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いつもSmileでいたいと願うLeaderの、日々の気付きをとりとめもなく書き留めたブログです。

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「応援したくなる企業」の時代

「応援したくなる企業」の時代 マーケティングが通じなくなった生活者とどうつき合うか (アスキー新書)
博報堂ブランドデザイン
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 13705



これまでセオリーとして学んできた「マーケティング」や「仕事の基本動作」、「判断基準」。そういったものを駆使すればするほど、「モノが売れない」という状況を作り出してしまっているのではないか。
この本を読んで、そんな現実を突きつけられて、かなりショックを受けました。全く否定できないからです。

みなさんも毎日の仕事でこんなことを考えていると思います。

■ターゲットをセグメントし、攻略し、落とす。

■差別化のポイントを過去事例から探る。

■ニーズ調査を徹底し、それに応えていく。

■数字で合理的に判断。勘を排除。

■アウトプットを決めてから仕事に取り掛かる。


↑これらはすべて、間違い。不見識。
逆に損失を招いている。

というのが、この本の趣旨です。(乱暴に書いてますが)

コトラー先生のいう「マーケティング3.0」の整理の仕方に近いのですが、「正」(1.0)→「反」(2.0)を超えて、「合」(3.0)
の概念を導入しないといけないというまとめ方です。


乱暴に言うと、
・ルールなしにやりたいことをやるのが1.0
・それを「マーケティング」という概念で整理したのが2.0
・それを超えて、リフレーミング、イノベーションを起こすのが3.0
そうなります。

3.0的な発想をするためには、そもそもの前提を疑ってかかる、「不可思議前提」という視点が必要。

以下にこの本の「正」「反」「合」のまとめを整理します。


「正」(1.0)     「反」(2.0)      「合」(3.0)

送り手発想 ←→ 受け手発想 ]→ コミュニティ発想
※企業と消費者は対立概念なのか?

パイ発想 ←→ シェア発想 ]→ 新市場創造型発想
※競合商品と差別化すれば売れるのか?  (越境力)

機能価値 ←→ 情緒価値 ]→ 思想価値
※ニーズをつかめれば売れるのか?  (スピリッツ力)

定量データ重視 ←→ 定性データ重視 ]→ 非言語データ重視
※数字こそが合理的なのか?          (無意識力)

積み上げ重視 ←→ アウトプット重視 ]→ プロトタイプ発想
※プロセスはあらかじめ決めておくものか? (フレキシブル力)

トップダウン組織 ←→ ボトムアップ組織 ]→ 共創型組織
※組織系統には上下があって当たり前?  (共創力)

会社人間 ←→ 家庭人間 ]→ 公私混同タイプ

※仕事とプライベートは分けるべき?





最後のまとめでは

企業の存在意義は人々や社会になんらかの「しあわせ」を生みだすためにある。


と定義したうえで、以下のように書かれています。

ブランドをつくる行為とは「らしさ」をつくる行為そのもの。「志」を明確にし、ほかにはない「しあわせに関する理念と哲学」をはっきりと持ち、「らしさ」(ブランド)を追求し続ける行為。これこそが次世代のブランディングの在り方。



↑このまとめに深く共感しました。実現は難しいですがここへ向かって突き進みたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
松崎哲也




[ 2011/09/12 00:43 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

柳井正の希望を持とう

柳井正の希望を持とう (朝日新書)
柳井 正
朝日新聞出版
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尊敬する経営者のひとり、柳井正さんの新刊を読みました。
タイトルからわかるとおり、日本で働くすべてのビジネスパーソンへ向けた提言の書です。

ご自身の体験をベースに、「若手」「中堅」「上司・マネージャー」「経営者」というそれぞれの立場ごとに、熱いメッセージと叱咤激励がちりばめられています。
とくに、「経営者」向けのメッセージが明確に記されていたのが、過去の書籍と比べても特徴的なのではないでしょうか。

わたしも柳井さんの読書スタイルと同様に、赤線を引きながら「対話」しながら読み進めました。

以下、何度か繰り返し「対話」を行ったポイントの抜き書きです。

ローカライズよりも、世界で売れる商品力
グローバル展開の秘訣は、特定の国の市場を意識したデザインや機能の商品は作らないこと。小手先のローカライズなどやっても無駄だと体験したからだ。


当社は変革を繰り返しながら、世界に通用する日本のDNAを生かして、グローバルに戦っていく。欧米流の経営をいくら上手にまねても、本家本元の欧米企業に勝てるわけはないからだ。


今の日本には、誇大妄想とも言えるくらいのスケールの大きな夢が必要だ。ひょっとしたら自分にはできるんじゃないかと思いこむところから夢は始まる。何も考えずに、日々を安穏に暮している人にはチャンスもやってこない。


