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ウェブはバカと暇人のもの

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

かなり前に出た本ですが、ずっと読むタイミングを逸していました。
タイトルと、前評判から、大体どんなことが書いているのか想像がついたので、心理的に避けていたのかもしれません。

読んでみて、想像以上に考えさせられる内容ではありました。

ニュースサイトという現場の最前線での実体験を基にした、
■ネット住人の属性分析(バカと暇人)
■ネットユーザーとの付き合い方
■ネットでウケるネタの法則
■企業がネットでうまくやるための法則

これらは、正しいと思います。

ただ、これを読んでもまだ、どちらかといえば楽観論派(Web進化論派)な私は、「コミュニティ」としての互助作用の可能性、「集合知」が「集合愚」に勝つ可能性を信じたいと思っています。

ですが、盲信することの危険性は、この本を読んでとてもよくわかりました。

ポイント部分を抜き書きメモしておきます。


ネットでたたかれやすい10項目
1)上からものを言う。主張が見える
2)がんばっている人をおちょくる。特定個人をバカにする
3)既存マスコミが過熱報道していることに便乗する
4)書き手の「顔」が見える
5)反日的な発言をする
6)誰かの手間をかけることをやる
7)社会的コンセンサスなしに叩く
8)強い調子の言葉を使う
9)誰かが好きなものを批判・酷評する
10)部外者が勝手に何かを言う



■ネットはプロの物書きや企業にとって、もっとも発言に自由度が無い場所である
■ネットが自由な発言の場所だと考えられる人は、失うものが無い人だけである


「消費者の意見を聞いたからヒット商品が生まれた」などと信じてはいけない。
「このヒット商品は、たまたま消費者の意見を聞いたことが発想のヒントになった」が正しい。


■全員を満足させられるコンテンツなどありえない
■結局、頼れるのは、おのれとプロジェクトにかかわっている人だけ


ネットでウケるネタ
1)突っ込みどころがあるもの
2)身近(B級感)があるもの
3)非常に意見が鋭いもの
4)テレビで紹介されたもの、テレビで人気があるもの
5)モラルを問うもの
6)芸能人関係のもの
7)エロ
8)美人
9)時事性があるもの



■最強メディアは地上波テレビ。彼らが最強である時代はしばらく続く
テレビCMが効かなくなったと言われているが、昔から見られていないし、同時に、昔からある程度見られている。
別にここ十年で変わっていない。
ネットとテレビは完全に連動しているから、テレビでどうやって取り上げられるかをまず考えた方がいい。その方がネットで良く広がる。


■雑誌で何が流行ろうと、ネットに対しては影響はない。
なぜなら、雑誌はお金を払わなくては読めず、さらにコピー&ペーストできないからだ。
雑誌・新聞ユーザーとテレビ、ネットヘビーユーザーはかぶらない。


テレビとネットの大きな違いは、テレビの収益性の根幹にある視聴率が有限であるのに対し、ネットの収益の根拠となっているPVがほぼ無限であることだ。
多少はライバルサイトにPVを取られたといっても、運営者は自分のサイト改善だけを考えればよく、ライバルをいかに蹴落とすか、つぶすかということを考える必要はない。むしろ相互リンクを貼ったり、コンテンツ提供を受けるなどして、トラフィックを互いに増やすと言った連携に目を向けたがる。


企業がネットでうまくやるための結論
1)ネットユーザーに対する、性善説、幻想、過度な期待を捨てるべき
2)ネガティブな書き込みをスルーする耐性が必要
3)クリックされてナンボ。B級ネタを発信する割り切りっが必要
4)ネットでブランド構築はやりづらいことを理解する
5)ネットでブレイクできる商品はあくまでモノが良いものである。
小手先のネットプロモーションで何とかしようとするのではなく、本来の企業活動をがんばるべき。





最後にこのような言葉で締めくくられています。

インターネットがあろうが無かろうが、人間は何も変わっていない。
そろそろ特別視をやめて、「道具」「手段」として冷静に使ったり、論じたりしよう。

企業は「ネットで商品が語られまくり、自社ファンが自然に増える」と考えるのは止めよう。

企業は「ネットはあくまでも告知スペースであり、ネットユーザーの嗜好に合わせたB級なことをやる場である」
とだけ考えることでようやく人々から見てもらえる。

ネットはもう進化しないし、ネットはあなたの人生を変えない。
---ネット敗北宣言





みなさんはどのように感じるでしょうか。

この冷静で客観的な視点は、とても重要と思います。
でも、あきらめたら「便利」で止まってしまう、とも思います。





[ 2010/01/04 00:52 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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