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ツイートアカデミー Vol.1 佐々木俊尚さん

津田大介さんに続いて、「電子書籍の衝撃」の佐々木俊尚さんの登壇です。
佐々木さんのお話は、前回、ダイヤモンド社の講演で聞いたものとほとんど同じでした。
相変わらずの渋い低音ボイスと、マシンガントーク。
もっとゆっくり聞きたい人も多かったのでは?

前回の議事録はこちら↓
佐々木俊尚氏講演 広告とマーケティングの未来
次に出る書籍の内容の先行公開といういことでしたので、書籍の方も期待です。

個人的には、2回伺うことで、自分でもソラで言えるくらいに、理解することができました。(*^_^*)

いくつか、追加されていた情報としては、

ソーシャルメディアの課題として、
購買意欲の「生成」と「収穫」の2つのシーンがあり、
SNSは「生成」には素晴らしい場なのだが、「収穫」を検索エンジンに
もっていかれてしまっているということについての部分。


その課題の解決策として、

購買意欲が生成されていることを数値化できればいい。
買うと決めたことがどこで生まれたかを立証できればいい。



とおっしゃっていた部分。

ちょっと、代理店や媒体側の言い逃れのようにも聞こえますが、きちんと証明できれば、
SNSのマネタイズや広告価値評価につながると思いました。
ただ、その計測方法の具体的な部分には言及はありませんでした。


もう一つ。
既存マスメディアはキュレーターになりえないのか。
「編集者」と「キュレーター」の違いは何か?

という個人的にもものすごく気になっていた部分が、質疑応答のなかで、回答がありました。

(既存マスメディアも)
専門領域を狭めていって、専門性を持って、キュレーターになっていく方向性はある。
編集者でもいいのだけれど、編集者は「選別」と「意味づけ」しかしていない。
「収集」と「共有」の機能がない。



これは、編集者にとって悔しい言葉ですが、いわゆる大手出版社の社員編集者にとっては、反論できない部分があるのではないでしょうか。
用意された情報ソースの上に胡坐をかいて、滅びつつある固定的情報流路に、他と同じような記事を流しているだけ。

そう言われても仕方ない部分はあると思います。

以下、追記部分に、講演議事録全文を掲載しています。



20100608ツイートアカデミーVolume1 佐々木俊尚氏講演

これからメディアはどう変わるか
情報の流れ方がどう変わっていくか。
今日はそういう話です。

電子書籍の衝撃という本で書いたが、今起きているのは・・・

パッケージVSコンテキスト

ランキングやパッケージ、店頭の売り場などで売れる時代は終わってきている。
文脈で売れている。

リストラされそうな●●が読む本とか。

同じ好み、同じ圏域のSNS上で流れていく。


ソーシャルメディアをコンテキストが流れる。


パッケージ

売上ランキング、タレントイメージ、。。
売り場・・・・


コンテキスト
なぜその情報・商品を、
いま読む、買うべきなのか。
一体だれが勧めているのか。
私にとってのオリジナルな価値。


自分の信頼のおける人が勧めてくれるかどうかで買うかどうかを決めている。



記号消費からコンテキスト消費へ

背伸び消費は消滅に向かい、
高級ブランドは元の世界へと帰っていく
自分をモノで語る人は今や少数派だ。


コンテンツとコンテキストは一体化し、
それは、「場」を生成する。


行為そのものが変わってくる。
商品そのものが大切なのではなく、なぜ、その商品を買ったのか、行為の方が大切になってくる。


モノからコトへ。

モノを買うということが、コトになっていく。



では、その「場」はどこに生まれるのか。


これまでのマスメディアは大河的情報流路

上から流せば情報が届いていた。
消費者はただ、ひとつの下流のシジミに過ぎない


ソーシャルメディア=湿地帯的流路(スワンプ)

情報の流れは網の目のように流れていて、どこからどこへ流れているかわからない。
あちこちに小さな水たまりができて、そこに生物(ザリガニとかカエルとか)が生息しているイメージ。


あるサッカー情報ライターのブログ

Twitterやブログを読んでいる方が、信頼できる情報に出会える。
いろんな圏域の詳しい人を選んでフォローしていれば、詳しくなる。

そういう情報を投げる人はたくさんいる。

そういう人をどうやって探せばいいか?
その中の流れの一人とであればいい。


情報はひとを軸として流れる。

グーグルニュースのような、アグリゲーションされた
システムでもかまわないのではないか?
ということになってきている。



情報の真偽VS 人の評判
どちらが信頼できるか?


