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佐々木俊尚氏トーク&サイン会 電子書籍の本質を考えてみよう

佐々木俊尚さんの講演会があり、しかも、参加費700円という破格だったので、出かけてきました。

表参道のABC(青山ブックセンター)に行くのはすごく久しぶり。
本好きには「アガる」仕掛けがたくさんの場所で、それだけで幸せな気分になりました。

実は、この「ABC(青山ブックセンター)」で、今回のお話を聞けたのには重要な意味があると思っています。
(佐々木さんもその点をものすごく意識して話されていたと思います)

今回、書店がキュレーター化する可能性についてのお話がありましたが、まさしくABCはそのような選択眼で人気を保っていた書店です。本好きにとっては聖地のような場所でした。ですが、2度も経営破たんに陥ってしまった。現在は、ブックオフの100%子会社というのも、皮肉なものです。

青山ブックセンターほどの、仕入れの「目利き力」があるならば、完全にインターネット書店になってしまって、「目利き社員」によるweb展示とアマゾンアフィリだけで再生すればいいのでは?と1回目の破たん(2004)の時に思ったものでした。

当時、私のところにも「ABCの復活を望む署名」みたいなのが、回ってきたのですが、当時のギョーカイ人には、出版業を「イメージ」「意義」などで語る傾向があり、「署名で復活」というようなメンタリティーにちょっとげんなりとした想いを覚えています。

ですが、よく考えてみると・・・
たぶん、ABCのネット上のキュレーションも「アフィリエイト」モデルでやっている限り、紹介料は3%とかなので、食っていけるのは、よくて2、3人なのでしょうね。

それが、電子書籍化によって、「アフィリエイト」ではなく、もうひとつ上のレイヤーの「書店」として成立する可能性があるのではないか?と感じたのが、最大の収穫でした。ぜひ、ABCの「目利き」(キュレーター)にはそのようにして、ABCの魂を引き継いでいって欲しいと思います。それこそが「出版文化」なのではないか、と。
※佐々木さんの主張は特別な「目利き」ではなく、ソーシャルによる推奨をくみ取る存在としての書店の生き残り方をイメージされていたようですが・・・

さて、ちょっと話が長くなってしまいました・・・。

相変わらず、ダンディで、「女性よりも男性のファンの方が多い」(笑)という、佐々木俊尚さんのお話の中で、大切と思った部分のまとめです。


本の情報を得る方法

1)検索エンジン
2)レコメンデーション
3)キュレーション


1)はプル
2)はプッシュ
3)はプルでもプッシュでもなく、
情報アクセスの『視座』を確保する。
その『視座』がキュレーター。

キュレーターは特殊な人ではなく、我々のなかにすでにいる人。

検索キーワードがなくても、人を軸にして情報が流れていく。


本×読者×書き手の接続の場としての書店。

実はTwitterによって、人が会う機会は増えている。人間と人間の接続性を高める方向でソーシャルメディアは機能している。

リアルな場所の可能性はどんどん高まっている。

(例えば)音楽でも、かつてよりもライブにいく人は増えている。

(場としての書店は)デジタル配信と補完関係になっていくのではないか。


人のアンテナには必ずズレがある。
それは、ある意味ノイズなんだけれど、そこにはセレンディピティが生まれる。


レコメンデーションだけではタコツボ化する。

ノイズこそが、タコツボ化を防ぐ。

人を選ぶということは、それほど割り切ったことではない。


コンテンツに価値があれば、いくらでも儲かる。



結局は、他にはない価値あるものを作り出していくことが、ソーシャルメディア時代には最大の戦略の柱であることを改めて認識しました。価値あるものは、必ず発見され、広まっていく。そう思います。

