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電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?

電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?
田代真人
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雑誌・書籍市場の縮小のなかで、逆に立ち上がることが期待されている、電子書籍ビジネス。その現状を俯瞰して、客観的にとらえなおすのに役立ちました。とても冷静に淡々と、かつ具体的に数字ビジネス収支の数字も示しながら解説してくださっています。

正直、電子書籍ビジネスは非常に難しいです。

成功するとすれば・・・
■作家自身が個人規模で編集・電子出版ビジネスをする。
 ただし、すでに知名度があり、ファンがいる作家に限られる。
■過去のコンテンツを(基本的には無料で)使用し、ロングテール商品をそろえる。
 書籍や漫画ではあり得る。雑誌は複合的な権利処理が難しいのでは・・・
■紙の出版のテストマーケティングの場として活用する。
 無料閲覧は最初は物珍しさがあるが、増えてくるとテストマーケティングできるほどの認知獲得が難しい。
■クライアントにとって非常に広告価値の高いメディアとなる。
 主に雑誌。メディアの発明くらいの出来事だが、ジャンルやテーマを細分化すれば効率の良い広告メディアになり得るかもしれない。ただし、規模は小さい。


いずれにしろ、既存の大手出版社の規模と従業員数とサラリーのレベルでは実現が不可能なイメージです。「志」のある個人それぞれが、自分の人生の目的と意義を感じられる特定の分野で、著者やクライアントと複合的なビジネスを組み立てながら、居場所を探してトライしていくというような将来像がいちばんぴったり来ます。

雑誌でいうと、例えば余暇の趣味の世界であれば、特定の数の読者が「大型バイク」「別荘」「暖炉」といった比較的高単価の商品のクライアントとともに、効率の良いメディアを作れるかもしれません。作り手もある程度自分の趣味の世界で手弁当的にできるイメージです。

書籍でいえば、新人発掘の登竜門としてのしくみでイニシアチブをとるか、死蔵コンテンツにうまく光を当ててロングテールからのビジネスを構築するか、というあたりではないでしょうか。

作家登竜門のしくみは参入が早い方が有利かもしれません。

どちらにせよ、強い情熱と、意志が必要ですね。

そんなことを考えてた年始でした。

松崎哲也
[ 2011/01/03 22:48 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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