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いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか



ちょうど1年半くらい前、Amazonが最も恐れている通販会社がある。しかも、通販にはもっとも難しい「靴」専門の通販会社らしい・・・・という噂が飛び交っていました。その後、その会社をAmazonが800億で買収したらしい。しかも、Amazonとは別会社のままで。というニュースが飛び込んできて、それ以来ずっと気になっていました。
当時読んでいたWebサイト↓
米国ザッポス「顧客にWOW!をお届けする」奇跡の経営,その本質を探る

すでにいくつかザッポス本は出ていますが、この本はCEOであるトニー・シェイ氏自身がゴーストライターを使わず(本人談)、自らの生い立ちから最初の就職、一つ目の会社の立ち上げとエグジット、ザッポスと出会ってAmazonに買収(株式交換)されるまでの道のりを描いた本です。

本人の筆によるものなので、かなりわかりにくい表現や内容のかぶりなどが頻繁に出てきますが、その分あたかも自分がそのベンチャーの一員になって活動してきたかのような一体感を味わえます。



朝、目覚ましを何度も何度も止めて、いやいや起きていませんか?

トニーシェイ氏は、ある朝目覚ましを7回も止めて起きている自分に気付き、自分が創業した会社がすでに自分が居たい場所ではなくなっていることを思い知らされます。ひとつ目に立ち上げたWeb広告の会社が、その急成長の代償として、いつの間にか出社するのが嫌になるような会社になっていたそうです。あれほど情熱を傾け、夢中になって業績を拡大させていた会社をです。
そして、自社をマイクロソフトに売却することを決断します。

大金持ちになったトニーシェイ氏は、
「成功とは何だ? 幸せとはなんだ? 何を目指して頑張っているのか?」
と自問自答します。
「これまでの人生で、最高に幸せを感じた時のリストを作ってみて分かったのは、幸せを感じたどの時も、お金を伴っていなかった」と気づき、「金銭を追い求めるのをやめて、情熱を追い求めることにした」。
そして、投資家としてであったのが「ザッポス」の事業だったそうです。

最初は投資家としてかかわっていた事業に、私財をつぎ込み、代表について事業を拡大していくのですが、これも最初から成功していたわけではなかったそうです。住んでいた豪華なロフト(マンション)を売りはたいてまで、資金繰りをしていた時期があったことには驚きました。

そして、ザッポスの事業で試行錯誤するうちに行きついたのが、以下の3つに経営資源を集中して投入するということです。

■カスタマーサービス(ブランドをつくり、クチコミを推進)
■企業文化(基本的価値観の形成)
■社員の教育と能力開発



なかでもザッポスの文化は以下の10のコアバリューとして制定されます。

①サービスを通じて「ワオ!」という驚きの体験を届ける
②変化を受け入れ、変化を推進する
③楽しさと、ちょっと変なものを創造する
④冒険好きで、創造的で、オープンマインドであれ
⑤成長と学びを追及する
⑥コミュニケーションによりオープンで誠実な人間関係を築く
⑦ポジティブなチームとファミリー精神を築く
⑧より少ないものからより多くの成果を
⑨情熱と強い意志をもて
⑩謙虚であれ


これは、ザッポスのコア・バリューですが、ほかの会社がこれを真似すればうまくいくかと言えば、違うと思います。大切なのは、きちんと「コアバリュー」が何かということが考えられていて、それが実在し、組織全体がそれを基本的な考え方として動いているかどうか。連帯感をもって運営されているかどうかにあります。

もう一度、自分たちの仕事の「コア・バリュー」とは何か? 全員がそのことを理解してそこにフォーカスできているかということを確認したいと思います。




最後にトニーシェイ氏は
「あなたの人生のゴールは何ですか?」
と、問いかけてきます。

そして、その問いを突き詰めていくと、「人はみな幸せになるために生きている」はず。だから「幸せになるための研究(サイエンスオブハピネス)を学び、あなた自身の人生に生かすべきだ」と訴えます。

ハピネスのフレームワーク

■自分を自分でコントロールすること
■進歩を感じること
■つながり
■ビジョンと意味



■マズローの欲求段階説


■快感
■情熱
■崇高な目的




誰もが自分のビジネスが、世の中の役に立ち、人々を幸せにすると信じて仕事をしていると思います。

なのに自分自身がなかなか幸せを感じられない、毎朝会社に行くのがおっくうになる、朝何度も目覚ましを止めてしまうのはなぜでしょうか?

お客様を幸せに、社員が幸せに、そして自分自身がますます幸せになるためには、何をすればいいのか。

トニーシェイ氏はこの本を通じて、ザッポスの事業以外にも「幸せのデリバリー」を行っているのですね。

そういうシェアの精神を象徴してでしょうか、本日より3日間、電子書籍が無料で読めるそうです。
http://dhbookj.typepad.jp/(電子書籍版発売記念! 3日間限定無料キャンペーン)

電子書籍でも、何度か振り返ってかみしめたい本でした。

ありがとうございました。

松崎哲也


[ 2010/12/20 00:06 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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