松崎哲也

以下の、追記部分はiPhoneとリュウドの折り畳みキーボードでメモした、議事録メモのダダモレ全文です。


20100803佐々木俊尚氏トーク&サイン会
@青山ブックセンター表参道

電子書籍の本質を考えてみよう。

エスプレッソブックマシーン。
http://bit.ly/dzepCV

ネットでダウンロードした本をそのままプリント。製本までされる。

1台7-800万円
300ページを4分以下で印刷
300ページなら1600円くらいでできる。
Googleなどからエスプレッソにデジタル配信される本は100万点

ハイチの被災地でも活躍

なぜ、この話をしたか。
紙の本の話をしたか。

それは、エスプレッソブックマシーンで印刷した本は紙の本か、それとも電子書籍かという問いかけをしたいから。

私はこれも電子書籍ではないかと思う。

コンテンツ→ 本の中身
コンテナ→デジタル配信
コンベア →iPad、エスプレッソ印刷本

いちばん大切なレイヤーはコンテナ

電子書籍の意味は流動的に考えないといけない

コンテナが重要
本の中身は不変である

粘土版→パピルス→竹かん→紙→iPad
これまでにもものすごく変わっている。
日本でも。

コンテナの部分はこれまでほとんど変わっていない。
グーテンベルクの時代が1回目の流通システムの配信の変化。
今回が2回目の変化である。
印刷の発明は大きな文化の影響を及ぼしている。
例えばルネッサンス。

印刷技術の発明いによる知識のオープン化。
聖書の流布によって、直接神の声を聞けるようになった。
巨大な文化文明を生んだ。

今回がの流通システムの変化も大きなな変化を及ぼすかもしれない。
過去の本を含めて、再流通することは、大きな影響。知の環境の変化になる。

選ぶことの重要性。

では、本をどう選ぶのか?
ノイズの山の中からどうやって良い本を選ぶか。

ネットの世界では、コンテンツはどんどん無限に生成されていく。
そこから良いものを引き上げることの重要性が高まってくる。

フィルタリングをどうするかが重要。
コンテンツの時代は終わったという声もある。
よいコンテンツを見つける仕組みが大切。

電子書籍のの仕組みが整ってくると、爆発的な刊行点数になってくる。
今は8ー9万冊。これが10倍になる。
さらに過去の本を入れるとものすごい数になる。


どう選ぶかというのが一番大切。

Googleブック検索 昨年かなり物議をかもした

すでに200万冊をスキャンしている。
作家組合から反発がでた。
各国で問題になっている。

今は一応和解をしているが、
アメリカの司法省が和解内容を再調査中。

なので、グーグルはブック検索の開発を一旦中止している。

その一方で、GoogleEditionというのが進んでいる
出版社と組んで書籍のStoreを持つということ。
この夏から秋に立ち上がる予定といわれている。
(すでに夏だが)



ブック検索の延長戦

出版社から提供された40ー60万冊
おそらく、非常に低い手数料を提案しているのではないか。
最初はWebブラウザでの購読のみとなっている。

だが、いずれはアンドロイド、Chrome端末で
アプリや専用デバイスも出るのではないか。

なぜ、グーグルは自社で専用端末(ビューワー)を開発しないのか?

Googleはオープン戦略。Appleのモデルは垂直統合。

GoogleはAndroidOSを使ってフリーで使用させている。そういう戦略。
オープン化したほうが、多くの友達ができるという戦略。かつてのVHSとベータ戦争と同じ構造。

Googleはオープン化戦略をとっている。



独立系の全米書店組合(ABA)には1400書店が加盟する。

ABAは今年の夏、Google Editionと提携することを発表した。

Googleは取次とtなって電子書籍をABAにおろし、
ABA加盟店は自社サイトで電子書籍を販売する。

Googleは正味が安いので、(書店側も)ビジネスになる。


はたして、小さな書店経由で電子書籍を買う意味があるのか?

書店 はキュレーター

書店員の選択眼
書店に信頼、ファンがついているのではないか。

現時点ではビジネスになるかどうかわからない。


キュレーターとは・・・
情報誌収集・選別・意味付け・共有すること。
元は芸術の世界の用語。
最近では、シャガールとロシアの関連性に目をつけた新しい意味付けをした展覧会がある。
(そういう企画を考えるのがキュレーター)