何かのファクトに対して

例えばあるブログがネタを書いていても、本当かうそかは見極めが聞かない。
ところが、ある個人が信頼できるかどうかは比較的簡単にできる。
過去の発言や行動で判断できる。

Twitterでもそう。フォロワーの数や発言で信頼度が測れる。

情報の真偽を見極めるのは無理だが、その情報を流している人の信頼度を見極めることは可能。


キュレーションという言葉がある。
日本語ではない。
一般的には、美術館の学芸員のことを言う。

キュレーションとは
情報を収集、選別、意味づけ、共有すること。

必ず、意味づけを与える行為をする。


今、自分も実験的にキュレーションを実現している
1日にRSSリーダーでブログ2000~3000をタイトル見ている。
そのうち読むのは100件くらい。そのうち20件くらいTwitterに投げている。
これこそがキュレーション。

キュレーションを日本語訳するとどうなるか?
私のツィッター上でも議論になった。

コンテキスト演出家
(カタカナだが)
コンテキストをだれが付与するのか、が大切。
それが、Curator。

海外の記事などでも、今年に入ってからキュレーションという考えが増えてきた。


キュレーションジャーナリズム
一次発信よりも選別が重視される世界の仕事

(背景として)
情報があまりにも増えてしまった。1000倍2000倍に増えた。

膨大に広がっている情報の中でより分けてくれる人が大事。
キュレーションが大事になってきた。

キュレーションは商品情報にコンテキストを付与する。


コンテキスト消費時代

コンテキスト  →キュレーター
-------------------------------
商品      →クライアント


マスメディア時代は川の流れの中に、編集情報を投げていけばよかった。
いまは、湿地的な情報流路のなかで、キュレーターが流していく。

ある時は受け手になり、ある時は、キュレーターになり。



ネット企業でキュレーターになって儲かるのか→×儲からない。


例えばFacebookは4~5億人のユーザー
しかし売上高は5億ドル
一人あたり100円/年ということになる。

なぜなのか?

購買意欲には、生成と収穫の2つのシーンがある。

生成/ソーシャルメディア

収穫/検索エンジン

現在、生成と収穫が分かれてしまっている。
結局は検索エンジンが収穫してしまう。


ドロップシッピング的にキュレーターがアフィリエイトをできるものなどできてきているが、むずかしい。

ただ・・・
たとえ、統合できなくても、生成しているのが認知できればいい。
購買意欲が生成されていることを数値化できればいい。
買うと決めたことがどこで生まれたかを立証できればいい。

アイドマの法則のなかで
アテンションを数値にするのは難しいといわれてきた

生成と収穫を近づけるか、生成の証拠を数値化するようにするか。
どちらか。

生成を評価する数値はなにか?
(※明確な言及なし・・・)

商品とコンテキストの「場」でクリエイティブは生まれるか?
「場」そのものが、ある意味ネタ的な意味が生まれ始めている。

「場」と「クリエイティブ」が
一体化したものこそが、次世代のクリエイティブではないか?と言われてる。


これまでは、素晴らしいクリエイティブがアテンションを獲得していた。
「場」がその機能を獲得できるのではないか?

例えば・・・
アップルのiAd
スティーブ・ジョブズの言葉
「検索ではない。アプリがパッションをもたらすのだ」

ページビュー→クリック→コンバージョンという流れではなく
クリエイティブが何らかのアテンションを生み出すのではないか。

現在、広告はマッチングばかりになってしまった。

本来、広告は何らかのアテンションを生み出し、収穫するもの。

「場」の形成と、「デザイン」

それはネット広告にブランドアドバタイジングもたらすか?
ということである。

(講演は以上。以下質疑応答)
=======================================
Q
既存マスメディアはキュレーターになりえないのか?
A
圏域がマスなので、なれない。

専門領域を狭めていって、専門性を持って、キュレーターになっていく方向性はある。

もともと雑誌はニッチメディアであって、編集者がキュレーションを担っていたのではないか?

編集者でもいいのだけれど、
編集者は「選別」と「意味づけ」しかしていない。

「収集」と「共有」の機能がない。

=======================================
Q
ストック型のブログとフロー型のTwitterの質の違いとは?
A
まさにその言葉のとおり。ストックとフロー。
Twitterは情報にキャッチアップするためのもの。

かつてはブログもフローと言われたが・・・
(今やストック型にカテゴライズされている)
ブログでは、情報流路に追いつけなくなった。
Twitterが出てきたのは必然の流れ。

========================================
(以上 約40分くらい)
[ 2010/06/13 10:33 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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