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再び「オバマ現象のカラクリ」

3月16日のエントリーで「読み始めた」と書いていた、
「オバマ現象のカラクリ」 共感の戦略コミュニケーション
ですが、なんと、同日にの著者の田中慎一さんのブログ「戦略コミュニケーション」で紹介していただきました。

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非常にうれしいです。

そのお礼返しというわけでもないのですが、もう一度よんでみてのメモをアップさせていただきます。

ちょうど、仕事でオバマ大統領の選挙戦における、PR戦略を自分たちのマーケティング活動に生かせないか?というテーマを追いかけていたこともあるのですが、そのことを差し引いても、今のPR戦略、ネット戦略を考える上で、この数か月読んだ本のなかで、もっとも気付きの多い本でした。2度目に読んだ時には、本文中に赤線を引きながら読んだのですが、結果的に赤線だらけになってしまいました。
オバマ現象のカラクリ 共感の戦略コミュニケーション(アスキー新書)

印象に残った、そのポイントを。

■「対立」ではなく、「共感」をコンセプトに情報を発信

■まず「感謝」することで、聴衆に「貸し」をつくる

■聴衆が持っているさまざまな持味を活かしながら、「第三の風味」をつくり出し、人々の意識をつなぐ。これは、欧米では珍しいスタイルで、日本的風土になじむアプローチ。

■「好き」「嫌い」を探るパルス・ライン分析→フォーカスグループセッションによる潜在意識調査を多用。選挙戦を通じて製作されたCMは400本以上に上るが、実際に使われたのは180本に過ぎない。

■また、この分析で、マケインと行った2回の討論会の分析から、高感度が下がる行動を発見。それは、マケインと口論しているシーン、批判しているシーン。それを3回目の討論会に活かした。

■コミュニケーションで成功する要諦は、有権者に「気づきを与える」こと。すでに意識していることをいくら調べても、効果的なメッセージは作り出せない。

■メッセージが決まったら、さまざまな事象をそれによって、意味づけることが重要。

■意味づけは早い者勝ち。有権者が共感できる意味づけの「土俵」づくりで勝負が決まる。

■有権者が潜在的に意識していたことを代弁して見せることで、世論の意識を一気に自分の土俵にひきつける。


■オバマ戦略の3つのしかけ


1.弱みを強みに変える土俵設定
  時代意識の共有(CHANGE)
  希望の呼びかけ(Audacity of Hope)
  アメリカ人の原点回帰( United States of America, Yes,we can)

2.参画意識の醸成と支持者の囲い込み
  パーソナライゼーションによるリアリティ
  草の根(Grass Roots)運動
  集金システム自体をメッセージ化
  携帯アプリで囲い込み。最新情報で、特別な存在になった気分を味あわせる。

3.コミュニケーション・レバレッジを効かせる
  第三者が間接的に伝えることで、メッセージ性が飛躍的に高まる。
  インフルエンサーにはお金は通じない。「共感」のみ。
  配管工やオバマガールといった一般人もインフルエンサーに
  共感コミュニケーションは時間がかかる(オバマの例で4年)



■「チーム・オバマ」3つの特徴

1.空前の巨大組織
  有給スタッフ4000人、ボランティア100万人以上
  ただし、戦略プランを考えるプロ集団はたった9人
  スピーチライター、 ポールスター(世論調査員)、マスコミ戦略家、インターネット戦略家、学者、WEBクリエイター、インテリジェンスエキスパート(情報分析のプロ)弁護士、CRM専門家、データベース管理専門家

2.まれにみるチームスピリット
  なぜか、優秀な人ほど「彼を助けたい」と思わせるオバマの人柄、才能


3.インターネットを利用した組織作り
  内外の垣根を超えた支持者の動き(ネットコミュニティなど)
  メールアドレスを1300万件、SNSに700万人のサポーター
  コア集団を「インフルエンサー」として育成
  深くコミットしてきた200万人のプロファイルを作成
  公式サイトとSMO(Social Media Optimaization)
  OMAMAmobileのテキストメール受信者は100万人
  支持の可視化により、支持の量と質が圧倒的なように感じられる



■コミュニケーションを最大化するための5つのプロセス

1.目的意識を持つ
2.相手を見極める
3.メッセージを構築する
4.タイミングを図る
5.伝える工夫をする





■ブランディング(企業が消費者の意識に色を塗る)から、レピュテーション(世間から色を塗られてしまう)へ。

■ソート(Thought)リーダーシップ コミュニケーション。企業が持っている知見を社会的な課題解決に利用する。CSRとの違いはお金ではなく、知見の提供が基本であること。

■戦略コミュニケーションとは、時間がかかるひとの意識の変化に対して、コミュニケーションのパワーを最大化するノウハウのこと。人が動かなければ、戦略は実現しない。




この、「戦略コミュニケーション」の発想は、企業の戦略だけでなく、個人のリーダーシップ発揮にも活用できる点が多いと思いました。

以下に田中さんのブログにリンクされていた、セミナー資料もリンクしておきます。
また、こちらのデータも合わせて読むと理解が深まります。
↓↓↓

[ 2009/04/06 00:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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