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孫さんから頂いた本を読み返してみる

ソフトバンク 新30年ビジョン
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先週の「キュレーターと編集者の違い」に関するエントリーがかつてない反響で、このブログのアクセス数も飛躍的に伸びました。また、Twitterのフォローもたくさんいただき光栄です。記事リツイートも把握できているだけで300RTを超えました。

で、先輩からは「キュレーションネタをすかさず連投せよ」という指示をいただいたのですが、今週末はちょっとバタバタしてまして、いつもの読書メモスタイルで・・・。(笑)


さて、4月から参加させていただくことになった、「ソフトバンクアカデミア」

今からどんなことが起きるのか(起こせるのか)楽しみにしています。それで、最終選考の時に孫正義社長から頂いた「ソフトバンク新30年ビジョン」という本を、改めて読み返してみました。

公演の内容は昨年の6月に見たときの感想が以下のエントリーにあるので、省略。↓
(とはいえ、付録のDVDでもう一度、公演内容は拝見させていただきましたが)
心震えた。ソフトバンク 新30年ビジョン発表会を見て。


今回、心に響いたのは後半の「新30年ビジョンの舞台裏」という章です。
2時間以上もの時間をかけてプレゼンされた、140枚以上のプレゼン資料が、いかにして作られたかという話。から、ソフトバンクアカデミア開講までの背景が語られていました。その概要は以下のとおりです。

■4つのテーマの「30年後」の徹底シミュレーション
コンピューターチップの性能の変化
②(その結果による)ソリューションの可能性
③(その結果による)ライフスタイルの変化
④(その結果による)企業を取り巻く競争環境の変化

■1か月後にファーストドラフト完成
■歴史から生物学まで最終発表の100倍以上の調査
■Twitterで社外の英知を集める
(イントラではなく、オープンな場での検討を決断)

シミュレーション終盤、将来予測が新鮮味がなく、行き詰まり感が・・・
■「30年単位ではなく、300年単位で考えよ」という提案
■「ビジョン検討会は30回以上、のべ100時間以上」
2万人の社員全員が少しでもいいから、30年後のビジョンを考える仕組みづくり
■グループ各社CEO22名によるビジョン発表会。
参加者が相互採点をし、結果を上位から発表。下位ならCEO交代。
思考の過程で必ず社員の意見を集約することが条件に。

■グループ各社代表社員によるプレゼン大会(20組)
各社内でプレゼン大会を勝ち抜いたグループの発表大会。
■日本武道館に全社員2万人を集めた大会にSMAPを呼んで、「世界に一つだけの花」を大合唱
→第2部は東京ドームでのホークスの野球観戦
■研修や育成プログラムはすべて「手をあげないと始まらない」立候補制。
■「新30年ビジョン発表会」の孫社のスピーチはUstreamで配信
■ソフトバンクアカデミア開講
■半年に1回ずつ「入れ替え戦」が行われ、下位10%は新たな入校生と入れ替え。
■「孫の二乗の兵法」公開。
■社外からも約100名のアカデミア生を受け入れ。




特長的なのは、以下の3点かと思います。

■衆智を結集
■すべてオープン
■自主性と競争原理



計画を進めるにあたって、メンバーへの仕事の伝え方・任せ方、モチベーションの高め方、長期ビジョンの考え方など、とても参考になりました。

ソフトバンクアカデミア、とても楽しみです。

松崎哲也






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[ 2011/02/28 00:24 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

私が考える、キュレーターと編集者の7つの違い。

佐々木俊尚さんの「キュレーションの時代」売れているようです。
先週まとめを書きましたが、味わい深い本なので、少し掘り下げてみたいと思います。

会社で「キュレーション」や「キュレーター」の議論をすると、必ず出てくるのが、「そんなこと、編集者はずーっと前からやってるよ。編集者とどう違うのか?」という疑問です。本を読んで、個人的にその違いを考えてみました。

