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藤原和博 つなげる力で日本を解放せよ

藤原和博さんの講演を聞くチャンスがありました。

私は、藤原和博さんのファンです。
昨年10月のエントリーでも著書の「つなげる力」について書きました。↓↓
http://sltuusin.blog49.fc2.com/blog-date-200810.html#entry9

つなげる力

生(なま)藤原さんにお会いするのは、これで5回目です。
それくらいの、藤原和博ファン。(笑)

ビジネスマンとして、あこがれるのは藤原さんのような有言実行、率先垂範ができる人です。

まず、その生きるパワーというか、みなぎるエナジーに圧倒されます。
今回のような何百人入るようなホールでの講演でもそうです。

「声」「身振り」「表情」「話術」
何回聞いても、オチがわかっても引き込まれる。
そんな人間力に少しでもあやかりたいと、チャンスがあればいつも楽しみに参加させてもらっています。

さて、今回の講演の内容(後ろにメモを載せときます)は、藤原ファンの私にとっては、大きな発見があるものではなかったのですが、最後の質疑応答のところで、藤原さんの回答が一番考えさせられました。




質問者Q>個別化の時代になっているが、全員が一緒の世界に逆戻りすることはあるのか?

藤原さんA>ありえない。戦争や天変地異でも起こらない限り逆戻りすることはない。

今、高度消費社会が終わりを告げようとしている。次に来る資本主義は、それぞれ一人一人に光を当てたものになる。

一人ひとりの時代は怖い時代。

父母のように(受験や就職を)やっても、同じような暮らしはできない。

それに、今の子供たちは気付いている。

幸せの一般解がなくなっている。

それぞれの幸福論で生きていかなくてはならない。

それが描けない人は、幸せになれない。

これからの時代には幸福の一般解はない。


だから怖い時代。
諸外国は成熟社会になって、(恐怖感を)何で引きとめたかというと、それは宗教。

日本だけがそれなしに、成熟社会を迎えた。

日本は壮大な実験。宗教なしにここまで来ている。

代用しているのはテレビと携帯。
何となくつながっている雰囲気をつくっている。

宗教=レリジョン=レリジオ=つながる というのが原語の意味。




子どもの世代に「それぞれの幸福論」を考えることができるようになれる力をつけさせるための教育とはなにか? 自分の子供に何を学ばせればいいのか?

まだ、「幸福の一般論」に間に合った世代としては、何を基軸にしていいのか。
30歳前後のころ、老荘思想に答えを求めようとしたのは、まさにそういう疑問からでした。
いまだ、解は見つかっていません。ただ、生きながらえているのみです。




講演の最後に、藤原さんの新刊本にサインをしてもらいました。
ホールじゅうに響き渡るような大声で「がんばって!」と声をかけてもらいました。
いつも、藤原さんには勇気と活力をもらいます。




以下、講義メモです。

20090415 つなげる力で日本を解放せよ

藤原和博
杉並区立和田中学校・前校長
大阪府知事特別顧問

つなげる力=情報編集力

今日は、教育とビジネスをつなげる話。

教育で足らないものは、ビジネス界で足らないもの。

それはコミュニケーション力。

正解がわかったら手を挙げる方式だと、だれも挙げられない。
それぞれが知っていること思いついたことを言ってみる。


子どもたちがなぜ、コミュニケーション力をなくしていくのか。
理由は二つある。

1)超便利社会
2)正解主義


子どもがコンビニでジャンプを立ち読みして、コーラを買って帰る。
その間に一切しゃべる必要がない。
人間の外側の環境にチップが埋め込まれて、しゃべるようになると、
自分でしゃべる必要がなくなってしまう。自動的に生きられる時代。

そういう世の中になっている。

環境が子どもの意思を確認してくる。
親が様子をうかがってくる。

超便利社会は子どもたちを黙らせる。
決してそれが「悪いこと」ではない。でも、そういうものだ。


学校は正解を教えないといけない。
これはしょうがない。

先生も積極的な質問も受け付けなくなる。
これは学校や先生が悪いのではなく、社会が悪い。
正解が教えられなくなるので。


就職にも正解があると思ってしまう。
会社も自分も変化する。
ギリギリのベクトル合わせをしていくのが仕事。

正解主義から修正主義へ。
納得できる解を追及することが大切。
常に違うベクトルが少しずつ、方向を合わせていくのが大切。


「よのなか科」(VTRで授業の様子を見る)

