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街場の現代思想  内田 樹著

街場の現代思想 (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋
売り上げランキング: 41239
おすすめ度の平均: 5.0
5 評価される側の気持ち
5 内田樹はなぜおもしろいか?
5 現代の「常識」に警鐘を鳴らす
4 興味深い文化資本



人から勧められて読んだ本ですが、ちょっと完全にノックアウトされました・・・。
すごい・・・。もっと早く出会っておくべきでした。

内田樹(たつる)さんは、大学入試における「現代文頻出作家」であるそうです。
高等教育の現場で最も信頼される思想家の言葉は、迷える現代人の、非常に日常的で卑近な問いに対して、明快に、あっけないほど平易な言葉で、ズバズバ答えていきます。

教養、お金、ワーク・モチベーション、転職、結婚、離婚・・・・。

これまでよく聞いていたような一般論とは全く違う方角から、想いもしなかった気付きの「視座」を投げかけてくれます。これが、なんというか、ものすごく気持ちいい。

全てのページに金言が詰まっていると言ってもいい本ですが、特に心を打ち抜いた言葉をいくつか紹介します。


知性というのは「自分の愚かさ」に他人に指摘されるより先に気付く能力のことであって、自分の正しさをいついかなる場合でもいい立てる能力のことではない。


「決断」というのは私たちの前にまっさらな未来が開けているということではない。むしろ、私たちの過去のふるまいが精算されることなのである。
これまで正しい決断を積み重ねてきた人間の前には判断に迷う二者択一は出現しない。
逆に、これまで何度も決定的な局面で判断を誤ってきた人間の前には、決断を迫る分岐点が繰り返し訪れる。



デジタル・コミュニケーションは「あらかじめ検索するキーワードがわかっている情報」の検索には有利だが、「自分が何を検索しているのかわからない」人間にとってはほとんど使い物にはならない。
高等教育においていちばんたいせつなのは、学生が「すでに知っている知識」を量的に拡大することではなく、学生に「そんなものがこの世に存在することさえ知らなかったような学術的知見やスキル」に不意に出くわす場を保障するということなのである。



想像力を発揮するというのは、「奔放な空想を享受すること」ではなく、『自分が奔放な空想』だと思っているものの貧しさと限界を気づかうこと」である。



最終章の「生きることの愉しさ」に関する部分が一番感銘を受けたのですが、その部分はもう少し深くかみしめたいと思います。

何度も繰り返し読みたい、バイブルのような本になりそうです。

[ 2009/08/30 22:20 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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