように語られています。

①偏りには価値がある。
②挑発には価値がある。


アイデアブランドに共通点があるとしたら・・・
その差別化戦略がいわゆる市場調査に基づいていないということだ。これは重要だと思う。イノベーションは既存の世界の延長線上にはない。
少しの間、マーケティングツールを箱に仕舞い、それなしで浮かび上がってくるものを見つめてはどうか。


イノベーションを実現するには、市場調査から得られるデータの先にあるものを見なくてはならない。調査データは客観的かもしれないが、おそまつなほど不完全で、そこからわかるのは物語の半分だけだ。残りの半分を手にするために、私たちは自らの想像力を働かせなければならない


アイデアブランドの特長
①彼らは簡単には手に入らないものを提供する。
②彼らは大きな理想をかかげ、取り組む。
ほんの少し違っているのではなく、大きく違った存在である。




さて、それでどうするかです。

ブランドマネージャーとして、市場調査に頼らず創造的破壊路線の新機軸を考えだし、その方向に次世代向けの投資ができるでしょうか?

経営の意思決定権を握っているワンマン社長か、一か八か(いちかばちか)の賭けに出る新興企業か、どちらかくらいしか難しいのではないでしょうか。

んー。でも、それは言い逃れなのか・・・。

どの分野でも、いつかは破壊的創造力を持った、新しい勢力が業界マップを塗り替えるはずです。

やれるのか?>>俺

あなたはどうですか?

松崎哲也

[ 2010/12/05 14:08 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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