親子で学ぶ。
ロールプレイする。
ということが特徴。

見学者も必ず参加する。
子どもは大人が学ぶ姿から、学んでいく


「腑に落ちる授業」それがいい授業
1回の授業に何回、腑に落ちることを作り出せるか。


「よのなか科」というのは、子どもたちが、よのなかに戻って、世の中すべてが授業になるということを知ってもらうための授業。

これからの時代に必要になる力

20世紀の成長社会では情報処理能力が必要だった。
みんな一緒
正解を求める。(TIMSS型学力 IEA主催)
ジグソーパズル型

21世紀の成熟社会で求められるのは、情報編集力(=つなげる力)。
それぞれ一人
納得解を考える。(PISA型学力 OECD主催)
レゴブロック型

ジグソーパズルは
図柄をクリエイトできない
途中で変更できない


自己紹介のワークショップ
(自分プレゼン術)
①キャッチフレーズ型
②プラスモード
③マイナスモード
④Q&A型

出会った瞬間に人間は敵味方を考える。
その時に回路が開いてないと、何を聞いてもらえない。

少しでも笑いがあるといい。
相手の頭の中にあるコマを使って、笑いを取る

コミュニケーションにはリスクもある。
リスクがないとリターンもない。


隣り合った2人で共通点を探す問いかけ。
2分間で何か所、おなじ点を見つけられるか。

今の子供も、大人も聞くのが下手になっている。
質問をしなくなっている。

仕事やプロジェクトを進行するうえでも、同じ点が見つかれば、実現する力が高まる。
共感が味方を増やす。
つなげる力は、夢をかなえる力でもある。


大阪で何をつなげたか?

1)地域の教育資源
2)塾と学校
3)携帯×授業

小中での携帯は絶対禁止だが、高校生になったら、積極的に授業に利用すべきではないか。

5月15日に高校で携帯と授業をつなげるトライアル
携帯をPDA端末として利用する。
携帯で打った文字が黒板の横に表示される。
ネットワーク型授業。


つなげる力があったら、どれだけ人生が豊かになるか?

藤原さんが考えたオリジナルの時計。二十万円前後の価格。
ネット上で50個は2週間で売り切れた。

世の中は不況ではない。お金が動いていないだけ。

例えば、フランクミューラーの二百万円の時計。ムーブメントが工場卸でいくらくらいか。

答え4000円くらい。2500円という噂もある。

ムーブメントは生産体制が決まってしまっている。生産体制も究極の体制にまで行ってしまっている。外側(躯体)を含めても二万円くらいでできる。


ブランド品は100倍で売っているビジネス。それだけの付加価値をつけている。

セイコーの普及品でも1ロットあたり、300個を超える生産数のものはない。
時計は個別生産の時代になっている。いずれさまざまな商品がこのような個別生産になっていくのではないか。


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以下Q&A

Q>個別化の時代になっているが、全員が一緒の世界に逆戻りすることはあるのか?

A>ありえない。戦争や天変地異でも起こらない限り逆戻りすることはない。

高度消費社会が終わる。次に来る資本主義は、それぞれ一人一人に光を当てたものになる。

なぜ、携帯が流行るのか。

携帯やレンジ、コンビニというのが家族を分断した。

一人ひとりの時代は怖い時代。

父母のようにやっても、同じような暮らしはできない。
それに、今の子供たちは気付いている。
幸せの一般解がなくなっている。

それぞれの幸福論で生きていかなくてはならない。
それが描けない人は、幸せになれない。

これからの時代には幸福の一般解はない。

怖い時代。諸外国は成熟社会になって、何で引きとめたかというと、
それは宗教。

日本だけがそれなしに、成熟社会を迎えた。

日本は壮大な実験。宗教なしにここまで来ている。

代用しているのはテレビと携帯。
何となくつながっている雰囲気をつくっている。

宗教=レリジョン=レリジオ=つながる



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Q>情報編集力を磨くためにはどうすればいい?


A>名刺を出さないで、自分をどのように位置づけられるかと徹底してやるべき。

地域の学校を訪ねるのがいい。

和田中の地域本部のような組織を、文科省が増やしていっている。
1年で1800個所くらい。
先生以外の大人を連れてくる。先生以外のオトナモデルを見せる。

部活応援、勉強、図書館。ボランティアとして参加できる。
そういう時にどういう自己紹介をするか。
名刺を出せない。
地域では名刺を出すのは、非常に下品な行為。
どう、自分を説明できるか。

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Q>4歳の男の子に「情報編集力」をつけさせるにはどうすればいいか?

A>遊ばせること以外ない。
子どもを自然に遊ばせることが難しい。
みんな家でも、講演でもDSを並んでやっている。

遊びは状況が変わる。ルールも変わる。
変化の中で、納得できる解を出せる少年が大将になる。

地域社会というなかで、例外がたくさんあったから、
情報編集力が鍛えられた。

今の子は、本当に難しい。

異なる集団と交わらせて、あらゆる意味でロールプレイ(ごっこ遊び)をさせる。
異なる年齢を交えて。複眼思考を学ぶ。

小学校6年生から中学生になったら、一人旅がいい。

群れさせたらいけない。
群れるときは異なる世代とまぜる。

ただ、小学校3年4年は情報処理能力のオニくらいにさせた方がいい。
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Q>これからの学校は情報編集力を教えられるのか?

A>先生は正解を教えるプロであってほしい。
それプラス、情報編集能力を教えられるのは10人に一人。

正解がない授業というのは先生もつらい。

能力のある先生に、ソトの人と組んで授業をすればいい。
先生が答えを知らなくていい。
ナビゲーター、ファシリテーターとしてやってほしい。

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[ 2009/04/15 00:00 ] 講演会 | TB(0) | CM(0)
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松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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