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リ・ポジショニング戦略 ジャック・トラウト

リ・ポジショニング戦略
ジャック・トラウト
翔泳社
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ブランドマネジメントに日々格闘する私に対して、直属の上司である本部長が薦めてくれた本です。

マーケティングの重要要素である、「ポジショニング」の第一人者が書いた最新刊。

1.競争 2.変化 3.危機 の3つに類型化して、リ・ポジショニングの必要性を論じています。

「競争」は競合との差別化戦略。「変化」はクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に記されているような、「破壊的技術」の波にどう対処していくか。「危機」は、金融危機のようなマクロ危機と、企業内のミクロな危機への対処法について。

わかっているけど、自分ことになると、途端に難しくなるのが「リ・ポジショニング」。
それは、過去の花形商売を否定することが、企業内の論理において非常に難しいからでしょう。

本書では随所にピーター・ドラッカーなどの言葉を引用して説得力を高めています。そのドラッカーさんの言葉の方に強く惹かれる部分も多くありました。

最終章の「リ・ポジショニングの技」の中に示唆に富んだ内容が書かれていたので紹介します。

人の心は変えづらい
一般にマーケティング業界では、新製品の広告の方が既存ブランドの広告より関心を引くと思われている。
しかし実際は、あたらいものより既知のもの(あるいはすでに買ったことのあるもの)の方に私たちの関心は向かう。


肉食系リーダーのリ・ポジショニング術
リ・ポジショニングは誰かが責任を持って行わなければならない。このタイプのリーダーシップは、かなり丹力のある人物でなければ発揮できない。CEOの役割はリ・ポジショニングの先頭に立つのが役割だ。・・・どこに向かっているのかわからないようなリーダーには、誰もついていかない。

優れたリーダーの資質
●心を柔軟に保つ
●精神的な強さを持つ
●大胆になる
●事実を知る
●幸運も必要


ポジショニングとリ・ポジショニングがうまくいくとすれば、それはそのアイデアがわかりきっているからだ。わかりきっているのは、それが明白だからで、あなたにとって明白なものは、顧客にとっても明白だ。だからうまくいく
誰だって昼食会の話題を独占するような賢いアイデアや、独創的な計画を好むものです。しかし当たり前のことはそうはいきません。つまり、当たり前すぎるのです。

「当たり前に」なれているかの5つのテスト
1.問題は解決してしまえば単純だ(独創的・複雑なアイデアは疑ってみること)
2.人間の本性に反していないか?(専門家の意見や技術的な知識で目を曇らせない)
3.紙に書いてみる(子どもでも分かる短い文章にまとめられるか?)
4.人の気持ちを動かすか?(どうして今まで気づかなかったのか!と思わせられるか)
5.機は熟しているか?(リ・ポジショニングはタイミングは早すぎても遅すぎてもダメ)



つまり・・・
お客様にもわかりやすい明確な「リ・ポジショニング」像を示すこと。
リーダーとしての現場を知り、大胆に、強さをもって方向性を示すこと。
一見すると浅く思われるかもしれない「当たり前」なことに自信をもって。
ゆっくり丹力をもって、取り組むべし。
なぜなら、人の心は変えづらいものであるから・・・。

そういうことですよね。本部長!
ありがとうございます。


松崎哲也


[ 2010/10/17 00:22 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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