キュレーターのいちばんの定義は、情報に意味や文脈(コンテクスト)を付与することだと言われていますが、この点は、編集者も行っていると思います。これは元編集者の端くれの一人としても、ちょっと譲れない点です。その点では、キュレーターと遜色があるわけではないと誇りたい。(ジャーナリストとの違いとしてなら納得です)

その前提においても、その点以外では、結構な違いがあるのではないかと考えています。


違いその1
編集者は取材する。
キュレーターは収集する。


編集者の基本姿勢は「取材」にあると思います。下調べでわかっていても会いに行く。現場へ行く。ウラを取る。そうなると自ずとその量は限定されるはず。キュレーターが圧倒的なのは、情報ソースの広さ、多量さと思います。RSSやソーシャルメディアを利用して、入手する情報量の担保が存在価値を高める。この点はスタンスの違いとして大きいと思います。


違いその2
編集者はネタ元を明かさない。
キュレーターは引用元を明示する。


「情報ソースの秘匿は編集者の義務であり、責任である」そんな言葉を何度か聞いたことがあります。編集者にとって、ネタ元は財産であり、あまり積極的に開示しない傾向があるように思います。実際は孫引き記事なども多いのですが・・・。一方キュレーターは、一次情報に価値を置いていないので、引用元があるならば、積極的に明示します。きちんとサイトリンクまですることが作法となっています。


違いその3
編集者は「ブランド(組織)」に所属する。
キュレーターは個人で活動する。


もちろん、フリーランスの編集者はたくさんいますが、その原稿の発表の場は媒体のブランドの元で行われるのが通常です。デスクがいて、編集長がいて。さらには発行人も別に存在します。刊行内容の責任も基本的には、団体責任。一方、キュレーターは個人で判断し、個人で発信されていることが多い。逆に個人名の発信であっても、組織との関係性が強くなってしまうと、それはキュレーションではなくなってくるイメージです。


違いその4
編集者はマルチプレーヤー。
キュレーターは専門家。


その就業形態にも関連するのですが、編集者は基本的に版元から依頼を受けて取材活動をします。持ち込み企画であっても、承諾を受けて一定の取材方針の元、業務にあたります。なので、その都度担当分野が異なってきますし、そうでないと務まらないのではないでしょうか。一方のキュレーターは、とことん誰よりも深い洞察ができる分野を持って極めていることが、その存在価値となるでしょう。


違いその5
編集者は「ゆらがない」のが美徳。
キュレーターは「ゆらぐ」から面白い。


編集者はあるブランドの元、複数のチェック体制で論調を修正しながら進めるので、発信内容にブレが生じないシステムになっています。論調がブレないことがアイデンティティとなっています。
一方のキュレーターは個人の見識のレベルなので、時々内容がある方向に振れたり、戻ったりしがちです。また、発信内容には私生活のことや全然関係のない趣味のことなどもまじったりします。フォロアーにとっては、それも一つの楽しみであり、セレンディピティの源泉となっています。


違いその6
編集者は発行(提供)する。
キュレーターは会話(共有)する。


読者に対するスタンスも違ってくると思います。編集者は推敲を重ね、ゲラを重ね、校閲を重ね、一発勝負で世の中に論旨を問います。キュレーターはもう少し会話型というか、小出しに視座を披露しながら、反応を確かめつつ、軌道修正し論旨を固めていくイメージです。時には「ごめん、間違ってた」くらいのスタンスも許されるのではないでしょうか。


違いその7
編集者は「センス」を提供する。
キュレーターは「視座」を提供する。

これは全くのイメージなのですが、編集者は「カッコよさ」「センスの良さ」を見せつけることを快楽の源泉として活動しているように思います。一方のキュレーターは「目からウロコ」「そんなのアリ?」というモノの見方(視座)の提供に価値を置いて活動しているイメージです。