私が強調したいのは「失敗の認識を持ちながら、自分の仕事を点検しろ」ということだ。「ひょっとしたら自分の仕事は失敗の範疇に属するのではないか、今やっていることよりも、さらにいい方法があるのではないか」自分自身にそう問いかけながら仕事をしてほしい。


ダメ上司の典型は「ほめもせず、叱りもせず」という人だ。
淡々として部下の報告を聞き、一見、優しそうな上司は何の役にも立たない。管理職、上司は部下の身になって、叱ったりほめたりするものなのだ。何もせずに「わかった」というだけの人間ならいらない。物分かりのいい管理職はダメ。人を引っ張る立場には向かない。


オレが気に入るような仕事はしなくていい。お客様の方を向いて、お客様のために仕事をしろ」それが結局、会社のためになるし、儲けることにつながる。


役に立たないのは「評論家上司」と「友だち上司」だ。


経営者は、何が何でも結果を出す。・・・ではまず何を意識改革するべきか。それは、今一度「経営とは実行である」という真理を肝に銘じることだ。評論は経営者の仕事ではない。経営とは不断の実行そのものである。


もっとも大事なことは、「問題を自ら発見していく」ことだ。それがサラリーマンと経営者の違いだと僕は思っている。


マンネリの恐ろしさを知る。マンネリに陥ると、たちまち商品が売れなくなる。たとえば、近年、書籍、雑誌の売上が落ちて「売れない」「売れない」という合唱が聞こえてくる。売れない要因はさまざま考えられるけれど、ひとつには大多数の書店の陳列がマンネリ化していることもあるのではないだろうか。・・・お客様が足を運ぶのは商品を買うだけではなく、何か楽しさを感じたいのだ。本に出会う楽しみを演出するような、何かしらの工夫をしなければお客様のニーズに応えられない。



柳井さんは真剣に日本の将来、日本の企業やそこで働くビジネスパーソンの未来を考えてくれているのだという志が強く伝わってきました。

柳井さんはとても厳しい方です。ですが、ご自身に対してがいちばん厳しい方なのだと思います。

その源泉は「劣等心の処理」からくる「反発心」、そして「正義感」であることも、この本を読んでよくわかりました。

私も「仏」と「鬼」のふたつの顔を持って、部下の心のスイッチを入れて、部署のなかで力が発揮できるようにする、柳井さんから合格点がもらえるようなリーダーになりたいと思いました。

ありがとうございました。

松崎哲也


[ 2011/07/11 00:07 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術
高橋 政史
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング: 42


Amazonの本の紹介欄にあった以下のセールストークに釣られて、ポチってしまいました。(笑)

1日かかっていた書類づくりが30分に。
移動中の時間だけでパワーポイントが完成し、言いたいことが伝わるプレゼンが可能に。
ダラダラ会議がスマートで実りのあるもの変化。
さらには本が1冊15分で読めるようになり、内容も忘れない。
インプット・アウトプットの効率が劇的に向上。


タイトルからは「ノート術」「整理術」のような印象を受けますが、実際は非常に実践的な「仕事効率化」のスキル本です。

何事も素直に受け止める私(笑)は、早速、『電車のなどの隙間時間でプレゼン資料が完成する「16分割メモ」』を実践してみました。著者のやり方に加えて、付箋に記入して順序を入れ替えられるという応用スタイルを発見し、とあるプレゼンのプロットを完成させました。
確かに時間は短縮できて、頭からラストまでのストーリーは俯瞰しやすくなったと思います。ただ、電車のなかではさすがにできなくて、デスクで1時間くらいかけて行いましたが・・・。

そのほかにも、色々な効率化ツール、手法がたくさん紹介されています。

■会議時間を半分にする、マッピングコミュニケーション
■言いたいことが誰にでも伝わる、3つの型と1・2・3マップ
■どんな相手でも納得させる、物語プレゼンテーション


↑この3つのメソッドは、次の機会にぜひ、実践してみたいと思います。

「ツール」としては、以下の2つが気に入りました。


マインドマップツール
Xmind
↑無料版でもかなりの充実した機能がある、マインドマップツールです。私も、これまでにいろいろと試してみましたが、これは知りませんでした。さっそく使ってみたところ、「フィッシュボーン」や「ツリー構造」など、多様な思考整理のツールとしても活躍してくれそうです。こういうのを探していました。


報告書をA3一枚にまとめる
トヨタのA3
紙1枚の中に「背景」「現状」「ゴール」「課題」「解決策」「計画」の6つの要素を盛り込み、短時間で一貫した説明ができるようにするためのツールです。

詳しくはこちらのページに解説がありました。↓
http://jikan.livedoor.biz/archives/51635960.html
イメージを転用させていただきます。
A3

