SLツーシン

いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

次世代マーケティングプラットフォーム

今週は読むべき本がたまってしまって、アップアップしながら、何冊かナナメ読みをしたのですが、その中のひとつ、「次世代マーケティングプラットフォーム」(湯川鶴章 著)という本が非常に面白かった。これは、しっかり読みました。



ちょうど、会社で広告出稿の成果報告を受けているときに、グーグルの「アドワーズ」よりも「アドセンス」の獲得効率の方が高くなっている、ということを聞いてから、次世代のマーケティングは「単なる検索」のレベルから、本当の「行動ターゲティング」へと移り始めているのかも知れない、と思ったことが影響しているのかもしれません。


僕は本を読むときには、赤線を引いたり、しるしをつけたりすることはしないのですが、この本はしるしをつけたい個所が満載で、付箋を貼りながら読んだら、付箋が30枚くらいになりました。

それくらい、これからのWeb環境を取り巻く世界を想像するなかで示唆に富んだ内容でした。(まだ、完全には理解できていないけれど)

当初は「グーグルVS電通」という書名で執筆しようとされていた本書。
取材を進めていく中で、「そういうレベルの話ではない」と気づき、「次世代マーケティングプラットフォーム」とタイトルを変えたそうです。


未来を想像するためには、「まず、究極の未来の方向性を想像する。
そして、その方向性に向けて、技術やサービスがどの地点まで来ているのか、現在地を確認する。究極の未来と現在地がわかれば、その中間点に位置するのが近未来である」と冒頭にあります。
「広告やマーケティングの究極の姿がどこにあるのか?」という想像はそんなに難しいことではない、と著者は述べています。

取材の中で電通社員にヒアリングしたときのことを書いている部分があるのですが、
「テレビCMが崩壊することであろうということを理解していない人間など(電通のなかに)一人もいません。問題はいつ崩壊するかなんです。その時期に対する認識の違いが、今後の戦略に対する意見の違いになっているんです」
という部分がありました。

確かに、究極の未来図は業界の人間にはほぼ見えているのかもしれません。
それがどれくらいのスピードでやってくるか?という認識の違いだけなんだなと思いました。


著者が「究極の未来」のわかりやすい例として、何度も挙げているのが「21世紀の三河屋さん」という例えです。
そうです、あの「サザエさん」の御用聞きの「三河屋さん」です。

インターネットを通じた「三河屋さん」になるにはどうすればいいのか?

サザエさんが「醤油」と検索したから、「あ、醤油が切れたのかな」と気づいているのでは遅い。
サザエさんが世間話で「この頃うちの父さんの血圧が高くてねー」という声を聞きつけて、すっと「減塩醤油」差し出すようにならないといけない。

そのためには、1社が入手した顧客行動の情報だけでなく、複数の会社が手に入れた顧客の行動情報をシェアして、作り上げる「次世代マーケティングプラットフォーム」が効力を発揮する、というのが全体の論調です。

複数の会社というのは、ネット企業だけでなく、リアル企業のデータも含まれます。
ネット上の「閲覧サイト」「発言内容」「購買商品」「メールの内容」といった履歴によるターゲティングだけなく、「リアルの場」での行動データも融合されて蓄積される必要があるということです。

たとえば、グーグルとアマゾンとセブンイレブンと西友と伊勢丹とフジテレビとVISAカードが、顧客情報を開示し合ってそれぞれのマーケティング活動に利用したとしたら、どんなビジネスが可能になるだろうか?
そんなことを考えました。

あなたは「究極の未来」が想像できますか?

そういうことを想像した上での「次世代マーケティングプラットフォーム」が台頭してくるという内容です。

今、その位置に一番ちかいのが「オムニチュア」「セールスフォース」「ダブルクリック」の3社だそうです。「オムニチュア」は私たちも採用している「サイトカタリスト」というWeb解析ツールを販売している会社ですね。
この会社が展開する「ジェネシス」というシステムはすでに160社の顧客の行動データを統合してマーケティングができる基盤として運用されているそうです。
(日本での展開も10月より開始しているとのこと)



さあ、そうなったときに、必要なのは何でしょうか?

「信頼」「パーミッション」「プライバシー」「オープン化」あたりがキーワードとして挙がっていました。みなさんはどのような「究極の姿」を想像しますか?

そして今、その山の何合目をどれくらいのスピードで上っているのでしょうか?

いやあ、楽しいですね。こういうことを考えるのは。
(ちょっと難しすぎましたかね?)

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
(2008/09/27)
湯川 鶴章

商品詳細を見る



PS
今週末はちょっと寒かったせいか、それともアレルギーのせいか、
咳がでるので、泳ぎに行くのをやめました。
でも、1回でも抜けると次も続けられるのか?という恐怖感がでますね。
「継続は力なり」ということの重みを感じています。
[ 2008/11/10 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

最新記事
プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

FC2カウンター
全記事表示リンク


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。