以上が私が考えた、編集者とキュレーターの7つの違いです。

みなさんはいかがお考えでしょうか?
ご意見、コメントいただければ嬉しく思います。

松崎哲也






[ 2011/02/21 03:38 ] Web | TB(0) | CM(0)

キュレーションの時代 を整理して考えてみた。


昨年から楽しみにしていた佐々木さんの新刊。今週発売されましたので、さっそく読んでみました。

この本では、情報が共有される圏域がインターネットによってどんどん細分化され、そうした圏域を俯瞰して特定するのが難しくなっている事実を起点としています。そしてその混沌の中を情報が流れていく新しい法則を解き明かすことをゴールとして書かれています。

その「新しい法則」の論旨を整理してみたいと思います。

■「マス記号消費」の消滅
記号消費:商品そのものではなく、商品が持っている社会的価値(記号)を消費すること。
例)社会的ステータスとしてのメルセデス・ベンツ

■「機能的消費」と「つながり消費」への二分化
機能消費:シンプルかつ十分な機能さえあれば、それで十分じゃないかという考え方。
例)ユニクロやH&Mのようなファストファッション、軽自動車

つながり消費:消費するという行為の向こう側に、他社の存在を「認知」し、「承認」してもらうというあり方。消費を取り巻くコンテキスト(文脈)が重視される。「共鳴」「共感」を土台に構築される行為。応援消費へもつながる。
例)鯖江市の田中眼鏡本舗、職人がつくる皮製品、作り手の哲学が見える商品

■商品の消費から、「行為」や「場」の消費へ
モノから、何かをする「コト」へ。接続と承認の象徴としての共鳴へ。

■エンゲージメントという持続的な関係性
企業と消費者の間に、一期一会の刹那的関係ではなく、持続する関係性を持ち、その信頼関係の中でモノを買ってもらう状態。「主客一体」。フラットではあるけれども、お互いに尊敬する関係。企業側は人格を持って語らなければならない。また、消費者の側にも一定の積極性を持ってそこに参加し、そこで企業に対してエンゲージメントを求めるという「行い」が必要。

■明示的ライフログとしてのチェックイン

ライフログ(行動履歴)は顧客と商品のマッチングの精度を上げられるということで、期待感も高い。しかし、コンピュータパワー&アルゴリズムの問題と、プライバシー侵害の問題を抱えていて、今すぐブレイクするわけではない。その解決策として、明示的な行動履歴として「チェックイン」のシステムが有望。
例)フォースクエアの「チェックイン」、フィロ(Philo)の「チューンイン」、Facebookの「いいね!」

■キュレーションの時代
情報の真贋なんて誰にも見極められないが、ソーシャルメディア上では「人の信頼」は可視化され、すぐに確認できる。その情報を流している人の信頼度は、ある程度おしはかることができるようになってきている。
キュレーション:無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。

一次情報を発信することよりも、その情報が持つ意味、可能性、個人的価値、そいういうコンテキスト付加できる存在の方が重要性を増してきている。情報爆発が進むなかで、情報そのものと同じくらいに、そこから情報をフィルタリングするキュレーションの価値が高まってきている。

■「タコツボ化」の危険性を排除する「ゆらぎ」と「ノイズ」
仲の良いもの同士の「つながり」コミュニティのなかでは、情報がタコツボ化すると言われがちだが、実際は我々は完全な「同心円」ではなく「多心円」的な関係性の中に生きており、視座の「ぶれ」や情報価値の「ゆらぎ」がうまれ、そのことこそが「セレンディピィティ」の源泉となっている。

■情報発信の権力がパワーを失った
情報の供給が需要を完全に上回ってしまったメディアの環境のなかでは、マスメディアの情報発信のパワーは相対的に失われる。しかし、良質なコンテンツの価値が失われるわけではない。ただし、良質なコンテンツの量はずっと多くなってる。これがインターネットのプラットフォームのパワー。