いわゆる「エレベーター・トーク」というようなことを、考える時に使えるツールですよね。



仕事効率化への取り組みのポイントは、
とりあえずやってみる。
ということだと思います。

時間が半分にならなくても、1割削減されただけでもすごいじゃないですか。
電車のなかでは無理でも、会議の間の隙間時間でできたら、すばらしいじゃないですか。
「けっ!騙された」と思っても、自分に合った仕事のスタイルがはっきりするじゃないですか。


そう思いますし、自分は「とりあえずやってみる」人でありたいと思います。

松崎哲也

ここまで読んでくれた方は拍手をポチっとお願いします。(^^)↓
[ 2011/06/05 11:52 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)
日垣 隆
大和書房
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ちょっと今週は週末忙しく、軽めの本で・・・

どんな仕事にも「成果をあげるための方法」がある。
ゼロからスタートして試行錯誤して、やり方を見つけようとしている人は「仕事熱心」ではあるが、成果を出せる人ではないかもしれない。すでにあるパターンを盗んで、組み合わせて、ラクに効率よく成果を出そうよ。
そんな提案から始まる、日垣隆さんのベストセラーです。

見開きごとに1テーマずつ、タイトルとポイントが書かれているので、細切れ時間に読みやすく、逆説的なアプローチは「はっ」と気づかされることが多いので、トイレの中に置いておいてつまみ読みするというようなスタイルが良いのではないでしょうか。実際私はそうしています。(笑)

この本の要点は、すべて目次に書いてあります。
なので、ある意味、目次がすべてとも言えます。

目次データは公開されていますので、著者の公式サイトから引用させていただきます。

私が目からウロコ、逆説的に思ってたと感じたページは太文字にしておきました。
(その通り!共感します!と思ったものはノーマークです。)


目 次

はじめに

 第1章 基本編

 1 ラクをして成果を上げるのが基本中の基本 
 2 ゴールを必ずイメージしてから仕事に取りかかる
 3 自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する
 4 お金で自分の時間は買えない。他人の時間なら買える
 5 「ぜひ続編を」に即対応できるよう、素材は使い切らない
 6 外部の人に自分の仕事のおもしろさが伝わらなければ、それはつまらない証拠
 7 よくわからなかったら現場に行って考える
 8 気になったら、まず買う
 9 自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
10 全体像と個別の処方箋を混同しない

 第2章 インプット編

 11 「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する
 12 情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
 13 立ち読みは書店でなく家の中でする
 14 若いうちはテーマなしで一日一冊、四〇代は一日で五冊
 15 興味がわいたことは講演やセミナーに出て、全体像と情報源を一気に押さえる
 16 書棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる
 17 ブログを世界中の井戸端会議における、「立ち聞き」として活用する
 18 ウソには必ず理由や背景がある。それを探るとインプットが効率的になる
 19 発行部数数千部のメルマガや専門誌や白書類にたくさん目を通す
 20 図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

 第3章 ネットワーク編

 21 いざという集まりには万難を排して参加する
 22 アイデアは他人の頭で揉んでもらう
 23 メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する
 24 会いたい人にはできるだけ向こうから望んで会ってもらうように仕向ける
 25 お願いした場合は「いつでも」と言う
 26 予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする
 27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
 28 期待値を下げる
 29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る
 30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

 第4章 撃退編
 31 締切日に納品しても、返信がないような会社とは仕事をしない
 32 依頼には即決で答える
 33 愉しめない喧嘩は避ける
 34 自爆しない
 35 NGな人には説明しない。NGな人とはモメない
 36 クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、無駄(九割)に分かれる
 37 できるだけ葬式には行かない努力を
 38 三日かかることは一日でやる
 39 苦手なこと」は人の手を借りて解決する
 40 NG上司に煩わされない

 第5章 独立編

 41 本当に「良いもの」は自分で売ってみる
 42 出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする
 43 今の仕事を30年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない
 44 自分の仕事が黒字になっていなかったら、絶対に会社を辞めない
 45 商売道具への投資はケチらない
 46 最初から必ず黒字にする
 47 「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
 48 「やりたいこと」を周囲に話しておく
 49 「好き」を安さの言い訳にしない
 50 独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

 第6章 継続編

 51 好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
 52 「なるほど」と思ったことは、二四時間以内に「やる」メドをつける
 53 過去を振り返らない
 54 「何をしないか」を明確にしてゆく
 55 常に確率を意識する
 56 一発屋でなく、人気(売り上げ)×継続の面積を広げていく
 57 貯金しなくても良いようなキャッシュフローを、常態化する
 58 問題を見つけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく
 59 継続させる小さな工夫を
 60 自由に生きるために健康を維持する

