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[SoftBankアカデミア]第2回 戦略特別講義「意思決定の極意」

9月28日にソフトバンクアカデミアの第2回目の公開講義、孫社長自らによる、「意思決定の極意」という公開講座に参加してきました。

こちらがユーストリームのアーカイブ映像です↓


全文書き起こしのリンクです。
↓ソフトバンクアカデミア公開講義「意思決定の極意」書き起こし
Part1
Part2
Part3


ソフトバンクの30年間の社史における、重大な「30の決断」について、「あなたならどう意思決定しますか?」という、質問を投げかけながら、孫社長がどのように意思決定してきたのか、その背景と理由を解説していくというスタイルで行われました。

私自身も現場で配られたシートに、一問一問○をつけながらお話を伺いました。

孫社長ご自身も重ねておっしゃっていましたが、「前提条件次第で判断は変わる」という設問ばかりなので、自分の判断の直観が、実際の孫社長(ソフトバンク)の決断と同じであったかどうか?ということには、そんなに大きな重要性は無いように思います。

ですが、決定的に間違ってはいけない質問もいくつかあったと思います。
(天下りの件とか、リスクマネジメントの件とか)

個人的に大切と思った部分を可能な限り、引用表示します。

決断という言葉の意味は、決めて、もう片方の選択肢を断ち切る、ということですね。
二者択一をしなきゃいけないことの重みということがそこにあるのです。

決断、リーダーに求められる資質の中で決断能力がある、歯切れが悪くてずるずるずるずるいつまでも話し合ってるといつまでも決断できない。
常にtoo late。
遅すぎる決断というのは決断しないに等しい。



自分の子どもが交通事故にあって、出血多量になって、片足を手術で切断して命が助かるならば、自分の子の命を守ることを母親として選択するだろう

もしそれを自分の子どもが死んでも、プライドのために片足を切断することができない。切られる片足が痛くてかわいそうだ。そのために子供が死んでいいなんていう母親がどこにいるか。
お前らの言ってる愛情は偽物の愛情だ!

俺は本当に出版事業を愛している。
だから出版事業そのものをなくしてしまう、売却するよりは、片足でも両足でも切ってでも生きている、自分の子どもが生きていることのほうが大事じゃないか。

机を叩きながら、口から泡を飛ばして、大喧嘩をして、それで最終的に説得をしました。

結果どうなったか。
半年後には1誌を除いて全部黒字になりました。1誌を除いて、8誌のうち7誌が全部黒字になりました。
結果全部が黒字になって、誰もリストラせずに、すべてが黒字になって、その後快進撃が続いて23誌まで雑誌が拡大しました。



たとえばITmediaという会社があります。
出版事業部で、23誌までわーっと急成長して、ソフト流通部門よりも高収益になったんです。
利益の絶対額でも出版事業部門の絶頂期のころ、会社全体の利益の7割です。
その事業がネットのスタートとともに自分でカニバるかどうか。

今日現在どうなったかというと。
「Oh!PC」だとかいろんな雑誌ありましたけども、そういうソフトバンクが出してる雑誌はゼロ誌になりました。

読者の数は10倍ぐらい増えました。利益も大いに伸びました。ということで、既存の事業を100%カニバって、100%ネット情報カンパニーという形で、我々の出版部門の雑誌部門は置き換わりました。

単行本の書籍はいまでもやっておりますけども、雑誌はそういうかたちで100%積極的に、いやいやではなくて先頭に立ってこれを行なった。ということでありました。

↑ソフトバンクは当初出版業でした。この決断力、舵の振り切り方。他の人ではできないですね。しかもリストラなしにそれを実現している。

ネットバブル崩壊して、ソフトバンクの株も約100分の1に下がった。

株主総会でむちゃくちゃ言われましたよ私は。非難の嵐。非難轟々。100分の1にさがったときの株主総会がこの部屋ですよ。
ここにいる人が全員目が三角になって来てる。会場に入ってくるなりヤジがうわーっと。ペテン師!嘘つき!泥棒!むちゃくちゃです。

それでも私は一生懸命に説明しました。
おそらくソフトバンクの株主総会で一番最長。6時間かそれくらい。休憩なしでぶっつづけでやりました。
1人で全部受けて立った。一切質問からそらさないで真正面から答えました。

99%非難轟々の人が、最後はこの部屋で何千人も来てましたけど、最後は3分の1以上の人が泣きました。あちこちハンカチだしてすすりながら。

がんばってくれ!金は失ったけど、来てよかった。お前を信じてるから頑張ってくれ。割れんばかりの拍手を最後頂きました。

僕にとっては一番うれしい株主総会だった。一番苦しい株主総会だったけども、今でも鮮明に覚えている。一番うれしい株主総会があの株式総会。

↑この解説のときの、とある投資家のおばあちゃんの逸話。なぜ、今、時価総額を30年以内に200兆円という目標を設定しているのか?という説明の所。思わず涙が出てしまいました。

あとは、最後の質問。時期社長は、先代の孫社長の方針を継続すべきかどうか?という設問です。


私が創業者です。
A:創業者の考え方を踏襲すべきか、
B:踏襲しないべきか。

まあ、9割方は踏襲して欲しい

ものの考え方、我々の本質、つまり理念だとかビジョンとか、志のところは変えないで欲しい。
なんのために我々が存在しているのかと、会社として。
そこは、絶対に変えないで欲しい。そういう根っこの部分軸足のところは9割方は変えないで欲しい。

だけど、方法論、僕は後4年ちょっとで無借金にするんだと。そしたらそのあとずっと無借金だと公言しています。
だけど、それはそれとして、本当にやらないといけないという、ここぞという勝負処があったら、もしかしたら、しかもそれが本当に重要なら、無視していいのかもしれない。

その時の経営陣が最善の判断をしてやるのであればですよ。

そういうようなことは、いろいろあるかもしれないけれども、あんまり金太郎飴になるということを僕は望んでるわけではない

会議の進めかたとか、あるいはいろんなやり方については、従来からこのとおりにやってます、だからこれからもこうやらないといけないと思わないでいい。そんな堅苦しいことする必要はない。ただ、本質の本質、習わしは無視してもいいけども、習慣、習わしは無視していいけれども、本質の本質、そこは9割方は残してほしい。




答え合わせをしてみて、僕の場合正答率は7-8割でした。
それは、なぜかというと、ひとつはすでにソフトバンクの歴史を見てきて知っているから。もう一つは、ここでこんな質問をするということは、普通の判断ではないんだろうな、と逆張りして考えたからです。

そう、孫さんの基本姿勢には「逆張り」の思想というのがきっとあると思います。
やみくもに反対をやっているのではなく、念のため世間の常識の全く逆の行動を想定してシミュレーションしてみる。そういう訓練を意識的にやられているのだと思います。

あとは、迷わないこと。

リーダーの迷いは、組織の士気に必ず伝播してしまう。というのは、稲盛先生の名言にもありました。

そのあたりを意識して、今後の意思決定に生かしていきたいと思います。

貴重かつ、実践的なお話をありがとうございました。

心から尊敬しています。



松崎哲也


[ 2010/10/03 02:34 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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