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孫正義x堀義人 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~

グロービス代表の堀義人さんが、「脱原発」を掲げ積極的に活動を行う孫正義ソフトバンク代表に対して、ツイッター上で「孫氏は政商、マイナスに日本導く」と発言したことがきっかけで行われることとなった、このトコトン議論。(討論経緯の関連記事)

金曜日の夜に行われた4時間近い討論を、ユーストリームの再配信で、土日をかけて、じっくり見させてもらいました。

プレゼンテーションのお手本として、また、ディベートの実際例として、非常に参考になる部分が多くありました。

↓孫正義x堀義人 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~

「プレゼン編」(お互いに20分のプレゼンと10分の質疑を交互に行います)







Video streaming by Ustream

孫さんの資料→PDFファイル  堀さんの資料→PDFファイル


↓孫正義x堀義人 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~

「フリーディスカッション編」(時間無制限でディベートが行われます)







Video streaming by Ustream

発言の内容とやりとりに関しては、いろいろなまとめサイトがありますので、とりあえず、「実況」のトゥギャッターを紹介しておきます。↓
孫正義×堀義人:実況版 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える 


対談全文書き起こし のサイトもありました。



以下は個人的な感想です。(孫さんも堀さんも尊敬するビジネスパーソンなので、主張の是非というよりは、プレゼンやディベートのやり取りから学べる点を中心にしています)

■プレゼン資料は聞き手に合わせた配慮が必要。

会場規模とスクリーンの位置などを配慮した文字の大きさ、文字数。今回であればストリーミング前提なので、PCやスマートフォンの画面でどう映るかというところまで考慮した、聞き手に優しい資料づくりが大切。

■グラフの作り方、数字の選び方で、説得力が大きく変わる。

グラフの中で最も伝えたい数字は何か、もっとも伝えたい「心を動かす言葉」は何か。引き算の資料づくりが大切。グラフなども既存の資料のコピペでは説得力が弱い。

■「知らないことなので教えてほしい」という姿勢がとれるか。
知らないこと、解らないことに出会ったときにどのように対応するかで、その人の器が見えると思いました。ディベートであっても、「素直さ」の方が好印象になりえるということを知りました。ましてや今回は、勝ち負けより議論の深化が目的であったわけですから、なおさらその印象が強いですね。

■「目的を持って臨む」ということが大切。

ディベートだけではありませんが、今回、孫さんは「これだけは成し遂げたい」という明確な目的を持っていたと思います。「政商」発言の撤回や、「自由に発言する」権利の主張です。一方、堀さんの「目的」が希薄に感じました。孫さんのことを「政商」とまで非難して、何を成し遂げたかったのか。実は個人的な環境や、経験が背景にあることが分かりましたが、その「目的」の設定の弱さが、主張の弱さにつながった気がします。

■ディベートのなかで、「質問」は切り札になりえる。
堀さんが一瞬、孫さんを追いこめたのは「質問」のタイミングであったかと、思います。ですが、これも繰り返すと逆効果。「ここぞ」という時に、自分の主張の軸となる決定的な事柄について「質問」の形式で相手や聴衆に投げかけるのは、効果的な手法と感じました。

■言葉をかぶせて主張を通すのは逆効果の場合も多い。
相手が言い終わらないうちから、自分の主張をかぶせていく。いわゆる「声の大きい方が勝つ」という感じの議論は、意外に勝った感じになっている方の印象の方が悪くなってしまうと思いました。自分も相手にかぶせて、相手より大きな声で主張しがちなので、反省です。ですがこれも、「ここぞ」というときは、思い切って感情をぶつけていくことが必要とも感じました。
プレゼンの中での、声の抑揚、語気の強弱というのは心を動かすテクニックとして重要です。

■「言いよどみ」や「うろ覚え」は主張を弱める。
当たり前ですが、やはり事前準備が大切ということだと思います。資料を含め、どれだけの時間をかけて内容を頭に入れているか。伝えたいことは何か。今回、準備にかけた時間の差は歴然だったと思います。




以上がプレゼンやディベートのテクニックとして、学んだ点です。

いちばん残念だったのは、ことの発端となった「政商」発言について、孫さんがしびれを切らせて何度か前ふりしたときに、堀さんが「苦笑い」だったことです。

堀さんは、プレゼンの中でも一切「政商発言」について触れませんでしたが、この言葉について説明せずに逃げ切れると思っていたのでしょうか? 「今日は1回も言ってない」という発言もありましたが、失言だったと思っていて、今日は触れずに行くのが得策と考えたのでしょうか。孫さんから言わされる前に、ご自身の主張として「政商発言」についてしっかり主張があれば、全体の流れも変わったかと思います。

絶対に逃げ切れない問題からは、逃げない。という態度がいちばん大切だったと思います。組織を率いるリーダーならなおさらのことですね。その点がいちばん勉強になったポイントです。

一方、堀さんの今回の行動に価値があったのは、ソフトバンク側から「40年間ソフトバンクへの利益配当なし」という約束を取り付けた点だと思います。これは、一定の抑止効果があるでしょう。(資料には「検討の方向性」と言葉にごして書いてありますが・・・)

無配当



喧嘩の売り方、買い方について、考えさせられた週末でした。

積み残した案件として大きいのは・・・
■「放射線の健康被害」として正しい情報は何か? 正解はあるのか?
という問題です。ここは、決定的に主張が分かれていました。
これは、たぶん正解はないですし、検証に何十年もかかる問題で、かつ、とり返しがつかないので、国際世論に合わせながら、安全策でいくということがアウトラインと思いますが、堀さんほどの方が「今回の事故で死者はゼロ」とおっしゃるのであれば、きっちりと論拠を固めて、オープンに主張し続けていただきたいと思います。私も事実を知りたいです。


まあでも、最終的には、「笑顔で握手」で終れたのでよかった・・・のですよね・・・。
しかし、グロービス関係者は、心おだやかではないでしょうね・・・。↓
sonhori.jpg


今週は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

松崎哲也

[ 2011/08/07 19:34 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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