 第7章 組織編

 60 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
 62 会議や集会は、参加者全員が「待ち遠しい」仕掛けをつくる
 63 自分の「忘れグセ」を前提に、「忘れても、できる」仕組みをつくる
 64 共有する言葉の定義を明確にしないと、誤解が量産される
 65 コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道
 66 どれくらい時間がかかるかは先に訊く。ギャラも先に決めておく
 67 インセンティブを高める工夫だけで、成果が上がる場合は予想外に多い
 68 毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする
 69 「約束の優先順位」を見直すクセをもつ
 70 休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる

 第8章 時間編

 71 会議は一企画につき二度だけで終える
 72 決裁は火曜日の午前一〇時半から、と決めておく
 73 探し物は一ヵ月で合計一時間以内に
 74 人を待たせない。待たされても怒らない
 75 「遅刻してしまった!」を先にイメージする
 76 よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない
 77 レファ本の常備は時間を節約する
 78 出欠を迷うイベントには行かない
 79 一万円札と名刺は三ヵ所に入れておく
 80 もう腕時計をしない

 第9章 アウトプット編

 81 ノウハウはどんどん公開する
 82 「好き」をお金にしてゆく
 83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける
 84 アウトプットしないものはインプットしない
 85 数値目標とその根拠を明白にもつ
 86 同じネタで何度も稼がないように自戒する
 87 「新鮮でおもしろいこと」は三〇秒で説明する
 88 毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない
 89 相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる
 90 「必要でないこと」は極力やらない

 第10章 生活技術編

 91 死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる
 92 子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める
 93 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする
 94 加齢とともに遊び時間を増やしてゆく
 95 最悪の事態を想定し、その兆候が出たら動く
 96 よほど親しい人以外にはプレゼントをしない
 97 ドタキャンは月に一度だけ、と決めておく
 98 旅行用の持ち物リストをつくっておく
 99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
100 大切な人は命がけで守る



もう一度言いますが、太文字にしなかった項目が、もともと自分が考えていたことと同意見の部分です。共感ポイントです。
この本の趣旨からいっても、共感しかねるような考え方を受け入れることの方が重要なような気がしたので、あえて、んんん?と思った項目を太字にしてみました。

ぜひ、皆さんもトイレのお供に。(笑)

ここまで読んでくださった方は、ぜひ拍手を!↓

松崎哲也

[ 2011/05/15 18:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか



この数年「エンゲージメント」という言葉を強く意識しています。
「企業」と「生活者」の関係、それをつなぐ「広告」「PR」もしくはそれに代わる企業活動について、非常にわかりやすく現状とこれからの方向性がまとめられている本でしたので、紹介したいと思います。

以下はこの本で引用されている参考文献ですが、どれも私がこの数年で読んできた本ばかりで、このブログでも紹介したものがほとんどです。これらの本で述べられている内容のエッセンスをつなぎ合わせ、整理してくださっているので、改めてよく方向性がわかりました。

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
佐藤可士和のクリエイティブシンキング
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
ツイッターノミクス TwitterNomics
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学


ザックリいうとこの本の論旨は以下の通りです。

■市場の成熟化とインターネットによる情報インフレーションの進行

■広告のアテンション獲得競争の熾烈化

■ソーシャルメディアの浸透により、生活者同士がつながり、誰もが情報を発信するように。

情報の主導権が生活者側に移った。

■生活者の選択基準が「認知」から「共感」へ。

■豊かさを知った生活者は、「自己実現欲求」や、コミュニティの「環境改善」、「正義」や「善」といった欲求をモチベーションとするようになる。

■企業と生活者の関係性、それをつなぐ「広告」のあり方も「共感」「共創」へと変わってきていくべき。

■生活者を巻き込んで、一緒に企業活動を行い、生の対話ができるコミュニケーションを展開し、企業哲学を共有し、その場限りで終わらない関係性「ロングエンゲージメント」が重要。

■広告の次の姿は派手で刺激的な情報のインフレではなく、それとは対極の「人間的」で、「日常的」な関係性を、長い時間をかけて築いていくものではないか。



この論旨の流れを、前述の参考文献などからの引用と、具体的な(広告に代わる)企業活動の事例を基に、非常にわかりやすく解説してくださっています。

このことに非常に深く共感し、実務へと生かしていきたいと思いました。

ただ、古い「広告」のパターンから、なかなか抜け出せないのも事実です。そのブレイクスルーを何とか実行したいと考えています。

松崎哲也



[ 2011/05/08 21:59 ] 書評 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

松崎哲也 (love365)

Author:松崎哲也 (love365)
ベネッセで雑誌とWebのメディアマーケティングを担当する部門のブチョー。ソフトバンク・アカデミア外部1期生(現在参加中)。
「発信内容は個人の意見であり、必ずしも組織の見解と一致しているわけではありません」

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