■情報アクセスのパラダイム変換
国ごとの垂直な情報圏域ではマスメディアは崩壊し、ミドルメディア化して細分化されていく。しかしその一方で、その細分化されたミドルメディアは、グローバルな方向へは水平に流動化していく。



ざーっとまとめると、このような流れになっています。

あらゆる情報が「人」を通じて伝播していく、ソーシャルネットワーク。
キュレーターを通じて育まれは消えていく、無数の小さな圏域の情報生態系。

このソーシャルメディアの時代、いち早く、居心地の良いレベルと大きさの自分が住む「生態系」を見つけて、ある時はキュレーターとなり、あるときはフォロアーとなりながら、生活のレベルを向上していくことが幸せな生き方となるのではないでしょうか。

結局は「人」なんだよ。という言葉も本文中にありましたが、結局は良き友を持った人生が良き人生となるということなのかもしれません。

いずれにせよ、自分が所属する情報産業はこれからの10年で、ガラリと主従が逆転するように思われます。
幸せな居場所を確保するプレーヤーも変わっていくでしょう。

10年後、どの場所にいるのでしょうか・・・。今が考え時だと思っています。


松崎哲也

[ 2011/02/14 00:55 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

斉藤徹さんは、ソーシャルメディア界の「池上彰」さんですね。



いやあ、わかりやすい。
斉藤徹さんは、ソーシャルメディア界の「池上彰」さんですね。
企業マーケティングにソーシャルメディアをどのように組み込むべきか。マーケティング1.0→3.0の進化から、ファンづくり、共同開発、ソーシャルコマース、顧客サポートなどなど、非常に具体的に海外での先行事例やサイトを挙げながら、本当に分かりやすく、フラットな視点で解説してくださっています。

非常に多くの学びと気付きがあったのですが、斉藤さん自身がスライドシェアで本書の要点を公開されていらっしゃいますので、それをまとめに代えさせていただきます。

このスライドを見るだけでも相当よくわかると思います。
特に、ソーシャルメディアマーケティングには業界や商材ごとに向き不向きがあって、その相性を理解したうえで活用すべきという論点のまとめ。斉藤さんオリジナルのマトリックス図はなるほど!と思いました。
(↑このスライドで、P58~P63の図説です)

自分自身も少しずつ、ソーシャルメディアマーケティングを仕事に取り入れているのですが、なかなか規模が広がらなかったり、手ごたえを感じにくかったりします。

100人にしか伝わらなかったとしても、これまでのマーケティング活動での100人とは質も価値も違うものにできている自信はあるのですが、なかなか効果を証明しにくいですよね・・・。

でも、あせらずにもういちど「何のためにソーシャルメディアを活用し、コミュニティを構築するのか」を明確にし、まずは「モニタリング(傾聴)」からやり直してみようと思いました。

「モニタリング」→「ミングル(交流)」→「メジャー(測定)」という3つのМを段階的に実行していくことが重要だそうです。

以下気になったサイトの備忘録リンクです。

Kaboodle - Shopping for people, by people

ソーシャルコマース最大手。登録ユーザー1000万人、月間訪問者800万人。F1層に支持される。

TripAdvisor - Hotels, Travel and Holiday Reviews -

世界中の旅行者からの観光地・都市・ホテルの口コミ満載。旅行者の公平な口コミから ホテルの検索、比較、宿泊予約が可能です。掲示板では、旅行に関する質問に旅の達人が 答えます。

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Boutiques.com
グーグルが運営するビジュアル検索とパーソナライズ機能を備えるファッションサイト。
多数の小売りサイトと連係しており、ユーザーは同サイトでみつけた商品をリンク先の小売りサイトで購入する。広告は表示されず、Like.com同様にCPC(Cost Per Click:クリック単価)ベースでの運営になっている。



専門特化したSNSとソーシャルコマースというのがビジネスモデルとしては、いちばん可能性がありそうに思います。

松崎哲也
[ 2011/02/06 23:48 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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