新しい本を手に入れることよりも、すでにある山のような本の中から古典を選んだほうがいいかもしれない。

その選定を書店員ならできるかもしれない。ということ。

キュレーターとは・・・

クチコミを引き起こす人。
カリスマレビュアー。
情報仕分け人。



コンテキストの力

キュレーターがいなければ、コンテキストは生まれない。

これまでのマスクメディアによる紹介でがっかりした人は多いと思う。


本の情報を得る方法

1)検索エンジン
2)レコメンデーション
3)キュレーション

1)はプル
2)はプッシュ
3)はプルでもプッシュでもなく、
情報アクセスの『視座』を確保する。

その『視座』がキュレーター。

キュレーターは特殊な人ではなく、我々のなかにすでにいる人。

検索キーワードがなくても、人を軸にして情報が流れていく。



文脈ダナの向こうにいかなくては行けない。

書店自身がメディアにならなければならない。
所詮は個人だから偏りはあるけれども、ゆるく多くの人をが連携してやっていけるようなモデルを模索して行きたい。

往来堂書店店長の言葉

読者は書店員を選ぶ。



本探しの『視座』を選ぶということ。

どの地点から物事を見るか。ということ。


リアル書店の『場』とどう接続していくのか。

好きな本屋とキュレーションをどう結びつけるか


往来堂書店のフェア
猫本フェア
スタートは早川書房のtweet

おすすめのネコ本のつぶやきが
tweetされていた

ハッシュタグ #nekohondana

河出書房がブクログで、このハッシュタグに集まった本を集めて本棚をつくった。

これを見て、往来堂書店がフェアを考えた。

ブクログでのバーチャルな本棚をリアル書店で手にとってみることができる。
ネコ本なので、写真や仕様などが重要。リアル書店での意味もあった。
ネット情報とリアル書店のこんなつながり方があるのではないか。



本×読者×書き手の接続の場としての書店。


実はTwitterによって、人が会う機会は増えている。
人間と人間の接続性を高める方向でソーシャルメディアは機能している。

リアルな場所の可能性はどんどん高まっている。

音楽でも、かつてよりもライブにいく人は増えている。
デジタル配信と補完関係になっているのではないか。

「コルシア書店の仲間たち」 という本

新しい神学の拠点としての共同体。


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質疑応答

書店や書店員ははたして生き残れるのか?

→電子書籍のビジネスは規模が必要

書店員のなかでも、結局は優秀なひとが残る。
そうでないひとは残れない。

これからまだ、書店は潰れるだろう。
しかし、小さい書店でも残れるのではないか。
(それは、書店が)キュレーターになっていくイメージ

========================

必ず人のアンテナにはズレがある。
それは、ある意味ノイズなんだけれど、そこにはセレンディピティが生まれる。


レコメンデーションはタコツボ化する。

ノイズこそが、タコツボ化を防ぐ。

人を選ぶということは、それほど割り切ったことではない。

========================

キュレーション×場

ビジネスの可能性
これにもう一つの変数が必要ではないか。

閉鎖性? 秘匿性?

最近、情報の流れ方がどう変わってきたかを考えている。
大河からスワンプへ。

(スワンプは)細かい水たまりにカニやらエビが棲んでいる。

マネタイズできるポイント

========================
これから著者は報酬を得るのが困難になるのでは?


編集とキュレーションの違い

キュレーションは受信側の行動

わたしもTwitterでキュレーションを行っている
そこにマネタイズモデルはない。
行っているのはリスペクトの交換。

ただ、キュレーションが一種のセルフブランディングになってくる。
それが、別のかたちでのマネタイズになってくる。
淡いコミュニティ化ができている。

プラットホームとモジュールと考えればいい。
決済プラットホームはやり取りの時に使うイメージ





人の信頼性は、会うよりもネットの方が確認しやすい。
名刺交換よりも、ネットでの活動を
見た方が人格がわかる。

Twitterやブログを
みればわかる。

例)
エキサイト婚活
入会時に膨大なアンケートを
書かなくてはならない。それがあるから、あいての信頼度がかなりわかる。


リアルの方が過去の履歴が見えないので、その人がわかりにくい。


新しい視座を探す、
みつけるにはどうすればいいか

インターネットは
参加すればするほど、情報精度が高まる。
それがSNSの本質。


書いている内容がフローである

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投げ銭システムが普及しないと、リアルな流通システムが死ぬ。
お金がないところで、どうなっていくのか?


お金をどうもうけるのかという問題

読者にとっては関係ない。

書き手にとっては、投げ銭システムの話はだれも言わなくなっている。

コミュニティの有料課金化。
有料のトークショウ。

コンテンツに価値が
あれば、いくらでも儲かる。


携帯小説においては、
作家とのつながりにおいて、本を買う。

ミュージシャンにおける、(ライブ会場で売っている)Tシャツのようなもの。

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[ 2010/08/08 23:42 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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